TVピープル

TVピープル

509円 (税込)

2pt

ある日曜日の夕方、「僕」の部屋にTVピープルたちがテレビを持ち込んできたことで、すべては始まった――表題作「TVピープル」。男にとても犯されやすいという特性を持つ美しい女性建築家の話「加納クレタ」。17日間一睡もできず、さらに目が冴えている女「眠り」。それぞれが謎をかけてくるような、怖くて、奇妙な世界をつくりだす。作家の新しい到達点を示す、魅惑に満ちた6つの短篇を収録。

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TVピープル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    加納姉妹の話大好き!
    眠れない女性の車のシーンずっと覚えてる。アンナカレーニナ読もうかな,とあれからずっと思ってる

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    「自我とか意識とか」

    80年代末に書かれたダークな短編たち。
    個人的に村上春樹の短編はもう4、5冊目になるけど、本作は全体的にダークな印象。

    後に発表される『ねじまき鳥クロニクル』とか『アフターダーク』とかに続きそうな空気が全面に感じられる。

    村上春樹は自我/自己とか意識/無意識みたいな対比が

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    現代においてのスマホ、
    当時のテレビがもたらした、思考を迷わすデジタルメディアを実写化?

    なんかスマホを手にとってダラダラ見ちゃう。
    テレビがついてるとついつい見続けちゃう。
    何か考えたはずだったのに、なんだったっけ?ま、いっか。

    となる現象を不思議な小説で描いてる。

    細かい描写がすごく丁寧で

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    この作品は、1990年1月の発行。これの前の短編集が「パン屋再襲撃」で1986年の発行なので、少し間が空いている。ただ、村上春樹は、初期の頃には短編集を頻繁に発表していたが、「パン屋再襲撃」以降は、その頻度ははっきりと落ちている。この「TVピープル」の次は、1996年の「レキシントンの幽霊」。そこか

    0
    2025年06月15日

    Posted by ブクログ

    Humans cannot escape certain personal tendencies, whether in their thoughts or actions.
    However, I want to live my life breaking free from those tende

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    不意に部屋にやってきた妖精のようなTVピープル。詩を読むように独り言を言う若者。不眠症の妻。少し不気味で奇妙で、だけど淡々としたいつもの村上春樹ワールドが楽しめる短編集だった。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    ポッドキャスト「ペーパードライブ」を聴いて読んでみた。表題作と眠りについては別の短編集「象の消滅」で読んだことがあった。他の短編については正直なところあまり印象に残らなかった。

    TVピープルは、何に対しても情熱を持つことが無い空疎な主人公に、さらに空っぽそうなよくわからないもの(オレンジの皮むき器

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    不思議な短編集。表題のTVピープルが印象に残った。ねじまき鳥クロニクルにもでてくる加納クレタの話もありました。著者の一昔前の作品だが、やはりどれも掴みどころのない内容になっていた。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    登場人物たちは、なぜこんなに理不尽な目に遭わなくてはいけないのか?
    この世界は彼らにしか見えていないのか?
    また、別の話では、何かを象徴している出来事なのか?
    うっすら肌をあわ立てながらも、深掘りし始めると止まらない。
    オノマトペ?でもない?不思議な音がカタカナで表されている。

    【TVピープル】

    0
    2024年10月15日

    Posted by ブクログ

    奇妙なお話の短編。
    やっぱり村上春樹は読みやすい。
    スーッと入ってくる。
    奇妙でも。

    「眠り」が一番記憶に残る。
    話の持っていき方が面白いし、世界観の広げ方が共感できる流れで好きだった。
    眠りと死について。
    その関係性について興味を持った。
    村上春樹にしてはファンタジー過ぎない。

    0
    2023年08月31日

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