作品一覧

    • スピノザ 人間の自由の哲学
      値引きあり
      4.0
      「本当に存在するのは神のみであり、人間を含め、その他のものはすべて神の<様態>に過ぎない」――一見、もっとも「自由」からはほど遠いように見えるスピノザ哲学が、自由こそは人間の「本性」と考えるのはなぜなのか? 政治的閉塞に被われた現代社会に風穴を開ける、もっともラディカルな思想の魅力を平易な文体で綴る。まったく新しいスピノザ哲学の入門書。 ・「自然の権利や決まりとは、わたしの理解では、個物それぞれに備わった自然の規則に他ならない。あらゆる個物は、こうした規則にしたがって特定の仕方で存在し活動するよう、自然と決められているのである」(スピノザ『神学・政治論』第16章2節)。 ・「スピノザが『神学・政治論』後半部で提示した政治哲学は、恐らくそれまでの西洋哲学史上類を見ないほどの徹底性をもって、わたしたち一人一人の「哲学する自由」つまり思想・言論・表現の自由のかけがえのなさを強調しています。しかもただ闇雲に大事だと叫びたてるのではなく、大事なものである理由を人間の自然権という、存在論的な基盤にまでさかのぼって徹底的に根拠づけようとしているのです」(本書第8回 自由は国を滅ぼすか――スピノザの思想<四>より)
    • 神学・政治論(上)
      5.0
      1~2巻1,100円 (税込)
      スピノザは本書で聖書のすべてを絶対的真理とする神学者たちを批判し、哲学と神学を分離し、思想・言論・表現の自由を確立しようとする。スピノザの政治哲学の独創性と今日的意義を、画期的に読みやすい訳文と豊富な訳注、詳細な解説で読み解く。『エチカ』と並ぶ主著、70年ぶりの待望の新訳!
    • 神学・政治論(下)

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      前半はテキストを元とした聖書神学の先駆けとも言える内容。後半になり『エチカ』にも通じる思想が現れてくる。

      0
      2025年01月25日
    • 神学・政治論(上)

      Posted by ブクログ

      前半はテキストを元とした聖書神学の先駆けとも言える内容。後半になり『エチカ』にも通じる思想が現れてくる。

      0
      2025年01月25日
    • スピノザ 人間の自由の哲学

      Posted by ブクログ

      スピノザの生涯や17世紀オランダの社会背景、デカルトをはじめ関係する人物についての説明が豊富。思想の文脈をたどる上で欠かせないところに手が届いている。

      0
      2023年04月21日
    • 神学・政治論(上)

      Posted by ブクログ

      一言でいうと
      「考えることを放棄するな!」
      これが当時としては危険思想であった。

      考えない人間ほど為政者にとってコントロールしやすい人間はいない、
      ということは歴史を振り返っても、火を見るよりも明らか。

      自分の頭で、
      知性で考えることの需要性をスピノザと共に考える、類稀なる良書。

      0
      2020年06月18日
    • 神学・政治論(上)

      Posted by ブクログ

      めちゃくちゃ面白い

      スピノザを知るには、まずはこの本なのでは

      翻訳が古い岩波の知性改善論とか、短論文で挫折するくらいなら(みすずの新訳はどうなのだろう?)、まずはこれを読むべきでは

      大事なポイントの多くがここに出てくるし、スピノザ の問題意識もよくわかる

      何を正そうとしていたのか
      「デカルトの哲学原理」(読んでない。國分さんの「スピノザ の方法」でかなり詳しく検討されてたが、それだけ)と合わせて読むと、当時のキリスト教、ユダヤ教の聖書の読み方などの方法論への疑問と、デカルトの哲学への共感と疑問とが露わになるのでは。

      そうすると、エチカは何だったのか

      デカルトのコギトからの哲学や、聖

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      2019年11月12日

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