物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために

物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために

1,210円 (税込)

6pt

哲学とは何だろうか――。人間が世界と向き合い、自分の生の意味を顧みるとき、哲学は生まれた。古代から二一世紀の現代まで、人間は何を思考し、その精神の営為はどのような歴史を辿ってきたのだろうか。本書は、その歴史を「魂の哲学」から「意識の哲学」「言語の哲学」を経て、「生命の哲学」へと展開する一つのストーリーとして描く。ヘーゲル、シュペングラー、ローティの歴史哲学を超えた、新しい哲学史への招待。

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物語 哲学の歴史 自分と世界を考えるために のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    哲学史や哲学概論の本はこれまで何冊か読んできたが、これが最もわかりやすく、新書にしておくのはもったいないと思うほどである。
    哲学史ではよく「元素(アルケー)」の説明から始まるが、これだけでは「だから何?それが何でプラトンとかの哲学につながったの?」という疑問で終わってしまう。実際、元素自体に関する考

    0
    2024年01月27日

    Posted by ブクログ

    哲学を「存在とは何か?」「人間とは何か?」ということを切り口にギリシャから現代まで俯瞰した本。非常に狭い範囲に論点を絞っているのでそれぞれの哲学社の思想をすべて網羅しているわけではないが、「存在」「人間」というものをどのように考えるかという哲学の最大課題を見事に描き出している。プラトンのイデア論、ア

    0
    2021年06月07日

    Posted by ブクログ

    まさに「物語」のように哲学の歴史を有機的に紡いでくれます。全くの初心者にはお勧めできませんが、それなりに哲学の知識を入れた後ならば
    断片的な知識を結びつけるのに役立つと思います。

    0
    2020年12月07日

    Posted by ブクログ

    哲学が時代ごとにどのように発展してしたのかが概観できる。これまで漠然と知っていた哲学的な知識を、全体の中に位置付けて理解できる。必読!

    0
    2013年07月01日

    Posted by ブクログ

     哲学の歴史を、「魂」、「意識」、「言語」、「生命」へと展開する物語として描かれていることで哲学がどういった経緯をたどったのかがよく分かった。同時に、なぜ現代哲学が分かりにくいのかという事も理解できた。つまり過去の哲学に対する批判、反省を土台としているため、その土台が理解できていないから現代哲学が理

    0
    2012年11月27日

    Posted by ブクログ

    哲学とは歴史である。そのことがよくわかる本だった。本書は、哲学史を一つの物語として語った本だ。歴史といっても、実際にはさまざまな細部があり、すべてを詳細に記述することはできない。本書が考える哲学史の展開のストーリーは、「魂の哲学」から「意識の哲学」、「言語の哲学」を経て、「生命の哲学」に向かっていく

    0
    2023年09月24日

    Posted by ブクログ

    何か自分に不調があった時、「それは精神的な問題ですね」とか、「体が疲れているんだろう」などと私たちは心と体を分けて考え、それに応じた対処を取ることができる。また、自分に心があることは認めても、部屋の中にある椅子や机、その辺に転がっている石などに、心があるなどとはまったく考えない。心は動物に、しかも高

    0
    2013年10月19日

    Posted by ブクログ

    物語として哲学史を語るというのは面白い試みだと思う。哲学史の本はえてして無味乾燥になりがちで苦手なのですが面白く読めました。ただ,自分が詳しくない部分は消化不良ではあります。やっぱり僕はジェイムス,ベルクソン,メルロ=ポンティあたりが好きなんだなぁと改めて。ホワイトヘッドがラッセルの師としてしか触れ

    0
    2013年05月02日

    Posted by ブクログ

     哲学は非常にとっつきにくい分野である。複雑な用語、難解な文脈、思想家同士のさまざまな影響関係など非常に分かりにくい。高等な言葉遊びのような感覚すらある。
     また、哲学を知ってどうなるという思いもある。英語を学べばコミュニケーションができるし、工学を学べばテクノロジーの何かが分かる。料理法を学べばお

    0
    2013年02月09日

    Posted by ブクログ

    3000年にわたる哲学の歴史を、主たるテーマの流れがどのようになっているか、なぜそのような流れに至ったのかという説明を重視して記述する。あたかも、ある川の流れを淵源から下流に向かって一体感を持った解説を行うような趣がある。

    人類の知の営みのエッセンスともいうべき内容を、わずか1000円未満の本一冊

    0
    2018年10月14日

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