プラグマティズム入門

プラグマティズム入門

935円 (税込)

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十九世紀後半にパースが提唱し、ジェイムズが定義づけたプラグマティズムは、従来の西洋哲学の流れを大きく変えた。二〇世紀半ばにはクワインによって再生されたことで、今やアメリカ哲学の中心的存在となったその思想運動は、いかなる意味で革命的だったのか。プラグマティズム研究の日本における第一人者が、その本当の狙いと可能性を明らかにし、アメリカでの最新研究動向と「これからのプラグマティズム」を日本で初めて紹介。いま最も注目される哲学の全貌を明らかにする。

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プラグマティズム入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    プラグマティズムにおいて「真理」がどのようなものと考えられているかについて知りたかったので、とても参考になった。(特に序章、第一章)。

    0
    2019年11月12日

    Posted by ブクログ

    前提とするものが、まさにプラグマティックなプラグマティズム。現代を生きる私にとって、問題意識に応え、日常感覚に合う、示唆的な議論だった。

    全体的に本質を突くような記述が続き、グイグイと引き込まれながら、最後まで読みきった。構成も素晴らしい。

    数学への見方も新鮮。
    読みながら、テクストでなくコンテ

    0
    2018年02月28日

    Posted by ブクログ

    恐ろしく緻密な本。新書でこのクオリティのものを出版してもよいのだろうか、と心配になる水準。伊勢田哲治氏のブログに、この本についての書評(というか著者に向けての手紙)が公開されている。プラグマティズムの入門書としては現在のところ最高だといえる。

    0
    2017年01月30日

    Posted by ブクログ

    読み直したさ:★★☆
    Evernoteにノートを作成済。推論的意味論の発想は、私的自治と民法の発想に応用可能な気がする。
    〈感想〉
    次はジェイムズのプラグマティズムを読みたい。
    分かりやすく、かつボリュームとしても満足。
    主題の整理→詳論という書き方で進むので読みやすい。

    0
    2016年02月24日

    Posted by ブクログ

    デカルトに端を発した「我」あるなし論争は、ヘーゲルの他者による精神発展論(1)、キルケゴールのシーソー論(2)、ラカンの鏡像段階理論(3)など多くの哲学者の主題の一つであり続けた。また、「認識」については、カントを乗り越えたフッサールの対象確信論(4)が現象学の扉を開いた。
    プラグマティズムもまた、

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    ローティの『100分de名著』をきっかけに興味を持ち、読み始めた。
    プラグマティズムは、絶対的な知識の存在を前提とせず、改訂可能性をもつ可謬的な知識から出発し、探究を通じて新たな知識を獲得していく立場だと理解した。その際の「客観性」への考え方には思想家ごとに幅があり、科学的な手続きを通じて客観性を担

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    プラグマティストの思想の変遷を辿れる。
    ただプラグマティズムの本を読んだことない人は他の入門を当たった上で、戻ってくるのがいいかも。ちょいむず。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    プラグマティズムとは何かが、各時代の人物とともに分かりやすい書いてあった。
    内容が濃いのでメモをとって頭を整理しながら読んだ。

    0
    2023年03月11日

    Posted by ブクログ

    プラグマティズムは「開かれた柔軟な哲学」であるという。そのプラグマティズムを「源流のプラグマティズム」ではパース、ジェイムズ、デューイ、と始祖たちに遡って要約・紹介される。第2章では「少し前のプラグマティズム」としてクワイン、ローティ、パトナムが同じように要約・紹介される。そして、最後に「これからの

    0
    2020年08月01日

    Posted by ブクログ

    「哲学思想としてのプラグマティズム」について、その全体的像をわかりやすく解説。プラグマティズムについて、「源流のプラグマティズム」(パース、ジェイムズ、デューイ)、「少し前のプラグマティズム」(クワイン、ローティ、パトナム)、「これからのプラグマティズム」(ブランダム、マクベス、ティエルスラン、ハー

    0
    2017年09月15日

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