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Posted by ブクログ
健康第一
幸せは健康の上にしか成り立たない。
不幸を取り除くことに集中する。
人間の欲には上限がない。
屋根のある部屋で眠れることに感謝して、自分の足元を確認する。
そして、自分ひとりで完結できる遊びを持つ。
「新しいことを学んだ」というより、もともと自分の中にあった考えを言語化してもらった感覚に近くて逆に面白かった。
途中までまで、守りに寄りすぎるのも違うな〜って思ってたら、
「ひとりで完結する楽しみを持つ」も一致していて、笑った。
ひとりで完結する遊びでどこまでも行きたい。
人生は不幸を減らしていく方が持続出来るよね。
あとマズローの欲求5段階説を思い出した。
ショーペンハウアーは、①生理的欲求と②安全欲求を確実に満たして、③社会的欲求とはいい距離感で付き合って、④承認欲求はやらずに、⑤自己実現欲求はひとりで完結する形で満たせって言ってるってことだよね。
ま〜〜〜かなり感覚近いな、わかるわまじで。
Posted by ブクログ
ショーペンハウアーは徹底した厭世家だが、不思議と読後は暗くならない。
「幸福とはあまり不幸ではない状態のこと」
「健康こそ最大の財産」
「未来の不安で現在を曇らせるな」
「苦痛がなく、退屈でもない状態が、この世の幸福である」
といった考え方が特に印象に残った。
「今日を少し楽に生きるための哲学」とでも言えばいいのだろうか、人より体力がない自分のようななタイプにとっては、とても心地よかった。
もちろん毒舌も健在で、「大部分の人間は低劣」などと言い切る容赦のなさには笑ってしまう。
それでも、その毒の奥には、自分や他人に過度な期待をせず、今日という「小さな一生」をそこそこ機嫌よく終えるための知恵が詰まっているように思う。
Posted by ブクログ
すごく読みやすくて面白かった
読書が好きな人は共感する部分が多いのではと思う
人生の質は経験の数ではなく精神的充足の密度で決まると思っているけど、その根底を言語化してくれていて頭の中がスッキリした感覚
自分含め、皆が周りでなく自分自身を変えることに意識が向けば、少なくとも今より精神的に豊かな世界になるんじゃないかな
✏人が直接的に関わり合うのは、みずからが抱く観念や感情や意志活動だけであって、外的な事柄は、そうした観念や感情や意志活動のきっかけをつくることで、その人に影響をおよぼすにすぎないからである。
✏現在と現実の客観的半面は運命の手に握られており、それゆえ変化しうる。いっぽう主観的半面はほかならぬ私たち自身であり、それゆえ本質的に変わらない。したがって、ひとりひとりが送る生涯は、外界からいかなる変化が訪れようとも、終始一貫して同じ特色をもち、同一主題をめぐる一連の変奏曲にもたとえられる。
✏教育ですら、こうした領分を広げるのに、いくばくかは貢献できても、総じてたいして役に立たない。なぜなら、たとえ青年期に思い違いをすることがあっても、最も高尚で多様性に富み、最も長続きする喜びは、精神的喜びであり、これは主としてもって生まれた力に左右されるからである。
✏私たちが何を幸福とし、何を享受するのかということにとって、主観は、客観とは比べものにならないほど重要である。
✏空疎な内面、精彩を欠く意識、貧しい知性がかれらを社交へと駆り立てるけれども、類は友を呼ぶため、同類が集まる。みなで一緒に退屈しのぎの歓楽を追い求める。
✏なぜなら個性は四六時中、どこまでも彼に寄り添うものであり、彼が体験するすべては個性の色調を帯びるからだ。あらゆる点で、何事につけても、彼はなによりもまず彼自身を享受する。
✏だから英語で〈to enjoy oneself〉というのは、きわめて適切な表現だ。たとえば〈He enjoys himself at Paris.〉、つまり「彼はパリを堪能する」のではなく、「彼はパリにいる自分自身を堪能する」のである。
✏だから良き事も、悪しき事も、大きな災禍はともかく、人生において何に遭遇し、何がその身にふりかかったのかよりも、本人がそれをどう感じたのかが問題であり、何事も感受力の質と程度が問題となる。
✏したがって私たちの幸福にとって、気高い性格、有能な頭脳、楽天的な気質、心根が明るいこと、健康そのものの丈夫な体のような個人的特性にまつわる財宝、つまり「健全なる身体に宿る健全なる精神」が、第一の、最も重要な財宝である。それゆえ私たちは外的財宝や外的名誉よりも、こちらの財宝の維持増進をこころがけるべきだろう。
✏ これらすべての中で最も直接的に私たちを幸福にしてくれるのは、心根が明るいことである。
✏「客観的に現実にいかなる事態なのか」ではなく、「私たちにとって、いかなる事態なのか、私たちが事態をどう把握したのか」が、私たちを幸福にしたり不幸にしたりするのである。エピクテートスの「事態が人間を不安にするのではなく、事態に対する見解が人間を不安にする」という言葉は、まさにこれを言い表している。
✏気質や気分の究極の原因は、明らかに身体の根源的な、それゆえ不変の性質にあり、しかもたいていは多かれ少なかれ、刺激に対する感受力と再生力が正常なバランスを保っているかどうかにある。感受力が異常に大きいと、気分にむらがあり、周期的に過度の陽気さがあらわれたり、憂鬱が基調になったりする。
✏美という個人的な長所は、そもそも私たちの幸福に直接的に貢献するわけではなく、単に他人に与える印象を通して間接的に役立つだけなのに、男性においてもたいそう重要性をもつ。
✏精神の富が卓越性の域に近づけば近づくほど、退屈が入り込む余地がないからである。
✏したがって全体としてみれば、精神が貧弱で、総じて卑俗であればあるほど、群れたがることがわかる。
✏だからアリストテレスの「幸福は、自分に満足する人のもの」という言葉は、まことに正しい。
✏その人自身が常にそなえているものこそ、年齢の如何にかかわらず、幸福の真の源泉、唯一の永続的な源泉であり続ける。
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