光文社古典新訳文庫の検索結果

  • 19世紀ロシア奇譚集

    19世紀ロシア奇譚集

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,210円 (税込)
    屋敷に棲みつく霊と住人たちの関わりをユーモラスに描く「家じゃない、おもちゃだ!」、ある女性に愛されたいために悪魔に魂を売った男の真実が悲しい「指輪」、列車で同席した五等官がわたしに特定の駅で降りろと勧める「乗り合わせた男」、悲劇的な最期を遂げた歌い手の秘密に迫るにつれ……文豪トゥルゲーネフ作の心理ホラー「クララ・ミーリチ――死後」など7篇。リアリズム礼賛の蔭で忘却されてきた怪奇幻想の豊饒な世界。
  • 好色一代男

    好色一代男

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    主人公の世之介は7歳で腰元をくどき、12歳で風呂屋女(湯女)と寝るような早熟ぶり。放蕩のすえ勘当され、地方を遍歴する。その後遺産を相続して大金持ちとなり、名高い遊女たちとの好色生活を続け、生涯で相手にした女は3742人に男725人。光源氏と並ぶ日本文学史上最大のプレイボーイの好色生活を描き、元禄期、作者・読者・流通の常識を覆した日本初のベストセラー小説。パロディに満ちた人情味あふれる傑作を快訳で贈る。
  • フロイト、無意識について語る

    フロイト、無意識について語る

    「無意識について」を中心に、個人の無意識についての理論の変遷をたどる5つの論文と、集団における個人を超えた無意識の働きについて、社会哲学的かつ文明論的な観点から分析し、後期の『モーセと一神教』などにつながる広い視野を切り開いた『集団心理学と自我分析』を収録。『フロイト、夢について語る』、『フロイト、性と愛について語る』につづくフロイトシリーズ第3弾。
  • フォンタマーラ

    フォンタマーラ

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    舞台はイタリア中部の寒村フォンタマーラ。村民たちが代々管理、利用していた水が、ある日を境に政府と結託した有力実業家によって奪われてしまう。ファシスト集団による横暴に抵抗をつづける村民たち。彼らが最後にとった手段は……。刊行直後から各国語に翻訳され、反ファシズムのベストセラーとなったイタリアの作家シローネの代表作。70年ぶりの新訳
  • ソヴィエト旅行記

    ソヴィエト旅行記

    平等な社会に思いを馳せ、共産主義に傾倒していた20世紀前半の知識人たち。ジッドもまた壮大な実験場となったソ連を嬉々として訪れたものの、旅行客向けに案内される綺麗な施設の裏には……作家は透徹した目で、服従と順応を強いる体制、人々の貧しさ、官僚の欺瞞を看破していく。
  • ロシア革命とは何か~トロツキー革命論集~

    ロシア革命とは何か~トロツキー革命論集~

    ビジネス・実用
    -
    1巻1,210円 (税込)
    革命の理論的支柱であったトロツキーが、自身の永続革命論について展開した「総括と展望」と亡命後に行った歴史的な「コペンハーゲン演説」、スターリニズムを批判した「スターリニズムとボリシェヴィズム」など6本の論文を厳選収録。トロツキーの永続革命論の全体像とロシア革命の全体像を理解する手頃な入門書であり、マルクス以降のマルクス主義の最も優れた成果の一つを学ぶ手引きでもある。ロシア革命100周年企画第1弾!
  • 芸術論20講

    芸術論20講

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    音楽、演劇、ダンス、詩、建築、彫刻に絵画……。芸術作品とは、初めに構想(アイデア)があってそれを具現化したものだと私たちは考えがちだが、それは美の成り立ちから眼を逸らした俗流の解釈にすぎない、とアランは言う。では、どう考えるのか? 戦火のなかで書きとめた『芸術の体系』に次ぐ、アランのユニークな芸術論集。アランの斬新かつ奥深い芸術観にきっと眼を開かれるだろう。
  • 賃労働と資本/賃金・価格・利潤

    賃労働と資本/賃金・価格・利潤

    「新しい社会秩序は可能だ(エンゲルス)」。青年マルクスは「賃金」「資本」「利潤」について根源的に考察し、古典派経済学と格闘しつつ独自の経済学を確立していった。本書は、彼の出発点と成熟期の二大基本文献と、理解に欠かせない「賃金」草稿と「代議員への指針」を付録にし、詳細な解説を加えて独自に編集した。『資本論』を読み解くための最良の入門書。
  • 神を見た犬

    神を見た犬

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,210円 (税込)
    モノトーンで哀切きわまりない孤高の美の世界を描きながら、人が無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を類まれな感性で捉えて容赦なく突きつける、イタリアの奇想作家ブッツァーティの代表的短篇集。とつぜん出現した謎の犬におびえる人々を描く表題作、老いた山賊の首領が手下にも見放され、たった一人で戦いを挑む「護送大隊襲撃」、そして幻の傑作と謳われる「戦艦《死》」など22篇を収録。
  • 市民政府論

    市民政府論

    ビジネス・実用
    4.2
    1巻1,210円 (税込)
    誰のための国家か? 何のための国家か? 人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、国家の成立は、この人権を守るための人々の合意に基づく。王権神授説を否定し、最高権力を人民の信託によるものと説く社会契約思想は、のちのアメリカ独立宣言、フランス革命を支える理念となった。自由、民主主義を根源的に考えるうえで必読の書である。
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

    イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,210円 (税込)
    19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す――作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの文体が持っている「音とリズム」を日本語に移しかえ、近代小説への懐疑をくぐり抜けた後の新しい作風を端正な文体で再現したトルストイ後期中編2作。
  • アンナ・カレーニナ 1

    アンナ・カレーニナ

    小説・文芸
    4.1
    1~4巻1,210~1,430円 (税込)
    青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう……。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
  • 悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

    悪霊 別巻~「スタヴローギンの告白」異稿~

    世界初、3つの「告白」を同時収録! 「スタヴローギンの告白」として知られる『悪霊』第2巻「チーホンのもとで」には、3つの異稿が残されている。本書ではそのすべてを訳出した。さらに近年のドストエフスキー研究のいちじるしい進化=深化をふまえ、精密で画期的な解説を加えた。テクストのちがいが示すものは何か? ドストエフスキーがめざした“究極の作品”を読み解くための特別編。
  • 戦争と平和1

