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ある日曜日の夕方、「僕」の部屋にTVピープルたちがテレビを持ち込んできたことで、すべては始まった――表題作「TVピープル」。男にとても犯されやすいという特性を持つ美しい女性建築家の話「加納クレタ」。17日間一睡もできず、さらに目が冴えている女「眠り」。それぞれが謎をかけてくるような、怖くて、奇妙な世界をつくりだす。作家の新しい到達点を示す、魅惑に満ちた6つの短篇を収録。
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Posted by ブクログ
この本は村上春樹の短編集です。 どの作品もリズム感があり、独特の文体で、村上春樹らしい本だなと感じました。 とても好きな本ですね。
TVピープルは人間のようで縮尺が少し小さい 何かのメタファーっぽい。僕と妻の関係性の終わりを告げに来た
加納姉妹の話大好き! 眠れない女性の車のシーンずっと覚えてる。アンナカレーニナ読もうかな,とあれからずっと思ってる
社会でうまくやってるように見えるけど、実際のところ社会からの孤絶を感じてるような人たちの話がつまった短編集。 「眠り」が一番そのテーマ性を感じたけど、一番ページ数が短いながらも話としての構造が面白い「ゾンビ」が個人的にお気に入り
再読。6作からなる短編集。収録されているそれぞれの作品が何らかのキーワード(飛行機、涙、ほくろ等々)で繋がっているように感じられて興味深い。「我らの時代のフォークロア」は自分に置き換えて考えてしまうことが多く、今回も心に刺さる。「眠り」の「眠りこそがそのような傾向のかたよりを中和する」という表現が心に残る。
面白かった。エンタメ系となにが違うんだろう。こういう本の文章は全部読もう!全部美味しい!って思うのに、エンタメ系は「はい、説明説明。もういいです。」って感じちゃうんだよなー。
夢と現実、意識と肉体の同時存在性を描いた短編集。序盤の章は尺が短く、少し物足りなさを感じていましたが、最終章の『眠り』では一変。日常生活の中でありそうで絶対無いけど、自然と引き込まれる村上春樹ワールド全開の作品でした。特にベッドで眠る私が見知らぬ黒い老人に水をかけられるシーンは圧巻。読んでいて「これが見たかった!」と感じましたし、後の長編『騎士団長殺し』に通じる世界観を思い浮かべました。気付けば、村上春樹作品も間もなく一周。以前読んだ長編も再読すると、今作でのシンパシーのように新たな発見があるかも知れません。
小さな希望を手に入れたと思ったら 両側から壁が迫ってきて逃げ場がなく叫び声を上げるような悪夢 そんな短編が眠り
村上春樹作品は2作目くらいの初心者 なんか、全ての文章に伏線があるように感じるような 文章の裏に隠された意味みたいなものを考えながら 読み進めていた まだまだ読書未熟者の私には何を伝えたいのか理解できない作品もあり 読み終えてから書評をよんでふむふむと納得するものもあった 村上春樹作品をもっとたくさん読んでその文章に慣れてくれば私なりに作品に込められた意味を感じられるようになるのかな
三宅香帆さんが紹介してて読んだ。短編集で、珍しく女性が主役な作品が多く、この時代なのにフェミニズムについて書かれているとのこと。 え、これで終わり?という作品もあったが、「我らの時代のフォークロア」が考えさせられた。優等生の同級生カップル。男性は結婚したいと思っている。女性は彼のことは好きだが高校生の時点で結婚までは処女を貫き通し、将来は歳上と結婚すると決めている。実力があるのに東大でなく女子大に行く。それが女性としての生き方だと。
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