モラヴィアの作品一覧

「モラヴィア」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 同調者
    イタリアの作家モラヴィアの長編。日本ではベルナルド・ベルトルッチの『暗殺の森』の原作といった方がああ、という方は多いのではないだろうか。
    映画とは若干の異動はあるものの、骨格は同じでムッソリーニ政権下のイタリアにおいて秘密警察だったマルチェッロを主人公とした小説。
    人と異なることを恐れて政権に同調す...続きを読む
  • 薔薇とハナムグリ~シュルレアリスム・風刺短篇集~
    どれも面白かった。ふざけてる感じの作風なんだが、読み終わるとゾッとする。当時の政治的軋轢により、自由な表現ができなかった苦肉の環境がこのように素晴らしいおどけ狂気な作品を誕生させることになったとは。明らかに変なのに、これが流行とか言われると、どうしても手に入れずにはおられなくなる女。舗装された道を歩...続きを読む
  • 同調者
    4K版「暗殺の森」が公開された。残念ながら劇場へは足を運べないが、原作を読み返したうえで改めてDVDを鑑賞することにした
    >>>>>>>
    マルチェッロは少年の頃から自分のなかに潜む異常性に恐れ慄いていた。そして13歳の時に決定的な出来事が起きる。彼に性的な興味を抱き誘いをかけてきた男を銃で撃ち殺した...続きを読む
  • 同調者
    幼少期に殺人を犯してしまい「普通」であることに取り憑かれた男の話。
    サイコパスな人になり暗殺任務をこなす話みたいな頭で読んだのですが、そうではなかった。

    見知らぬ男から性的な悪戯を受けそうになり殺してしまったことをきっかけに人生の全てを「普通」になろうと意識をして全てを決めるようになったマルチェッ...続きを読む
  • 薔薇とハナムグリ~シュルレアリスム・風刺短篇集~
    題名に惹かれて(ハナムグリは私を含めガーデナーの天敵…)手に取りました。

    『薔薇とハナムグリ』の主人公は気高く薔薇以外のものに向かう。
    どれも大人向けのおとぎ話のよう、と読み終えて解説に進むと
    とっても深い意味を持つ作品たちでした。この著者の他の作品も読んでみたいです。

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