極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学

極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学

2,255円 (税込)

11pt

5.0

大澤真幸・熊野純彦両氏の責任編集による新たな叢書、刊行開始!「自らの思考を極限までつき詰めた思想家」たちの、思想の根源に迫る決定版。21世紀のいま、この困難な時代を乗り越えるには、まさにこれらの極限にまで到達した思想こそ、参照に値するだろう。
ドゥルーズは20世紀を代表する哲学者だ。難解にもかかわらず、人の心を魅了する力がある。「ドゥルーズは哲学史の空間を高速で飛び回る青白い鬼火だ」と著者は言う。その魅力とは、どのようなものなのか。
たとえば「存在の一義性」という場合、その概念の祖であるドゥンス・スコトゥスの理解をふまえながら、スピノザ、ニーチェと、普通の読みではつながらない流れに系譜を通じさせてドゥルーズ的な配置をつくりあげる。そこにドゥルーズの哲学の創造がある。それを、とくと観賞しよう。
『差異と反復』『意味の論理学』『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』などなど多彩な著作群に鳴り響いている通奏低音を感じ取るために、その「鑑賞の手引き」たらんとする力作!

【目次】
第一章 ドゥルーズという烽火
第二章 存在の一義性という革命
第三章 前哨としての内存在
第四章 ドゥルーズと狂気
第五章 表面という魔物
第六章 特異性と個体性の相克
第七章 無人島と可能世界

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極限の思想 ドゥルーズ 内在性の形而上学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年10月17日

    「学」「二項性」の暴力性に抗うドゥルーズというイメージを持った。
    これはかけがえのない収穫だ。

    存在一義性、内在性は難しかった。
    第四章の狂気、第五章の表面、第七章の無人島(なかでも他者論)はかなり引き込まれた。

    著者の誠意を感じた。

    0

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