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母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。(解説・白井浩司)
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Posted by ブクログ
おもしろかった!!2日で読んだ 不条理文学ってなんだって思っていたけど、なんとなーーくわかった気がする。 夏の描写が多くて、夏にぴったりだった。主人公の裁判のときに、人間性まで見られるの不思議〜 サルトルも、読んでみたいな
自分と主人公を同一化して読んでしまった どこまでも自分の内心に自由であろうとすることは罪なんだろうか
サイコパスというか不条理なんだなぁ 主人公の目を通しての情景描写がめっちゃ綺麗 ちょっと難しい物語でした
不条理とは理屈の通らない不運、不幸。それは幸せとは真反対の現象である……そんな考えが覆される小説だった。 人間は生まれてから死ぬまで等しく不条理の支配する世界で生きている。それはある意味で平等な幸せなのではないか?ムルソーの顛末を読み、そんな思いを抱いた。 ムルソーは罪人なのか。殺人を犯した罪はある...続きを読む。だが、死刑を受けるほどの罪人ではない。善良で平凡な男だ。では何故、死刑判決を受けたのか?彼が自分自身、そして他者に真摯で誠実だったからだ。 母の死に涙を流さず、悲しむ振りもせず、神を信じないと言う。アラビア人を殺した理由は「太陽のせい」。 ムルソー以外の人間はどうか?皆、大なり小なりの嘘をつく。演技をする。それこそが人間の義務であるとでもいうように。 ムルソーはそれを良しとせず、抗った。彼はただ彼のままで生きていただけなのだ。司祭に怒りをぶつけるシーンには、爽快感すら覚えた。ムルソーに拍手したい気持ちにもなった。 無神論者のムルソーがたびたび聖書やギリシャ神話のモチーフを出すのも、皮肉が効いていて面白い。 太陽=太陽神(アポロンは他の神を矢で射殺している) 四つの銃声=聖書、四つの福音書 「自分は神を信じていないけど、君たちは信じているんだろう?」というムルソーの声が聞こえてきそうだ。 死刑になり、自分の人生やこれからやってくる死を思ってムルソーは悟ったのだ。この世は不条理で、不幸は突然やって来る。だが、同時に世界の無関心は優しさと幸福だった、と。 太陽が照りつける眩しい地が舞台なのに、常に死の気配が付き纏う。夏になったらこの小説をもう一度読んでみたい、と思った。
匿名
カミュの代表作を読めて良かった。ムルソーと同じことがいつ誰に起こるか分からないことを改めて思い知った。
高校生の時の課題図書。当時は全く良さがわからなかったので、いつか再読してみたいと思っていたら高校生の息子が課題図書として持っていたので再読。 当時意味のわからなかった主人公。日々の安らかな生活や欲望に忠実な人間らしさを備えている普通の人間にもかかわらず、母の死に対する悲しみや人への興味や愛情を対外...続きを読む的に示さなかっただけで、偶然の正当防衛とも言える殺人に対しても極刑をうけてしまう。誰しもが自分の感情や欲求を素直に現して生きることは難しく、人の目線や評判を気にして自己を曲げている中で、誰よりも自分に正直な主人公が裁かれることは、我々がいかに不条理な世界に生きているかを痛感させてくれる。SNSが盛んな現代にも通じるテーマ。 終盤の、死に臨んでそれを受け入れる主人公の悟りはすごいものがあります。
面白かった。不条理と言うより、人と人との認知の歪み、感覚の違いで起こる問題を表してるのかな? その点でいえば、カフカとは違った不条理
さすがに名作か。 時代のイメージがつかなくて読みにくいところもあるけど ムルソーの内省みたいなところは わかりやすいので読める。おもしろかった。
なぜ傑作と言われるか。 それは本の中でも珍しい、自分を省みることができる機会に巡り会えるから。 人からの見られ方や言動に揺るがず、欲望と思考に嘘をつかないでいられることの難しさ。 私は彼を愚かだとは思わない、むしろ英雄にすら感じる。 自分に嘘をつくならば、死をも受け入れよう。
古い訳で読みにくいのするする読めるのは内容がおもしろいからだろう。 感想を見ると割とムルソーに共感を覚えている人が多いようだが、私はあまり共感できなかった。 ムルソーは無感情、無感覚なサイコパスという印象。何かを深く感じたり考えたりするというより、その場その場の感覚の積み重ねで生きている感じが動物...続きを読む的だと思った。そんな自分とは違うムルソーが面白いと思える物語。最後に自分はいつも正しかったと司祭を罵倒する場面はとても怖くてよかった。 マリイに愛しているかと聞かれて必ず、愛していないと思うと正直に答えるところがおもしろかった。正直すぎる。
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