    戦争と平和

    小説・文芸
    4.6
    1~6巻1,188~1,232円 (税込)
    始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。全ヨーロッパ秩序の再編を狙う独裁者ナポレオンとの戦争(祖国戦争)の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡から大地に生きる農民にいたるまで、国難に立ち向かうロシアの人びとの姿を描いたトルストイの代表作。全6巻。
  • 憲政の本義、その有終の美

    憲政の本義、その有終の美

    ビジネス・実用
    3.0
    1巻1,188円 (税込)
    主権の所在をあえて問わない人民のための政治、いわゆる「民本主義」を唱導した吉野作造の代表作。当時の藩閥政治を批判、国家の根本である憲法の本来的な意義を考察し、立憲政治の実現には国民一般の「智徳」が重要だと説く、「デモクラシー」入門書の元祖。待望の新訳!
  • モーリス

    モーリス

    凡庸な少年時代から、モーリスは自分の願望を知ってはいた。ケンブリッジ大学の学舎で知的なクライヴと懇意になり、戯れに体が触れあううち、彼の愛は燃え上がる。クライヴもまた愛の言葉を口にするが……欲望のままに生きることが許されない時代に生きる青年の苦悩と選択を描く。執筆当時は同性愛が犯罪であったため、著者の死後に発表された禁断の恋愛小説。(解説・松本朗)
  • 椿姫

    椿姫

    小説・文芸
    4.8
    1巻1,188円 (税込)
    パリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な日々を送る美貌の高級娼婦マルグリット。彼女はある日、青年アルマンと出会う。初めて真実の愛に目覚めた彼女は、これまでの享楽的な生活を捨て、パリ近郊の別荘で二人は暮らし始めるのだが、そこへ訪ねてきたのはアルマンの父だった。そしてアルマンを愛するがゆえにマルグリットが下した決断は……。フランス恋愛小説、不朽の名作。
  • ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか

    ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか

    武士の家に育った内村は、進学した札幌農学校で半ば強制されるようにキリスト教に入信する。しかしその懐の深さに心を打たれた彼は、仲間たちとともに自分たちの教会を建てるにいたる。やがて真のキリスト教国をその目で見ようとアメリカへと単身旅立つが……明治期の青年が異文化と出会い、自分自身と国について悩み抜いた瑞々しい記録。(解説・橋爪大三郎)
  • ペスト

    ペスト

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,166円 (税込)
    194*年4月、アルジェリアのオラン市に突如発生した死の伝染病ペスト。病床や埋葬地は不足、市境は封鎖され、人々は恋人や家族と離れた生活を強いられる。一方、リュー医師ら有志の市民は保健隊を結成し、事態の収拾に奔走するが……。不条理下の人間の心理や行動を恐るべき洞察力で描いた、ノーベル賞作家カミュの代表作。
  • 現代の英雄

    現代の英雄

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,166円 (税込)
    「私」はカフカス旅行の道中に知り合った壮年の二等大尉マクシム・マクシームイチから、彼のかつての若い部下ペチョーリンの話を聞く。身勝手だがどこか憎めないペチョーリンの人柄に興味を覚えた私は、彼の手記を手に入れるが……。決闘で夭折した、ロシアのカリスマ的作家の代表作。
  • モーセと一神教

    モーセと一神教

    多くのユダヤ人が迫害されるなか、ユダヤ人差別の由来を、ユダヤ教の成立と歴史を考察しながら、キリスト教誕生との関係から解き明かそうとしたフロイトの遺作。「原父殺害」「潜伏期」「エディプス・コンプレックス」「抑圧されたものの回帰」など、みずからの精神分析の理論を援用してその謎に迫る、まさに「歴史ミステリー」とでも呼べるフロイト最大の問題作。
  • アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~

    アラバスターの壺/女王の瞳~ルゴーネス幻想短編集~

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,166円 (税込)
    エジプトの墳墓発掘に携わった貴族の死は、現場で〈死の芳香〉を嗅いだせいなのか? 確信が深まるなか同じ芳香を纏う女が現れ……史実を元にした連作の表題作、画期的な装置の発明者の最期を描く「オメガ波」など、科学精神と幻想に満ちた、近代アルゼンチンを代表する作家の傑作18編。
  • サイラス・マーナー

    サイラス・マーナー

    友と恋人に裏切られ、神にも絶望して故郷を捨てたサイラス・マーナーは、たどりついた村のはずれで、機を織って得た金貨を眺めるのを唯一の愉しみとする暮らしをしていた。そんな彼にふたたび襲いかかる災難……。精細な心理描写とドラマチックな展開が魅力のエリオットの代表作の一つ。
  • われら

    われら

    地球全土を支配下に収めた〈単一国〉では、24時間の各人の行動は、食事から性行為まで、すべて合理的に管理されている。その国家的偉業となる宇宙船〈インテグラル〉の建造技師であるД-503は、古代の風習に傾倒する女I-330に執拗に誘惑され……。『一九八四年』『すばらしい新世界』に先駆けるディストピア小説の傑作。
  • リヴァイアサン1

    リヴァイアサン

    ビジネス・実用
    4.1
    1~2巻1,166~1,276円 (税込)
    ホッブズは「万人の万人に対する闘争状態」こそ、人間の自然状態だと定義する。なぜそうなのか。この逆説をどう解消すれば平和が実現するのか。社会契約による主権国家の成立を理論づけた本書の第一部は、国家を構成する個々の人間を、その本性から考察する。近代国家論の原点であり、近代政治哲学の出発点である本書は、のちのスピノザ、ロック、ルソーだけでなく、現代ではハンナ・アーレントにも影響を与えた。(全2巻)。
  • 寛容論

    寛容論

    カトリックとプロテスタントの対立がつづくなか、実子殺しの容疑で父親が逮捕・処刑された「カラス事件」。狂信と差別意識の絡んだこの冤罪事件にたいし、ヴォルテールは被告の名誉回復のために奔走する。理性への信頼から寛容であることの意義、美徳を説いた最も現代的な歴史的名著。ヘイトスピーチ、ヘイトクライム、テロなどの暴力行為が世界各地で頻発し、罪なき人たちが諸悪の犠牲となっている21世紀の今こそ読まれるべき古典
  • すばらしい新世界

    すばらしい新世界

    西暦2540年。人間の工場生産と条件付け教育、フリーセックスの奨励、快楽薬の配給によって、人類は不満と無縁の安定社会を築いていた。だが、時代の異端児たちと未開社会から来たジョンは、世界に疑問を抱き始め……驚くべき洞察力で描かれた、ディストピア小説の決定版!(『BRAVE NEW WORLD』改題)
  • ガリレオの生涯

