おどろきのウクライナ

おどろきのウクライナ

1,265円 (税込)

6pt

4.1

権威主義国家VS自由・民主主義陣営
プーチンは地獄の扉を開いた!

世界史的地殻変動を文明と宗教で読み解く
ポスト・ウクライナ戦争の世界

――人々はなぜ、おどろいたのか?――

それは自明だと考えていた前提が、あっさり崩れ去ったから。
自由と人権と民主主義と、資本主義と法の支配と、言論の自由と選挙とナショナリズムと。
(橋爪大三郎氏「はじめに」より)

◆内容紹介◆
2022年2月、誰もがおどろいたロシアのウクライナ侵攻。プーチンはついに地獄の扉を開けた。
アメリカ覇権の終焉後に始まる、ロシア、中国など権威主義国家と自由・民主主義陣営の戦いとは? 私たちは新しい世界にどう向き合うべきなのか?
この世界史的な地殻変動の本質を見抜くには、安全保障や経済政策の観点と同時に文明論、宗教学、歴史、社会学的な視座が不可欠だ。
日本を代表する社会学者が混迷の世界の深層に迫る、白熱の討論。

◆主なトピック◆
◎アメリカの戦略転換
◎急転のアフガニスタン情勢
◎「中国の特色ある」資本主義
◎資本主義にはふたつある
◎自信を失う西側世界
◎自由は普遍的価値なのか
◎どんな価値のために戦うか
◎ウクライナという国
◎ギリシャ正教は政教一致
◎ロシアとはなにか
◎プーチンの主権国家
◎西欧コンプレックス
◎合理性を超えた決定
◎ウクライナのナショナリズム
◎この戦争を歴史のプラスにできるか
◎ロシア非難決議を棄権する国々
◎ロシアと中国の違い
◎自由と平等はなぜ説得力がないか
◎ポスト・ウクライナ戦争の新世界

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おどろきのウクライナ のユーザーレビュー

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    購入済み

    ウクライナの話だけではない

    2023年01月16日

    社会学者ですでに数々組んで本を出している橋爪大三郎、大澤真幸両氏の新刊、2021年~2022年にかけての対談の記録。
    ウクライナの話だけではなく、イスラム圏・中国・ロシアなどのさまざまな動きが読み解かれている。いつもの橋爪氏らの本とおなじく、文章はきわめて平易で難しい言葉使いはほとんどない。それで...続きを読む

    #深い #タメになる

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    橋爪先生、大澤先生の両巨頭による最新の対談。
    ウクライナ情勢だけではなく、アフガニスタンのタリバンによる支配の背景など世界で起きている不可解な事態に、歴史的な文脈を補助線を入れながら解説。後半の中国に対する西側の姿勢のあり方では激論が展開。現在の世界情勢を理解するための必読書。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月11日

    タイトルの「おどろきのウクライナ」は、出版社が売るためにつけたと思われ、本書の内容に即していません。本書では西側に対するロシア、中国の内在論理など、もっと広いテーマを扱っています。
    対談はアメリカのアフガン撤退から始まり、ポストウクライナ戦争まで。色々なことを考えさせられる、読み応えのある一冊。
    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月04日

    いま起きているロシア、ウクライナ問題をよく知りたくて購入。序盤は中東の戦争の話から入り、中盤からようやくウクライナの話題に。広い範囲の社会学的な論点で今起きている問題を捉えようとしている大澤さん、橋爪さんの対談は無知な自分にとってとても勉強になった。

    特に途中で挙げていた、酒井啓子さん?の「すべて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月02日

    「おどろきの中国」が面白かったので、こちらも読んでいた。

    タイトルと内容は、ちょっと違う感じで、内容はウクライナ戦争を真ん中にはさみつつ、中国、ロシア、そしてそれに対する西側の対立の話しかな?

    いろいろな話しがあって、もちろんウクライナの話もあるわけだけど、それはほとんどロシアとの関係ででてくる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月02日

    安定の橋爪・大澤対談。
    しかし、今回は後半に二人の考え方の違いが際立っていた。
    今後、最大の課題となる国については同意する。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月03日

    タイトルは「おどろきのウクライナ」であるが、話はウクライナにとどまらない。「不思議なキリスト教」以来、数々の対談で謎を解き明かしてきた橋爪、大澤両氏がこの本で語り始めるのは、ロシアによるウクライナ侵攻前からであり、話はウクライナの戦争の背景からポスト・ウクライナ戦争まで及んでいる。今の混迷する世界に...続きを読む

    0

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