「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル

ビジネス・実用
4,950円 (税込)

24pt

普遍的であるはずの「論理」と「合理性」.それは文化によって大きく異なり「価値観」とつながる.「文化の多様性」という言葉に逃げ込まず,それぞれ4つの原理を代表する日本・アメリカ・フランス・イランの思考表現スタイルから4タイプの論理と合理性を明らかにする.ポスト近代を生き抜く知恵となる比較文化論の集大成.

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • タイトル
    :
    「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル
  • タイトルID
    :
    1528125
  • ページ数
    :
    314ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。アメリカの簡潔、短絡的な目的志向と経済合理性。イランの宗教的決定論。フランスの弁証法的発展とルソー的な社会善。日本の利他性、共感重視と状況によって決まる縁起思想。どれも納得感があった。確かに日本の作文は個人の感想を述べつつ共感や協調が評価軸な気がした。どう論を立てて、何を持って合理的とするかは文化によってこうも違う。これからそういう視点を持って日々ニュースとかに触れたい。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった!

    文化によって、思考の型が異なり、書く型が異なり、「論理的」と言われるものが異なり、「価値のあると言われる能力」も異なる。

    アメリカ、フランス、イラン、日本の教育方法、特に作文・小論文の型と歴史教育に焦点をあてて、そこから求められる「論理的」について考えていく。

    そもそも、作文や小論文が国によって違うなんて思ってもいなかった。どこの国も「感想文」を書かされているものだと思ってた。。

    この本ではアメリカ→フランス→イラン→日本の順に紹介されていく。他の国の話を読んだ後での日本の話は本当に驚きだった。

    自分が当たり前と思って受けていた教育を、他の国と比較しながら客観的に解説されると、なんだか誰かの掌の上で踊らされていたような、そんな気分になった。
    特に、国語の授業でよくあった、それぞれの意見をだす→クラスのみんなとの話し合いで、とはいえ先生の誘導のもと→1つのそれっぽい答えにまとめる。は、確かに「周りの空気にあわせる」練習だったんだなって思った。
    とはいえ大学の論文や、社会人になってからは急に「自己主張」を求められるようになるから、え、難し!ってなってたんだなと思ったり。


    ①経済原理(アメリカ)
    効率的に最大限の収益をあげることを目的とする
    効率的な行為を合理的とする
    決まった結論がある
    小論文では始めに結論を述べる
    →1970年代、大量の小論文の採点をするために作られた型
    個人が主張を持ち、明確に伝えられることが評価される


    ②政治原理(フランス)
    フランス革命後、共和制になった歴史から「公共の利益」を考えられる市民の育成を目指した
    小論文の型はディセルタシオン 正ー反ー合 の弁証法
    「自分で考える」とは、「自分がこう思うと」は違う。自分と反対の意見も理解したうえで、より良い解決策を提示すること
    決まった結論はない


    ③法技術原理(イラン)
    決まった結論がある。それは真理、イスラム法
    目的も手段も所与の物のとして、客観的に提示される
    小論文の方はエンシャー
    結論部分ではあえて直接的な言い方を避けて、すでに決まっている道徳的なメッセージを読み手に伝える
    小論文の目的は、学習者に思考を整理させる、理論整然と話したり書いたりできるようになること


    ④社会原理(日本)
    目標の達成より、価値に向かう正しい態度や意欲が重視される
    感想文:体験を通じた自己の変容
    他の人の立場から自分の考えを見直すこと、他の立場に立つことを重視する。個人の感じたことを話し合いによって社会的に期待される感想にすり合わせていく教育を通じて、共感を獲得する
    歴史では、「なぜ起こったのか」ではなく、「どのように起こったのか」と手段や背景を重視する教え方がとられる


    ※4つの原理を学ぶことで、各原理を時と場所、相手によって適切に使いこなせるようになると良い

    0
    2026年02月19日

    Posted by ブクログ

    学術書、ということになるのかな。新書でも紹介されている内容だが、さらに詳細に説明され、体系化されている。決定版ということだろうか。まとまり感がすごい。
    スタイルの差異を自覚したうえでウェイトソフトなり、強弱コントロールしていきたいですね。