    ガリレオの生涯

    小説・文芸
    4.4
    1巻1,166円 (税込)
    地動説をめぐり教会と対立し、自説を撤回したガリレオだったが、幽閉生活で目が見えなくなっていくなか、じつは秘かに『新科学対話』を口述筆記させ、秘匿していたのだった……。ナチス支配下から冷戦までの状況下で描き続けられた“自伝的戯曲”であり、ブレヒト最後の傑作。
  • 自由論

    自由論

    ビジネス・実用
    4.4
    1巻1,166円 (税込)
    本当の「自由」とはなにか、考えたことはありますか? 個人の自由への干渉はどこまでゆるされるのか。反対意見はなぜ尊重されなければならないのか。なぜ「変わった人間」になるのが望ましいのか。市民社会における個人の自由について根源的に考察し、その重要さを説いたイギリス経験論の白眉。哲学を普通の言葉で語った新訳決定版! 現代人が必ず読むべき、今もっともラディカルな書。
  • 高慢と偏見(上)

    高慢と偏見

    溌剌とした知性を持つエリザベスと温和な姉ジェインは、近所に越してきた裕福で朗らかな青年紳士ビングリーとその友人ダーシーと知り合いになる。エリザベスは、ダーシーの高慢な態度に反感を抱き、彼が幼なじみにひどい仕打ちをしたと聞き及び、彼への嫌悪感を募らせるが……。緻密な構成と秀逸な人物造形、迫力あるドラマがダイナミックかつ繊細に描かれる。躍動感あふれる新訳!
  • ヘンリー・ライクロフトの私記

    ヘンリー・ライクロフトの私記

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,152円 (税込)
    どん底の境遇のなかで謹厳実直に物を書き続けて30余年。不意に多少の財産を手にしたライクロフトは、都会を離れて閑居する。四季折々の自然の美しさに息を呑み、好きな古典文学を読み耽りながら、自らの来し方を振り返る日々──。味わい深い随想の世界を心に染みる新訳で。(『THE PRIVATE PAPERS OF HENRY RYECROFT』改題)
  • 詐欺師フェーリクス・クルルの告白(上)

    詐欺師フェーリクス・クルルの告白

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻1,152円 (税込)
    武器は天与の美貌、爽やかな弁舌、鮮やかな模倣の才。貧しい青年クルルは子供の頃のずる休みと同様、仮病をつかって徴兵検査をくぐり抜け、憧れのパリで高級ホテルのエレベーターボーイとして雇われる。そして宿泊客の美しい女性作家に誘惑され、彼女の寝室に忍びこむと……。冴えわたる筆で繰り広げられる厖大な語りと騙り、これぞマンの真骨頂。『魔の山』と好一対の傑作ピカレスク・ロマン。この圧倒的な面白さ!
  • フロイト、性と愛について語る

    フロイト、性と愛について語る

    人が人を愛する。どんな相手を選び、どのような愛情、性愛関係を結ぶのか。愛する他者をどのように選ぶかについては「対象選択」という視点で考察し、ある女性の同性愛者の「心的なメカニズム」を、リビドー、エディプス・コンプレックスから解明しようと試みる。そして性愛と抑圧的な社会との関係にまで批判的に考察を進める、性と愛に関する論文集。
  • フロイト、夢について語る

    フロイト、夢について語る

    夢とは何か? 人はなぜ夢を見るのか? 夢のメカニズムとそのはたらきは? 主著『夢解釈』刊行後も増補・改訂を重ねたフロイトの原点ともいうべき『夢解釈』の理論がどのように生まれ、その後の「メタ心理学」の構想を境に深化し、展開されたかをたどる論考集。「夢について」「証拠としての夢」「夢とテレパシー」「夢の理論へのメタ心理学的な補足」など6つの論文を収録。
  • 共産党宣言

    共産党宣言

    ビジネス・実用
    3.7
    1巻1,144円 (税込)
    マルクスとエンゲルスが共同執筆して1848年の二月革命直前に発表し、その後のプロレタリア運動の指針となり世界を大きく変えることになった、わずか23頁の文書。いわゆる“党派”的な檄文ではなく、労働者がなぜ虐げられているのか、なぜ搾取されるのかなど、資本主義の弊害、そのからくりを解く。労働者の団結こそが社会を変える力であるという、働く人びとの味方マルクスの主著の一つ。
  • 一年有半

    一年有半

    喉頭がんで「余命一年半」の宣告を受けた兆民による闘病記、死に直面したからこそ語れる人性論という性格を併せ持つ、明治時代の大ベストセラーです。同時代の政治・経済・社会について歯に衣着せぬ批判を浴びせる「理念の人」兆民は、同時に、文化・芸能、ことに人形浄瑠璃への熱愛を示す「情の人」でもありました。「いかに死ぬべきか」を問う、現代人に贈る処方箋です!
  • 三酔人経綸問答

    三酔人経綸問答

    自由平等・絶対平和の追求を主張する洋学紳士君と軍備拡張で対外侵略を、と激する豪傑君に対し、南海先生の持論は二人に「陳腐」と思われて……。自らの真意を絶妙な距離感で「思想劇」に仕立てた中江兆民の代表作。未来を見通した眼力が、近代日本の問題の核心を突く!
  • 絶望

    絶望

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,144円 (税込)
    ベルリン在住のビジネスマンのゲルマンは、プラハ出張の際、自分と“瓜二つ”の浮浪者を偶然発見する。そしてこの男を身代わりにした保険金殺人を企てるのだが……。“完全犯罪”を狙った主人公がみずからの行動を小説にまとめ上げるという形で書かれたナボコフ初期の傑作!
  • 人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

    人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

    人間には戦争せざるをえない攻撃衝動があるのではないかというアインシュタインの問いに答えた表題の書簡と、自己破壊的な衝動を分析した「喪とメランコリー」、そして自我、超自我、エスの三つの審級で構成した局所論から新しい欲動論を展開する『精神分析入門・続』の2講義ほかを収録。第一次世界大戦の衝撃をうけた精神分析理論の再構築の試み。
  • 傍迷惑(はためいわく)な人々~サーバー短編集~

    傍迷惑(はためいわく)な人々~サーバー短編集~

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,131円 (税込)
    子どもの頃から不器用で、工作すれば傷だらけ、車は毎度エンストの「なんでも壊す男」。偶然手にとったシェイクスピアを読むミステリー小説マニアの暴走がおかしい「マクベス殺人事件」。思わずくすりと笑わせるイラストを、作者自ら大真面目に分析する「本棚のうえの女」。味のあるイラストと軽妙な文章で愛され続ける作家サーバーの縦横無尽の妄想力が炸裂。各種の笑いを取りそろえた短篇集。本邦初訳2篇を含む20篇を収録。
  • 月を見つけたチャウラ~ピランデッロ短篇集~

