幸福について

幸福について

「人は幸福になるために生きている」という考えは迷妄であり、間違いだと逆説的に説く幸福論。自分を他人と比較し、他人の評価をたえず気にすることが不幸の元凶であり、名誉、地位、財産、他人の評価に惑わされず、自分自身が本来そなえているものを育むことが幸せへの第一の鍵であると説く。『読書について』の哲人が授ける、この七面倒くさい人間社会を生き抜く知恵。

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幸福について のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく読みやすくて面白かった
    読書が好きな人は共感する部分が多いのではと思う

    人生の質は経験の数ではなく精神的充足の密度で決まると思っているけど、その根底を言語化してくれていて頭の中がスッキリした感覚
    自分含め、皆が周りでなく自分自身を変えることに意識が向けば、少なくとも今より精神的に豊かな世界に

    0
    2022年07月09日

    Posted by ブクログ

    本文の翻訳はとても良くできていて、現代語を適切に入れながら、元の意味を損なっていない名訳だと思う。
    ただ、脚注がめちゃくちゃでこんな解説を入れるくらいならむしろ何も入れずにページの幅を広く取ったほうが良かった。

    0
    2022年03月24日

    Posted by ブクログ

    昔の哲学者が書いた、幸福についてのエッセイ。
    なかなか為になる人生訓が述べられている。
    文章が面白く、説得力があった。
    読んだら幸福について考え方が変わる、かも。

    0
    2019年09月22日

    Posted by ブクログ

    150年近く前からこんなに鋭く人間の本質を捉えている人がいることに驚いた。
    何度か読み込みたいと思う。

    0
    2019年05月23日

    Posted by ブクログ

    ロシアの大文豪トルストイに、
    多くの人間たちの中でももっとも天才的な人物だと確信すると言わせたドイツの哲学者ショウペンハウエル。


    今から150年ほど前、当時の一般的な常識であった、人生とは幸せになるためのものという前提を根底から覆し、人生とは困苦であり退屈であるのだから、いかにその災難から逃れら

    0
    2018年11月13日

    Posted by ブクログ

    人は意識せずとも他人と比べ、未来を憂い、今を見ず感じず、他人や過去未来をばかりを見て比較し、不安や不幸の迷路に陥ってしまう。本著で気付けることは、他人や実体の無い過去や未来を憂うことを止め、私たちが「今、生きている」という実感と、様々な視点を本などから学び、多様な経験を通して内面を豊かにすることで、

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    私にとってショーペンハウアーはド定番なのだが、時々読み返したくなる。心が弱っている時とか、素朴な視点で状況を見直すのに最適だからだ。つまり、そういうタイミングなのだというバロメーターにもなる。食べたいものは身体が欲するもの。読みたいものも然り。実際に弱っている訳ではなく、単に関西と関東を行ったり来た

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    この本には、劇的な事は何も書かれてはいない。しかし、彼が語るある程度幸福で生きるための方法は、現代の私達に深く突き刺さる。分かるのは、いつの時代でも人間は、退屈と他人に悩まされるという事だ。

    私も人生に対してあまり期待をせずに、明るく、健康で生きてゆきたいと思う。内面の富を大切にしろという彼の言葉

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    厭世世界をどう生き抜いて幸福である事を実感するか、又は真の幸福とは?について書かれていた。
    他者からの印象を気にせず、たまには独りの時間をどっぷりと楽しみ、その孤独な時間を愛せる者は真の幸福を知っていると説く。
    外的刺激は殆どがまやかしと幻想。
    そこから少し離れられるか、そうでないか。
    喧騒と社交、

    0
    2024年09月30日

    Posted by ブクログ

    幸福について、ショーペンハウワーの切れ味鋭い視点から述べた一冊。訳が読みやすいのと、堅苦しく感じる哲学っぽさは全くない。加えて、物事の本質を突いた内容であり、大変勉強になる。

    0
    2023年11月28日

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