同調者

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1,606円 (税込)

8pt

4.4

マルチェッロが殺人を犯したのは13歳のとき。以来、日常生活のなかでは「正常」であろうと努め、果てはファシズム政権下のイタリアにて政治警察の一員に。人並みな結婚を目前にある暗殺計画に関わることになるが、任務中に思わぬ欲望が芽生えて……。映画『暗殺の森』原作としても知られる、20世紀最大の小説家の一人による円熟期の代表作。

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同調者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イタリアの作家モラヴィアの長編。日本ではベルナルド・ベルトルッチの『暗殺の森』の原作といった方がああ、という方は多いのではないだろうか。
    映画とは若干の異動はあるものの、骨格は同じでムッソリーニ政権下のイタリアにおいて秘密警察だったマルチェッロを主人公とした小説。
    人と異なることを恐れて政権に同調す

    0
    2024年02月28日

    Posted by ブクログ

     原著1951年発表。
     私が高校生の頃、アルベルト・モラヴィアの作品がハヤカワ文庫NVで何冊もラインナップされていたが、今は全部絶版で、邦訳は光文社古典新訳文庫の2冊以外は古書で入手するしかないようだ。1990年に物故するまでは20世紀の巨匠として賞賛されていたのに、死後は本国イタリアにおいてすら

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    4K版「暗殺の森」が公開された。残念ながら劇場へは足を運べないが、原作を読み返したうえで改めてDVDを鑑賞することにした
    >>>>>>>
    マルチェッロは少年の頃から自分のなかに潜む異常性に恐れ慄いていた。そして13歳の時に決定的な出来事が起きる。彼に性的な興

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    幼少期に殺人を犯してしまい「普通」であることに取り憑かれた男の話。
    サイコパスな人になり暗殺任務をこなす話みたいな頭で読んだのですが、そうではなかった。

    見知らぬ男から性的な悪戯を受けそうになり殺してしまったことをきっかけに人生の全てを「普通」になろうと意識をして全てを決めるようになったマルチェッ

    0
    2023年06月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『軽蔑』『薔薇とハナムグリ』『視る男』『豹女』の次に読む。

    面白かった。
    むかし、映画化したのもわかる。映画化しそうなストーリーだから。ただ、映画とは異なるところもあるようだ。(映画は観てない)

    自分が異常ではないかと悩み、普通であることを確かめる人生。
    しかし、それは、結局のところ、リーノを殺

    0
    2025年04月01日

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