    月を見つけたチャウラ~ピランデッロ短篇集~

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,131円 (税込)
    シチリア出身のノーベル賞作家が、突然訪れる「人生の真実の瞬間」を、時に苦々しく、時にユーモラスに描く短篇集。硫黄鉱山での重労働の果てに暗い坑道を抜け出ると……静かで深い感動に包まれる表題作、作家が作中の人物たちの愚痴や悩みを聞く「登場人物の悲劇」、愛犬への奇妙な衝動が抑えられない男を描いた「手押し車」、ケチな領主と頑固な職人との意地の張り合いがおかしい「甕」など15篇を精選収録。
  • 千霊一霊物語

    千霊一霊物語

    「女房を殺して、捕まえてもらいに来た」と市長宅に押しかけた男。その場に居合わせた作家デュマや市長たちは、男の自宅の血塗られた地下室を見に行くことに。男の自供の妥当性をめぐる議論は、いつしか各人が見聞きした奇怪な出来事を披露しあう夜へと発展する。本邦初訳!
  • スペードのクイーン/ベールキン物語

    スペードのクイーン/ベールキン物語

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,122円 (税込)
    必ず勝つという3枚のカード。伯爵夫人がかのサン=ジェルマン伯爵から授かったというカードの秘密をゲルマンは手に入れるが……。現実と幻想が錯綜するプーシキンの代表作『スペードのクイーン』、皮肉な運命に翻弄される人間たちを描く5作の短篇からなる『ベールキン物語』。あのドストエフスキーも激賞したロシア近代文学の父プーシキンの傑作を、原文の特徴を見事に再現した新訳で。
  • 試合/獰猛なる野生児~ボクシング小説集~

    試合/獰猛なる野生児~ボクシング小説集~

    結婚のため引退する若いボクサーの最後の試合を描いた「試合」。運に恵まれなかったボクサーの父親に人里離れた山の中で育てられ、訓練を受けた息子が主人公の「獰猛なる野生児」。表題2作を含む全4編を収録。各ボクサーの覚悟と悲哀、その心情を細やかに描いた傑作ボクシング小説集。抜群のストーリー展開と緊迫感ある打ち合いのシーンが読みどころの本作を、ボクシング経験者によるリアルすぎる新訳で贈る。
  • 椿説弓張月4

    椿説弓張月4

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    王位継承をめぐる争いから内乱の様相を呈し始めた琉球王国。曚雲国師の妖術に惑わされた暗愚な尚寧王のもと、廉夫人、忠臣毛国鼎らは命を落とした。寧王女の絶体絶命の危機を救った為朝は、曚雲を討つべく南風原へと赴き利勇と対面する。そして生き延びた毛国鼎の子、鶴と亀は因縁の敵である阿公と対決。曚雲、利勇、為朝、知略と謀略がぶつかり合う三つ巴の戦いを描く。
  • オブローモフの夢

    オブローモフの夢

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,100円 (税込)
    役所勤めもやめ、怠惰な日々を日々を送る青年貴族オブローモフ。朝、目覚めても起き上がる気力も湧かない彼が微睡むうちに見る夢を綴った「オブローモフの夢」。長編『オブローモフ』完成の十年前に発表され、作品全体の土台となったこの一章を独立させて文庫化した。全編の抄訳付き。行動力ゼロ、気力なし、決断力ゼロ。それでも(だからこそ)ロシアン文学史上ナンバーワンの「愛されキャラ」であるオブローモフとは何者か?
  • 翼~李箱作品集~

    翼~李箱作品集~

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    陽の差さない部屋で怠惰を愛する「僕」は、隣室で妻が「来客」からもらうお金を分け与えられて……。表題作「翼」ほか、近代化・植民地化に見舞われる朝鮮半島で新しい文学を求めたトップランナーの歓喜と苦闘の証たる小説、詩、随筆等を収録。
  • 郵便局

    郵便局

    仕事は楽勝、配達先で女ともヤレて……のはずが、試験を受けて代用の郵便配達人になってみるとむちゃくちゃキツい。正職員の連中はひどい雨の日や配達量が多い日には欠勤しちまうし、ボスは意地悪だ。それでも働き、飲んだくれ、女性と過ごす、そんな無頼生活を赤裸々に描いた自伝的長篇。
  • 19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

    19世紀イタリア怪奇幻想短篇集

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,100円 (税込)
    野生の木苺を食べたことがきっかけで、男爵の心と体が二重の感覚に支配されていく「木苺のなかの魂」、〈真実の口〉ドン・ペッピーノの忠義心が試練の数々に直面する寓話風の「三匹のカタツムリ」ほか、世紀をまたいで魅力が見直される9作家の、粒ぞろいの知られざる傑作を収録。全9作、本邦初訳。
  • パイドン~魂について~

    パイドン~魂について~

    死後、人間の魂はどうなるのか? 肉体から切り離され、それ自身存在するのか? 永遠に不滅なのか? ソクラテス最期の日、獄中で弟子たちと対話するプラトン中期の代表作。魂の存在を哲学し、威厳をもっておだやかに死を迎えるソクラテスの姿は、「知を愛し求める人」そのものと言えよう。ソクラテスが死を迎えるその瞬間は、その簡潔な描写で美しい一幅の絵画のようであり、感動のラストシーンでもある。
  • 幸福について

    幸福について

    「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。
  • 書記バートルビー/漂流船

    書記バートルビー/漂流船

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,100円 (税込)
    ウォール街の法律事務所で雇った寡黙な男は、決まった仕事以外の用を言いつけると「そうしない方がいいと思います」と言って一切を拒絶するのだった。男の不可解な振る舞いを通して社会の闇を抉る「書記バートルビー」。アメリカのアザラシ猟船の船長デラーノは、遭難同然のスペインの奴隷運搬船を発見する。嫌な予感を抱きつつ支援を申し出るが……劇的な展開が待ち受ける傑作「漂流船」。アメリカ最大の文豪の代表的中篇2篇。
  • 不思議屋/ダイヤモンドのレンズ

