TVピープル

TVピープル

509円 (税込)

2pt

ある日曜日の夕方、「僕」の部屋にTVピープルたちがテレビを持ち込んできたことで、すべては始まった――表題作「TVピープル」。男にとても犯されやすいという特性を持つ美しい女性建築家の話「加納クレタ」。17日間一睡もできず、さらに目が冴えている女「眠り」。それぞれが謎をかけてくるような、怖くて、奇妙な世界をつくりだす。作家の新しい到達点を示す、魅惑に満ちた6つの短篇を収録。

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TVピープル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「自我とか意識とか」

    80年代末に書かれたダークな短編たち。
    個人的に村上春樹の短編はもう4、5冊目になるけど、本作は全体的にダークな印象。

    後に発表される『ねじまき鳥クロニクル』とか『アフターダーク』とかに続きそうな空気が全面に感じられる。

    村上春樹は自我/自己とか意識/無意識みたいな対比が

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    不思議な短編集。表題のTVピープルが印象に残った。ねじまき鳥クロニクルにもでてくる加納クレタの話もありました。著者の一昔前の作品だが、やはりどれも掴みどころのない内容になっていた。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    登場人物たちは、なぜこんなに理不尽な目に遭わなくてはいけないのか?
    この世界は彼らにしか見えていないのか?
    また、別の話では、何かを象徴している出来事なのか?
    うっすら肌をあわ立てながらも、深掘りし始めると止まらない。
    オノマトペ?でもない?不思議な音がカタカナで表されている。

    【TVピープル】

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    奇妙なお話の短編。
    やっぱり村上春樹は読みやすい。
    スーッと入ってくる。
    奇妙でも。

    「眠り」が一番記憶に残る。
    話の持っていき方が面白いし、世界観の広げ方が共感できる流れで好きだった。
    眠りと死について。
    その関係性について興味を持った。
    村上春樹にしてはファンタジー過ぎない。

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    「TVピープル」はつまらなかったが、「眠り」はとても面白い。時間、女性という性、死、などの要素が複合的に混ざり合っている。

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    村上春樹の短編集の中でもリズミカルな文体で読みやすい。我らの時代のフォークロアー高度資本主義前史ーと眠りがよかった。

    0
    2022年07月15日

    Posted by ブクログ

    ちょっと評価をつけるのが難しいけども、、ノルウェイの森を読み終え、1Q84の途中でのこの本。

    大事な友達が色々と気分が落ち込んでた時に貸してくれた本です。

    分からない短編はほんとに分からなかったですが、読んで良かったです。
    村上春樹さんを全部読んだことがあるわけではないので、一概には言えないけれ

    0
    2022年04月01日

    Posted by ブクログ

    TVピープル
    自分だけが気づいている世界のちょっとした違和感がどんどん増幅して行って、ついには平穏な日常が奪われる。しかし、そのことに気づいた時にはもう遅くて、日常は帰ってこない。なぜならもう駄目だから。
    TVピープルがなんで小さいのか、なんでテレビを運び込むだけなのか、妻はどうしていなくなったのか

    0
    2021年09月08日

    Posted by ブクログ

    どの話もかなり好きだった!
    ちょっとホラー要素のあるものが多くて、村上春樹の中では珍しいなと感じた。

    0
    2021年08月28日

    Posted by ブクログ

    「ゾンビ」と「眠り」に出てくる女性たちの心の動きにひたすら共感しました。もちろん全く同じ出来事ではないけれど、足の裏にじんわり汗をかいて冷たくなっていくあの感覚を、村上春樹さんはこうやって表現するんだと思いました。じっとりと思い起こさせられて背筋がヒンヤリしました。

    0
    2021年02月23日

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