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    前に読んだエマニュエル・トッド「世界の多様性」に引き続き、世界には本当にいろんな国があるもんだなぁという本。
    この本はYouTubeの「ゆる言語学ラジオ」で知りました。

    「結論から先に言いなさい」と教えられてきましたが、これはある限られた国で採用された表現形式であって世界共通というわけではないらしい。
    論理というのは普遍的な推論方法ではなく、文化や社会の枠組みのなかで形づくられるものであるというのが本書の主張です。

    そして、著者はこの文化的な枠組みを理解する鍵として「教育の在り方」に着目します。
    子供たちへの教育原理はその国が重んじる価値観そのものと言えます。

    本書ではこの教育原理を大きく4つの型に分類して議論を進めます。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    アメリカやフランスは何となく想像つくけれど、イランは完全に初見だったので興味深かった。
    各国でこれらの思考方法に子供の頃から馴染んできたら、大人になってビジネスをするときも全く違ったアプローチになると強く思わされた

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    過度に具体例に当てはめてしまう危険性を孕みつつ、ここまで素晴らしい抽象化と類型を分かりやすく文章にしてくれてありがとうございますという気持ちです。
    思考スタイルが違う、しかしそれは文化的に規定されている可能性があるという視座はコミュニケーションギャップを個人が克己する一つのきっかけになり得ると思いました

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    多様性と言われて久しいが、文化基盤によって論理の組み立て方が異なるので、まずはこの背景を理解した上で、多様性を語るべき。

    0
    2025年01月15日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。いままでに読んだ社会学、人文学系の本の内容がいろいろと蘇り、コネクティングザドッツの連続だった。学術書なので普通に難しかったが最近新書も出たらしいので周りにはそちらを薦めたい

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    「論理的思考」は人流共通の絶対的な思考の方法である。それは本当だろうか?この様な絶対的な価値観であると確信しているものを実は相対的なものに過ぎないと軽々しく書き換えてくれる。現代社会において必須になっている論理的な思考を極めて理知的な区分によって4つに区分し、われわれの価値観をひっくり返す名著。

    0
    2024年11月22日

    Posted by ブクログ

    合理性を、形式的/実質的、主観的/客観的の四象限に分けて相対化し、それぞれを代表する各国(アメリカ、フランス、イラン、日本)の教育文化を比較研究した本。とんでもなく面白かった。

    個人的には、ビジネスで必要となる論理思考と、日本の教育にズレがあるのを常々感じていたのだけど、この本でその理由がかなりクリアになった。

    ビジネス上の論理思考は、本書によるとアメリカに代表される「経済原理」の思考で、目的達成に直接結びつく効率的な行為が合理的な行動とされる。アメリカではこの原理に基づいた教育がなされており、エッセイという作文の教育を通じて、その論理思考が叩き込まれるのだという。

    それに対して日本では、目的の達成よりも、目的(価値)に向かう正しい態度や意欲が重視される。(「社会原理」)そのために日本の教育は、他人の心を考えることと、それを自分の心とすり合わせて行くことに主眼を置いている。物語の登場人物の心情を問うたり、感想文を書かせることがその現れだと指摘されていて、興味深かった。

    とはいえ、仕事をする上では、経済原理による論理思考は必須だし、フランスの「政治原理」として紹介される思考では、複数案を超克する論理思考が標準化されていて、これもビジネス上での応用ができる。イランの「法技術原理」は日本とは正反対なので、中々理解し難いが、自身の思考を客観視するには良い題材のように思える。各思考の優劣を論じるのではなく、さまざまな思考を使いこなすことは、総合的に豊かな社会生活につながりそうな希望が持てる。

    という感じで、とても刺激的な読書体験だった。

    ちなみに、本書はA5判で300ページ近くある。毎日寝る前に数節ずつチマチマ読んで1ヶ月近くかかったが、専門用語は序章に少し出てくるだけで、全体としては読みやすかった。値段も約5,000円とお高いのだが、その価値は十分にあった。

    0
    2024年08月17日

「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • タイトル
    :
    「論理的思考」の文化的基盤 4つの思考表現スタイル
  • タイトルID
    :
    1528125
  • ページ数
    :
    314ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

渡邉雅子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す