    不思議屋/ダイヤモンドのレンズ

    小説・文芸
    3.2
    1巻1,100円 (税込)
    完全な顕微鏡を完成させた素人学者が、覗いてみた水滴の中に完璧な美をもつ女性を見出す「ダイヤモンドのレンズ」。ロボット物の古典として評価の高い「不思議屋」。独創的な才能を発揮し、ポーの後継者と呼ばれるオブライエンの幻想、神秘、奇想に富む8作を収録。怪奇幻想小説の新訳で大注目の南條竹則氏が、自身の思い出とシンクロする表題作を含め、愛着ある作品ばかりで編んだ珠玉の傑作短篇集。
  • 故郷/阿Q正伝

    故郷/阿Q正伝

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    久しぶりに再会した幼なじみは、かつて僕の英雄だった頃の輝きを失っていた……切なさと次世代への期待に溢れる「故郷」。定職も学もない男が、革命の噂に憧れを抱いた顛末を描く「阿Q正伝」。周りの者がみな僕を食おうとしている! 狂気の所在を追求する「狂人日記」など、文学で革命を起こした中国現代文学の父、魯迅の代表作『吶喊』『朝花夕拾』から16篇を収録。
  • グレート・ギャッツビー

    グレート・ギャッツビー

    絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男ギャッツビーが、ここまで富を築き上げてきたのはすべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せると信じて夢に賭け、そして砕けた男の物語。リアルな人物造形によってギャッツビーの意外な真実の姿が見えてくる新訳!
  • ツァラトゥストラ(上)

    ツァラトゥストラ

    小説・文芸
    4.1
    1~2巻1,100~1,320円 (税込)
    「人類への最大の贈り物」「ドイツ語で書かれた最も深い作品」とニーチェが自負する永遠の問題作。神は死んだ?超人とは?……。キリスト教の道徳を激しく批判し、おごそかさや重さをせせら笑い、歌い、踊る。軽やかでカジュアル! これまでのイメージを覆す、まったく新しいツァラトゥストラの誕生!
  • 孤独な散歩者の夢想

    孤独な散歩者の夢想

    ビジネス・実用
    3.6
    1巻1,089円 (税込)
    晩年、孤独を強いられたルソーが、日々の散歩のなかで浮かび上がる想念や印象をもとに、自らの生涯を省みながら自己との対話を綴った10の“哲学エッセイ”。ここにはあの“偉人ルソー”はいない。迫害妄想に悩まされたのち訪れた平穏のなかで書かれた、ルソー最後の省察。「思索」ではなく、「夢想」に身をゆだねたその真意は? 他作品との繋がりにも言及した中山元氏による詳細な解説が付く。
  • 美しい夏

    美しい夏

    20世紀イタリアを代表する作家、チェーザレ・パヴェーゼの代表作の一つ。都会の洋裁店でお針子として働く16歳の少女ジーニアは、年上の美しく自由な女性アメーリアと出会い、その大人びた魅力に惹かれていく。絵のモデルとなり、男性の前で裸になることもいとわないアメーリアのことが気になるジーニアは、彼女の男友達の画家に恋をし……。少女から少しずつ大人になっていく青春の輝きと痛みを瑞々しく描いた作品。
  • 世間胸算用

    世間胸算用

    小説・文芸
    -
    1巻1,078円 (税込)
    一年の収支決算日である大晦日その日の事件を軸に、貧乏に追われる庶民の悲喜劇を描いた「連作短編小説」。六軒の裏長屋住人のその日暮らし、正月飾りのことで息子を叱る隠居婆、亭主の入れ替わりで借金取りから逃れようとするもの、絶望にたえる貧者とその女房の夫婦愛など。落語のようなオチを交え、無名の人々の滑稽さや可笑しさを、愛情にみちたまなざしで掬い取った傑作をリアルにストレートに伝える関西弁での現代語訳。
  • 未成年1

    未成年

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻1,078~1,540円 (税込)
    複雑な出生で父と母とは無縁に人生を切り開いてきた二十歳の青年アルカージー・ドルゴルーキー。誇大妄想的な夢の実現に邁進する彼の目の前に、ある日、謎だらけの父親がとつぜん現れる。いったい何者なのか。父親も許せないが、自分も許せない。そう、心は揺れ、憎悪しつつも惹かれる日々。主人公を取り巻く魅力的な「女性」と「悪人」たちが暗躍する。ドストエフスキー後期の傑作。
  • 臨海楼綺譚~新アラビア夜話 第二部~

    臨海楼綺譚~新アラビア夜話 第二部~

    孤独な放浪のさなかに訪ねた草砂原の楼閣。そこで巻き込まれた事件の顛末を語る表題作。無頼漢として知られるフランスの詩人ヴィヨンの荒んだ一夜を描く「その夜の宿」。見知らぬ屋敷に閉じ込められた男が思いもよらない結末を迎える「マレトロワの殿の扉」。芸術という宿命に取り憑かれた旅芸人を主人公にした「天意とギター」の4篇。『ジーキル博士とハイド氏』『宝島』などの名作を生み出す作家の筆が冴える傑作短篇集第2弾。
  • オルラ/オリーヴ園~モーパッサン傑作選~

    オルラ/オリーヴ園~モーパッサン傑作選~

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    部屋の中に目に見えない何かがいる……。妄想と狂気に呑み込まれていく男の日記「オルラ」。若き日の苦い思い出を浄化し、穏やかに過ごす老司祭のもとに、ある日、みすぼらしい身なりの若者が訪ねて来る。人生を揺さぶる直視し難い過去との対峙を描く「オリーヴ園」など、病魔に冒され、寡作になりつつある後期の作品のなかから8篇をセレクト。素材・テーマともに厳選されたからこそ顕出したモーパッサンの真髄がここにある。
  • すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~

    すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,078円 (税込)
    パリの地下鉄、隣の席で化粧を始めた女の姿態に目を奪われたユゴーは、慎みとは無縁な彼女の手に思わず接吻してしまうが……。芳醇な性の悦楽が思わぬ展開を見せる表題作、美少女との甘い邂逅から一気に死の淵へと投げ出される「クラッシュフー」など、シュルレアリスム最後の小説家独自の世界観きわだつ3篇。
  • 哲学書簡

    哲学書簡

    イギリスにおける信教の自由や議会政治を賛美し、ロックの思想、ニュートンの科学、シェイクスピア演劇など文化、科学の分野における考察を、書簡形式で綴ったヴォルテールの初期の代表作。絶対王政下のフランス社会の遅れを痛烈に批判し、発禁処分にされたことで大ベストセラーとなった。のちの啓蒙思想家たちに大きな影響を与えた、ヴォルテールの思想の原点ともいえる著作。
  • 笑い

