意志と表象としての世界I

意志と表象としての世界I

ショーペンハウアーの魅力は、ドイツ神秘主義と18世紀啓蒙思想という相反する二要素を一身に合流させていたその矛盾と二重性にある。いまその哲学を再評価する時節を迎えつつある。

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意志と表象としての世界I のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    ばりおもろい。
    ニーチェの哲学的熱情を駆り立てたショーペンおじさんの主著であり、二十世紀の西洋思想を語る上で特に重要な一冊。
    時間と空間の考察を読むあいだアインシュタインの相対性理論が脳内をチラチラしたが、案の定アインシュタインはショーペンハウアーを深く敬愛していたらしい。
    科学的努力とは世界の仕組...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月02日

     ニーチェに影響を与えた実存主義哲学者として、ヘーゲルと犬猿の仲だった在野哲学者として、数々のアフォリズムを残した厭世哲学者として、間接的に名前だけは知られているショーペンハウアーを、直接読もうとする読者があまりにも少ないのが残念で仕方が無い。これほど分かりやすく、面白く、魅力的な哲学者は滅多にいな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月22日

    最終的な、大きな主張は、その通りのように感じた。
    それは、この世界が知り尽くされることがないように思われるからだと思う。シンギュラリティを経て、解明尽くされるのか?なおも疑問である。
    主張の細かな部分は、書かれた時代もあり現在の科学による説明とは異なり、古く、もはや説明に説得力がないものもある。ただ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月06日

    「物自体というのは意志のことである」というのは一見トンデモなんですが、
    あれは「一切皆苦」のことなんじゃなかろうかと思いました。
    (そういう表現をすると割と腑に落ちるというか)

    学会でショーペンハウアーの研究をしてる人がことあるごとに
    「あれは実体のことじゃないんだ」と言ってらしたのを思い出します...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年06月29日

    読む前の世界と
    読んだ後の世界が
    違って見える可能性のある本

    何度も読みたい、というか読まなければ理解できない

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    面白かった。「この世界は最悪な世界で、生き辛い」が全面的に出された本。
    悲観的、だからこその思考。
    内容がちと難しいので、哲学初心者は避けるべきかな。個人的には、シンプルな読みづらさを感じたのがネック。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    主観−客観/現象−物自体、あらゆる相対性の地層を発掘するように読む。書かれた物と現実が、あるいは読書体験と現実経験が、一致するように読む。表象という言葉が能動であるのか受動であるのか、意味の更新を迫られる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年04月23日

    私たちは、自分が「享楽的消費社会」の只中でその『自由』と恩恵を享受しながら、収入、生活、老後などの様々な問題で身動きが取れない『孤独』を感じざるを得ない。

    水がどのような形であっても、その本質を表すことに変わりないように、人もまた、どのような場合にもその本質が現れることをショーペンハウアーは述べて...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年03月07日

    「いっさいの目標がないということ、いっさいの限界がないということは、意志そのものの本質に属している」
    なっとく。今自分が行ってることごとについては目的があるけど原因は説明でなきない、ただ意志があるだけ。
    で、世界は意志が表象したものである

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年03月15日

    『意志と表象としての世界』の構成 p37
    第一巻=認識論、第二巻=自然哲学、第三巻=芸術哲学、第四巻=倫理学

    《第一巻 表象としての世界の第一考察―根拠の原理に従う表象、すなわち経験と科学との客観》

    冒頭 p5
    「世界はわたしの表象である」―これは、生きて、認識をいとなむものすべてに関して当ては...続きを読む

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