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Posted by ブクログ 2022年10月22日
古代Ⅰ
世界哲学とは、西洋哲学を包含し、世界の知的営為を俯瞰する、試みであり、日本が打ち出した理念である。
ナチスの台頭により、分断された世界に絶望したヤスバースは、哲学的自伝において、世界哲学へと進んでいく。それを継承したのが、日本の世界哲学である。
気になった言葉は次の通りです。
・枢軸...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月17日
序章 世界哲学史に向けて
第1章 哲学の誕生をめぐって
第2章 古代西アジアにおける世界と魂
第3章 旧約聖書とユダヤ教における世界と魂
第4章 中国の諸子百家における世界と魂
第5章 古代インドにおける世界と魂
第6章 古代ギリシアの詩から哲学へ
第7章 ソクラテスとギリシア文化
第8章 プラトン...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月11日
「こんな時だからこそ先人の知恵に学ぼう!」というわけではないけれどもちくま新書から「初の」世界哲学史シリーズが刊行中ということで、シリーズの第1巻。第1巻は「古代1 知恵から愛知へ」。
世界哲学という概念は、大学生時代にカール・ヤスパースの『歴史の起源と目標』やヘーゲルの『歴史哲学』などを読んでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月28日
哲学=西欧哲学という常識を塗り替え、アジアやアフリカなどを含めた世界哲学の体系化を試みるという壮大な理念を掲げたシリーズである。
一巻ではメソポタミア文明からヘレニズム時代を扱う。メソポタミア文明を哲学史に組み入れること自体がすでに世界哲学への第一歩であり、その内容も大変興味深かった。
一点気になっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月17日
哲学から、西洋哲学、東洋哲学といった枠を取っ払い、あらためて世界的、普遍的な視座から構成し直そうという壮大な試み。同様の動きは歴史学にもあるが、グローバル化の進展する世界にあって、当然の流れかもしれない。新書ではあるが、内容はなかなかに高度で読みこなすのは相当にしんどい。個人的には西アジアの章が刺激...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月23日
哲学史というと、普通、ギリシア哲学から始まり、西欧の「大陸系」と英米の「分析哲学」という西洋哲学の流れの説明というのが一般的で、日本、アジア、イスラム圏というのがでてきても、それは「思想」、というか、西洋哲学との比較で論じられてきたのだと思う。
それを「世界哲学」として、時代ごとに論じていこうとい...続きを読む
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