    笑い

    「笑い」を引き起こす「おかしさ」はどこから生まれるのだろうか。ベルクソンは形や動きのおかしさから、情況や言葉、そして性格のおかしさへと、喜劇のさまざまな場面や台詞を引きながら考察を進める。ベルクソンの主要著作群のなかで異彩を放つ、「ベルクソン哲学の可能性が最も豊饒に秘められた」、独創性あふれる思考の営み。ベルクソンの著作のなかでもっとも版を重ねたロングセラーを分かりやすい訳文と詳細な解説で読み解く
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    シラノ・ド・ベルジュラック

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    ガスコンの青年隊シラノは詩人で軍人、豪快にして心優しい剣士だが、二枚目とは言えない大鼻の持ち主。秘かに思いを寄せる従妹ロクサーヌに恋した美男の同僚クリスチャンのために尽くすのだが……。30歳でレジオン・ドヌール勲章を叙勲し、33歳でアカデミー・フランセーズに選出された天才ロスタンの代表作。1世紀を経た今も世界的に上演される、最も人気の高いフランスの傑作戯曲をキレのいい新訳で。
  • カンタヴィルの幽霊/スフィンクス

    カンタヴィルの幽霊/スフィンクス

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,078円 (税込)
    結婚を控え、手相占いに翻弄される「アーサー・サヴィル卿の犯罪」。生真面目で頑張り屋の幽霊が棲みつくお屋敷をアメリカ公使一家が買って一騒動の「カンタヴィルの幽霊」。知る人ぞ知るあの長詩「スフィンクス」ほかワイルドの短篇4作に、出獄したワイルドを迎えた親友の女性作家が当時のワイルドの様子を綴る「回想」を含む佳作を収録。ワイルドのことがますます、好きになる短篇集。
  • カンディード

    カンディード

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,078円 (税込)
    楽園のような美しい故郷を追放されてしまった、まっすぐな心と純朴な気質をもつ“純真な”若者カンディード。恩師パングロスの説く「最善説」の教えを胸に、大地震、戦乱、盗賊や海賊の襲撃など、度重なる災難に立ち向かい、そして最後の最後、ついに一つの真実を見つけるのだが……。18世紀啓蒙思想家ヴォルテールの代表作。「リスボン大震災に寄せる詩」を本邦初の完全訳で収録。
  • 人間の大地

    人間の大地

    国際郵便機のパイロットとしても長いキャリアを持つサン=テグジュペリが、勇敢な僚友たちの思い出、技術の進歩、また『ちいさな王子』や『夜間飛行』の物語の土台となった南米やアフリカでの極限状態など、自身の体験に基づいて時に臨場感豊かに、時に哲学的に綴ったエッセイ。本当の勇気とは何か、人間の使命とは何かを熱く問いかける傑作。
  • 狭き門

    狭き門

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,078円 (税込)
    美しい従姉アリサに心惹かれるジェローム。二人が相思相愛であることは周りも認めていたが、当のアリサの態度は煮え切らない。そんなとき、アリサの妹ジュリエットから衝撃的な事実を聞かされる……。愛し合う二人の恋はなぜ悲劇的な結末を迎えねばならなかったのか? なぜかくも人間の存在は不可解なのか? 時代を超えて強烈に問いかけるフランス文学の名作、みずみずしい新訳で登場!
  • 白い牙

    白い牙

    小説・文芸
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    犬の血を4分の1引いて、北米の原野に生まれた狼「ホワイト・ファング(白い牙)」。親や兄弟が次々と死んでいく“自然”のなかで、強く、狡く生きていく。だが、あるとき人間に飼われることになり、人間の残虐さや愛情に触れることで、心のなかにさまざまな葛藤が生まれるのだった。野性の血を研ぎ澄ます孤独な灰色狼の目を通して人間と文明社会を描いた、ジャック・ロンドンの代表作。
  • 嵐が丘(上)

    嵐が丘

    小説・文芸
    3.9
    1~2巻1,078~1,210円 (税込)
    ヨークシャの荒野に建つ屋敷〈嵐が丘〉。その主人が連れ帰ったヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに恋をする。しかしキャサリンは隣家の息子と結婚、ヒースクリフは失意のなか失踪する。数年後、彼は莫大な財産を手に戻ってきた。自分を虐げた者への復讐の念に燃えて……。時を超えて読み継がれてきた壮大な愛憎劇。陰鬱で荒々しい英国の自然を活写することで、その真の魅力に迫る決定訳!
  • ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの

    ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの

    『カラマーゾフの兄弟』の父親殺しをテーマに、ドストエフスキーの性格と作品を分析した論文と、ホフマンの「砂男」の分析を中心に考察をすすめる「不気味なもの」。ほかにも、シェイクスピア、イプセン、ゲーテといった名だたる文豪たちの「無意識」がフロイトによって暴かれる! みずからの理論を発展させ、鋭い精神分析的考察で文学を読み解き、以降の文学論に大きな影響を与えた重要論文6編。
  • トム・ソーヤーの冒険

    トム・ソーヤーの冒険

    小説・文芸
    4.1
    1巻1,078円 (税込)
    トムは悪さと遊びの天才だ。言いつけの塀塗りをみんながうらやむ仕事に変えたり、退屈な教会の説教をクワガタ一匹で忍び笑いの場にしたり、家出して親友のハックたちと海賊になってみたり。だがある時、偶然に殺人現場を目撃してしまい……。わんぱく少年トムを通じて描かれる、自由を求める心と冒険への憧れ、そして世界を見る無垢な目。アメリカで最も愛される作家の半自伝的小説を、少年たちの声が聞こえてくる新訳で。
  • ぼくのことをたくさん話そう

    ぼくのことをたくさん話そう

    眠れぬ夜の寝床に霊が現れ、ぼくの手を取って飛び上がり、地獄から煉獄、天国まで、「あの世」への旅にいざなう……。『自転車泥棒』『ひまわり』など20世紀イタリアを代表する映画の脚本家が、ユーモラスで味わい深い物語を連作掌編とでもいうべき手法で紡いでいく小説。
  • 太平記(上)

    太平記

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻1,056~1,188円 (税込)
    正中の変、元弘の変を経て鎌倉幕府はついに滅亡するが、後醍醐天皇による建武の新政も世の混乱を収めきれず……。足利尊氏・直義兄弟、後醍醐天皇、新田義貞、楠木正成、高師直らによる、日本各地で繰り広げられた南北朝時代の動乱を描いた歴史文学の傑作。全2巻
  • オズの魔法使い

