宇宙はなぜ哲学の問題になるのか

宇宙はなぜ哲学の問題になるのか

880円 (税込)

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3.8

「宇宙に果てはあるのか」「広大な宇宙の片隅に住む私たちとは何者なのだろう」──誰もが一度はとらえられるこうした問題。プラトンもカントもウィトゲンシュタインも、その哲学の原点は宇宙への問いだった。宇宙を切り口に学ぶ、いちばんやさしい哲学入門。

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宇宙はなぜ哲学の問題になるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    帯に「いちばんやさしい哲学入門」とあるけれど、ひらがなの「やさしい」を「易しい」と勘違いすると読み出してすぐに投げ出したくなるはず。全然「簡単に理解できる」話ではないから。でも「優しい」だと思えば、嘘とは言えないものの、著書の丁寧で熱心で面白い話に「よく分からないけどもう少し読んでいたい、先を見てみ

    0
    2020年05月26日

    Posted by ブクログ

    わかりやすく哲学の思考や実例を紹介し、科学との関係を説明してくれています。カント哲学における宇宙の有限性と無限性の話、大学の研究室に入った頃から科学的に証明することの正しさや限界についてあれこれ思案してきましたが、それらに着地点を与えてくれたような気がします。哲学入門にもってこいの一冊です。

    0
    2020年03月30日

    Posted by ブクログ

    宇宙をどのようなものととらえるかについて、カントの論を中心に、それ以前のギリシア古代とそれ以後の現代の論についてもとりあげている。カントについては、一般的なカントの解説書では見ることのない『天界の一般自然史と理論』等への言及など、新しく知ることがけっこうあった。また、現象世界と物自体の関係についての

    0
    2020年09月03日

    Posted by ブクログ

    宇宙の捉え方を哲学、科学をもとに説明されている。歴史的に哲学者たちが宇宙を論題にしてきた例をあげて最後には地球外生命体の存在にも触れている。哲学について触れたことのない自分にとってとても難しい内容であった。

    0
    2021年02月22日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれる。哲学は天文学や科学と常に番いとして在る学問であり、科学の変遷はそのまま哲学の変遷でもある。それを宇宙と結びつけて紐解いていくのが面白かった。全体的にカントの理論が多かったけど、言語哲学からのパラダイムシフトの話も充実していた。

    0
    2019年11月24日

    Posted by ブクログ

    タイトルからして「宇宙をどう認識してきたか」が展開されるのかと思ったら、がっつり哲学。それもカント哲学ときた。いけません。「純粋理性のアンチノミー」を展開されてもね。ちくまプリマー新書なのに難しくなってしまう。とはいえ、宇宙認識が人間の思考そのものに与える影響を無視できるはずもない。人間の認識力も宇

    0
    2019年10月05日

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