ペスト

ペスト

小説・文芸
1,166円 (税込)

5pt

194*年4月、アルジェリアのオラン市に突如発生した死の伝染病ペスト。病床や埋葬地は不足、市境は封鎖され、人々は恋人や家族と離れた生活を強いられる。一方、リュー医師ら有志の市民は保健隊を結成し、事態の収拾に奔走するが……。不条理下の人間の心理や行動を恐るべき洞察力で描いた、ノーベル賞作家カミュの代表作。

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ペスト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の今読むと考えさせられるものがある。解説にあるように、ナチスや他の脅威を連想しなくて、ただ単純に疫病の中での人間状況としてだけとらえていいのでは思う。最後の自暴自棄になった人間の恐ろしさも、昨今の事件と重なる。

    0
    2022年07月16日

    Posted by ブクログ

    今更ながら、コロナ禍を経たあとでペストを読んでみた
    生活を脅かすペストはまさに2020年に体験したコロナそのもの。
    正義の人はいつの時代も存在し、また感染症というどうにもできないものを前に人々の欲望、混乱、など本質があらわになる様が客観的に描かれていた

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    『ペスト』は読書好き界隈に限らず、コロナ禍で話題となった作品である。コロナを経験した我々は、高い解像度で物語を楽しむことが出来る。不条理がベースにありつつも、人間の愛情に対する価値観に問いかけてくるような作品に感じた。

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    あまり古典を読み慣れていないためか、初めは読み進めるのに苦労しましたが、とても面白かったです。歴史的背景やカミュの年譜もあり更に理解が深まりました!
    …でも長かった!笑

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    リュー医師を中心とした複数名の視点から、オラン市でのペストの流行を描いた長編小説。
    不条理下での人々の様子や心理が巧みに描かれており、登場人物、ひいてはカミュの抵抗の痕跡も読み取れるが、実際にコロナの病禍を潜った後に読むと物足りなさも感じた。実際に病苦や死の恐怖に日々隣り合わせ、自由を奪われることになったとき、人々の心はこうは平静ではいられなかったのではないか、もっと醜い心理が働いていたのではないかと感じる。そのため「病禍の下での人間心理を描いた秀逸な小説」という評価にはいささか疑問を禁じ得ない。
    とはいえそれは実際に病禍を体験した者だからこそ言えることであり、想像のみでここまでを描いたカミュの筆が巧みであることは間違いないだろう。

    0
    2024年02月09日

    Posted by ブクログ

    リュー医師を中心にペストと闘うオラン市の人々の物語。いきなり降りかかる不幸な天災に、人間の弱さが浮き彫りになる。
    ペストは神の天罰と神父は、説いたが、純真無垢の子供が苦しみ死んでいっても、それでも神の天罰と言えるのか。
    登場人物それぞれが、愛する者と再び会う為に、終わりの知れぬペストと闘うが、果たして会える事ができるのか。死にゆく者、生き残る者、会える者、会えない者…とても丁寧に描かれている。
    コロナ禍を乗り越えた現在と共通する部分が多く、大変、興味深く読む事ができた。
    カミュの作品を読むのは異邦人につぎ、本作が2作目。本作では、不条理な運命に翻弄されながらも抗い、仕事を全うし、乗り越えていく人間の強さに希望を感じた。

    0
    2023年04月19日

    Posted by ブクログ

    ペスト流行により閉鎖されたオラン市ての群像劇。
    主人公であるリュー医師の身近な人がペストに罹らない序盤では淡々と状況が語られるので感情移入しにくいか、中盤以降、予備判事のオトン氏の息子の闘病あたりはかなり緊迫した。リュー医師の周りの人々は大抵残念な結果となる所がなんだかカミュの小説らしいです。
    新型コロナ、オミクロン株が蔓延を始めたこの時制において、終盤のペスト収束についてはとても羨ましく思いながら読みました。
    人の価値観や宗教感について様々考えさせられます。
    オラン市を閉鎖したのは国の機関だと思われるが、その件が全く描かれていないのが不思議です。
    未知のウイルスに対抗する上でも精神的な備えとして貴重な古典文学です。

    0
    2021年12月19日

    Posted by ブクログ

    私にとって,本作は不条理文学でなければ,疫病の文学でもなかった。反抗というよりは不信の文学,といったところか。20世紀以降の傾向として重要な感覚としてメモをする。

    本書に文学的価値を見出すとするならば,海水浴のシーンを取り上げれば十分だろう。

    複数の証言を仮想的に再現した,群像劇が効果的に誠実さを示していると思う。

    評価を-1したのは,現代に求められている像との(自分の中での)乖離感があり,今必読とまではいかなかったことによる。本作は,現代の読者が思うよりも遥かに孤独だ。

    最後に翻訳について。それまでの宮崎嶺雄訳 は1969年のもので,さすがに今では読みづらい文章。今回の新訳により,難解さはかなり減り,内容に集中しやすくなっている。これを機に読者層が広まるのはいいことだと思う。

    0
    2021年11月01日

    Posted by ブクログ

    文体が難しくて3~5割くらいしか分からなかった
    特に、キリスト教に関する思想の箇所は何回も何回も読み直したけどさっぱりでした(それ以外の箇所も難しくて何度も読み返しました)
    ペストでもコロナでも不条理で理不尽なことは生きてたら沢山あると思いますが
    辛いことがあってもリュー医師みたいに淡々と向き合っていくしかないのかなぁと(それがこの話の教訓?)

    オトン氏の息子の闘病シーンで、無垢な子供がペストに罹患するのは天罰なのか?という問いかけがあったと思うが、子供って言うほど無垢かなぁというのが正直な感想(解説に『ドイツ人の友への手紙』という作品の中で、戦争反対派だったカミュが一人の少年が銃殺されたというだけで戦争に参加する的なことが書いてあった)カミュは子供好きなのか、子供を神聖視しすぎているのか

    あとミント味の飴のくだりでは、コロナ禍のとき龍角散が売り切れてたのを思い出しました笑(私も買いました)

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    物語自体が進行していく部分と、概念的な思索が続く部分があり、思索の部分は難しかった。半分も理解できなかったように感じる。その辺りは、訳者の解説によって助けられた。
    物語のあらすじ、展開については引き込まれた。

    0
    2026年09月07日

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