    オズの魔法使い

    竜巻に飛ばされたドロシーと犬のトトが下り立ったのは、美しい魔法の国だった。だが故郷カンザスに帰るには、エメラルドの都に住む偉大なる魔法使いオズの力を借りる必要があるという。道すがら、脳みそのないかかし、心臓のないブリキの木こり、臆病なライオンを旅のお供にするが……。いまも世界中で愛される、アメリカン・ファンタジーの金字塔。W・W・デンスロウの原書イラストも20点以上収録。
  • 毛皮を着たヴィーナス

    毛皮を着たヴィーナス

    保養地で出会った美しい寡婦ヴァンダと「理想の男女関係」を築こうとする夢見がちな青年ゼヴェリン。女王と奴隷の支配関係を望み、毛皮を着たヴァンダを崇めてその残酷な扱いに身をゆだねていくが、嗜虐行為はエスカレートしていき……。かの「マゾヒズム」の語源となった著者の代表作。
  • 賢者ナータン

    賢者ナータン

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,056円 (税込)
    十字軍の停戦協定が成立したエルサレム。キリスト教徒のテンプル騎士に養女を助けられたユダヤの商人ナータンが、イスラムの最高権力者から「3つの宗教のうち本物はどれか」と問われる。18世紀、カントとならんで、啓蒙の世紀をリードした思想家レッシングの代表作であり、「寛容と人間愛」を説いた思想劇。付録に〈指輪の寓話〉(『デカメロン』)、〈寓話〉(レッシング)。
  • 宝石/遺産~モーパッサン傑作選~

    宝石/遺産~モーパッサン傑作選~

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,056円 (税込)
    やりくり上手の妻に先立たれ、失意の日々を過ごしていたランタン氏。妻が遺したイミテーションの宝石類を店に持って行ったところ、じつは……(「宝石」)。叔母の莫大な遺産相続の条件である子どもになかなか恵まれず焦る親子と夫婦を描く「遺産」。妻がじつは自分の友人と結婚直後から愛人関係にあり、溺愛する一人息子の出生にまで疑念を抱かせるという仕打ちに衝撃をうける「パラン氏」ほか3編を収録。
  • 暦物語

    暦物語

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,056円 (税込)
    ブレヒトといえば社会的な問題を扱った作品の多い劇作家、挑発的な異化作用を連想する人が多いでしょう。でもこの『暦物語』はひと味違います。そもそも農民や職人むけのおもしろくてためになる、実用志向の読み物だった「暦物語」。本作品は、老子やソクラテスやカエサルなどの有名な人物から無名の兵士、子どもまでが登場する、“下から目線”のちょっといい話が満載のミリオンセラー短編集。ブレヒトの魅力を再発見する新訳!!
  • クレーヴの奥方

    クレーヴの奥方

    フランス宮廷に完璧な美を備えた女性が現れた。彼女は恋を知らぬままクレーヴ公の求婚に応じ人妻となるが、舞踏会で出会った輝くばかりの貴公子ヌムール公に心ときめく。夫への敬愛と初めて知った恋心。葛藤の日々に耐えられなくなった夫人は、あろうことかその恋心を夫に告白してしまうのだった……。あえて貞淑であり続けようとした女性心理を描いた、フランス心理小説の嚆矢を清新な新訳で贈る。
  • 薔薇とハナムグリ~シュルレアリスム・風刺短篇集~

    薔薇とハナムグリ~シュルレアリスム・風刺短篇集~

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,056円 (税込)
    官能的な寓話「薔薇とハナムグリ」、眠り続けるモグラの怪物の夢に操られる島民の混乱を描く「夢に生きる島」。ほかに「部屋に生えた木」「ワニ」「疫病」「蛸の言い分」など、シュルで風刺のきいた世界が堪能できる20世紀を代表する作家モラヴィアの傑作短篇15作。「読まねば恥辱」級の面白さ!
  • 社会契約論/ジュネーヴ草稿

    社会契約論/ジュネーヴ草稿

    ビジネス・実用
    4.1
    1巻1,056円 (税込)
    「ぼくたちはルソーの語る意味での主権者なのだろうか、それともルソーが嘲笑したように、選挙のあいだだけ自由になり、そのあとは唯々諾々として鎖につながれている奴隷のような国民なのだろうか」(訳者あとがき)。自由とは、平等とは、そして民主主義ってなんだろう? フランス革命を導き、世界史を動かした歴史的著作の画期的新訳。本邦初訳の「ジュネーヴ草稿」も収録。
  • ねじの回転

    ねじの回転

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,056円 (税込)
    両親を亡くし、英国エセックスの伯父の屋敷に身を寄せる美しい兄妹。奇妙な条件のもと、その家庭教師として雇われた「わたし」は、邪悪な亡霊を目撃する。子供たちを守るべく勇気を振り絞ってその正体を探ろうとするが――登場人物の複雑な心理描写、巧緻きわまる構造から紡ぎ出される戦慄の物語。ラストの怖さに息を呑む、文学史上もっとも恐ろしい小説、新訳で登場。
  • ニーチェからスターリンへ~トロツキー人物論集【1900-1939】~

    ニーチェからスターリンへ~トロツキー人物論集【1900-1939】~

    若きトロツキーがはじめて書いた人物論である「ニーチェ」から、「トルストイ」、「マヤコフスキー」、「ヒトラー」、そして暗殺される一年前に書いた「ヨシフ・スターリン」まで。彼が残した200近い人物論の中から、本邦初訳の5編を含む16編をすべてロシア語原典から訳出。本書を読むことで、登場する人々の重要な一面を知ることになるだけでなく、その時代的状況やトロツキーその人についても知ることができる。
  • 黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

    黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,034円 (税込)
    美しい金緑色の蛇に恋した大学生アンゼルムスは非現実の世界に足を踏み入れていくが……代表的メールヘン「黄金の壺」。17世紀のパリで、天才的な職人が手がけた宝石を所有する貴族たちがつぎつぎと襲われる事件。ようやく逮捕された犯人は意外な人物だった。推理小説の嚆矢ともいえる「マドモワゼル・ド・スキュデリ」。画家で音楽家でもある鬼才ホフマンの多面的な魅力が味わえる4篇を収録。
  • 人間和声

    人間和声

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,026円 (税込)
    「私の音色は薄緑なの」ヴァイオリンのような甘美な声で娘は言った……。〈勇気と想像力ある秘書求む。当方は隠退した聖職者。テノールの声とヘブライ語の多少の知識が必須〉。謎の求人に応募した主人公が訪ねたのは、人里離れた屋敷だった。そしてそこには美しい娘がいて……。
  • 秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

