無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ルソーって、社会の教科書に出てきた『社会契約論』とかの、あのルソーだよね…?
と思うくらい、偉人が晩年に書いた作品というより、本当にひとりの老人の「孤独な散歩者の夢想」そのものだった。
こんなにも自分には悪意がないとか他者がいなければというようなことを言えるのはそれが夢想だからなのだと、解説や訳者あとがきのおかげで分かった。
幸福のこと。
人は結局そこに行き着くのだろうなと、そこに行き着くまでに沢山のまわり道をするのが人生なのだなと感慨深かった。
反面、どうして学校で、あなたたちが生きていくときっとこんな風に感じるようになりますよ、って教えてくれないのかな、とも思った。
何百年経っても人の想いはそんなに変わらない。
解説の、
「このように、夢想にふけることは、たんに自分の想像力のうちで、好みの宇宙をつくりだし、そこに閉じこもることを意味しない。他者が作りだした宇宙のうちで、他者の宇宙を追体験し、他者を理解するという機能もまたはたしうるのである。」
という部分に、私自身の夢想のあり方を明確に示してもらえた気がした。
この本を読むまで「夢想」という言葉も概念も意識したことが一度もなかったけれど、書かれたものを読んだり音楽を聴いたりする行為はこういうことだったのだと納得した。
推しの宇宙のうちでの夢想の、幸福感たるや。
Posted by ブクログ
『孤独な散歩者の夢想』は、ルソーの徹底した自己内省が魅力である一方、読んでいて序盤は閉塞感を覚える。自分以外を信用せず、自分の考えはおおよそ正しいという前提で語られる世界は、対話の余地がなく、柔軟性に欠けている。深いメタ認知力はあるものの、他者の視点や思考の余白を認めず、思考が自己完結して硬直していく様は、高学歴で発達傾向のある人と会話しているときの「頭は良いが視野が狭い」という感覚に非常に近く感じた。
本の中での説明に加えてルソーの人物像,置かれている状況,精神状態などの情報を加味すると自分ならどうなりそうか?と想像して読み進めました。
一番印象的なのは第八の散歩です。ルソーが硬直的な思考から考え抜いて得た自己理解や内省への知見がまとまっており、柔軟さを手に入れる過程が見えました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
小説・文芸
試し読み