    秘書綺譚~ブラックウッド幻想怪奇傑作集~

    夜中の3時、正装した紳士が自分の部屋に立っていたら……。古典的幽霊譚である「空家」、「約束」、吸血鬼と千里眼がモチーフの「転移」、美しくも奇妙な妖精話「小鬼のコレクション」、詩的幻想の結晶「野火」ほか、名高い主人公ジム・ショートハウス物を全篇収める。芥川龍之介、江戸川乱歩が絶賛したイギリスを代表する怪奇小説作家の傑作短篇集。「恐怖の王道」ここに降臨す!
  • 消えた心臓/マグヌス伯爵

    消えた心臓/マグヌス伯爵

    異教信仰の研究者が自らの計画のために歳の離れた従兄弟の少年を引き取る「消えた心臓」。スウェーデンのある地方で発見した古文書のなかに記された“黒の巡礼”から戻った人物の来歴を探る「マグヌス伯爵」など、『好古家の怪談集』の8篇に「私が書こうと思った話」を収録。
  • 大尉の娘

    大尉の娘

    小説・文芸
    3.4
    1巻1,012円 (税込)
    心ならずも地方連隊勤務となった青年グリニョーフは、要塞の司令官の娘マリヤと出会い、やがて相思相愛になる。しかし実父には反対され、プガチョーフの反乱が起こり、マリヤも囚われ、グリニョーフも捕虜になってしまう……。実直な老従僕、憎き恋敵、謹厳な“義父”とおおらかで勇敢な“義母”、情に厚い反乱の首謀者プガチョーフらを配し、最後に劇的な結末が訪れる歴史ロマンス。みずみずしい新訳で甦るプーシキン晩年の傑作。
  • 死刑囚最後の日

    死刑囚最後の日

    小説・文芸
    3.6
    1巻1,012円 (税込)
    「死刑囚! いつもひとりでこの想念に耐え、それが消えないせいでいつも凍え、その重みにいつも打ちひしがれている!」刻々と迫るギロチン刑の時。独房での日々から断頭台に上がる直前まで、主人公は自らの胸の内を赤裸々に告白する。死刑制度廃止を訴え、若い情熱で書きあげたユゴー27歳の作品。主題の重み、技法の革新性、社会的影響の点で刮目すべき作品であり、ユゴーの代表作のひとつと見なされる画期的小説。
  • 脂肪の塊/ロンドリ姉妹~モーパッサン傑作選~

    脂肪の塊/ロンドリ姉妹~モーパッサン傑作選~

    プロイセン軍を避けて街を出た馬車で、“脂肪の塊”という愛称の娼婦と乗りあわせたブルジョワ、貴族修道女たち。人間のもつ醜いエゴイズム、好色さを痛烈に描いた代表作「脂肪の塊」と、イタリア旅行で出会った娘との思い出を綴った「ロンドリ姉妹」。短い作家生活のなかで、300を超える中・短篇小説を書き残したモーパッサンの初期作品から、緊密な構成をもち、完成度の高い中篇2作とヴァラエティに富む短篇8作を収録。
  • 失われた世界

    失われた世界

    変人として有名なチャレンジャー教授は、南米に絶滅動物たちの生息する台地があると主張して譲らない。真偽を確かめるべく、新聞記者の「ぼく」、懐疑派のサマリー教授、運動万能のロクストン卿は探検隊を結成し、アマゾンの奥地を目指すが……「シャーロック・ホームズ」生みの親による胸躍るSFの大傑作を読みやすい新訳で。
  • 赤い橋の殺人

    赤い橋の殺人

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,012円 (税込)
    19世紀中葉のパリ。急に金回りがよくなり、かつての貧しい生活から一転して、社交界の中心人物となったクレマン。無神論者としての信条を捨てたかのように、著名人との交友を楽しんでいた。だが、ある過去の殺人事件の真相が自宅のサロンで語られると、異様な動揺を示し始める。
  • ピグマリオン

    ピグマリオン

    強烈なロンドン訛りを持つ花売り娘イライザに、たった6ヵ月で上流階級のお嬢様のような話し方を身につけさせることは可能なのだろうか。言語学者のヒギンズと盟友ピカリング大佐の試みは成功を収めるものの……。英国随一の劇作家ショーのユーモアと辛辣な皮肉がきいた傑作喜劇。(『PYGMALION』改題)
  • ビリー・バッド

    ビリー・バッド

    18世紀末、商船から英国軍艦ベリポテント号に強制徴用された若きビリー・バッド。新米水兵ながら誰からも愛される存在だった彼を待ち受けていたのは、あたかも邪悪な謀略のような「運命の罠」だった……。緊張感みなぎるストーリー展開と哲学的な考察につらぬかれた現代性。アメリカ最大の作家メルヴィル(『白鯨』)の遺作にして最大の問題作が、いま鮮烈な新訳で甦る。
  • そばかすの少年

    そばかすの少年

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    片手を失い、自分の本名すら知らない孤児の少年「そばかす」は、「リンバロストの森」で木材泥棒から森を守る番人として働くことになる。大人でさえ恐怖をいだく森と沼地。孤独と恐怖、雄大で厳しい自然と闘いながら、人の愛情に包まれて、「そばかす」は逞しく成長していく……。ナチュラリストでもある作家ポーターの自伝的作品であり、20世紀初頭のアメリカで200万部を超えた伝説のベストセラー、待望の新訳!
  • 菊と刀

    菊と刀

    恥、義理、恩、礼節――日本人が忘れてしまったものはなにか? そして依然として日本人を突き動かしているものはなにか? 第二次世界大戦中、米国戦時情報局の依頼を受け、日本人の気質や行動を研究した文化人類学者ベネディクト。日系人や滞日経験のある米国人たちの協力を得て、日本人の心理を考察し、その矛盾した行動を鋭く分析した。ロングセラーの画期的新訳。
  • 芸術の体系

    芸術の体系

    ビジネス・実用
    3.8
    1巻1,005円 (税込)
    美とはなにか、芸術とはなにか。行進、曲芸、ダンスから絵画、音楽、建築、散文まで――。人間が人間として日々を生きるということと、芸術活動や芸術作品のありかたを常に結びつけて考えた思想家アラン。第一次世界大戦に従軍し、戦火の合い間に熱意と愛情をこめて芸術を考察し、のびのびと書き綴った芸術論。著者の「折り目正しい考え方」を丹念に追い、テンポよく、わかりやすく訳しおろした最高の芸術ガイド。

最近チェックした作品からのおすすめ