ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか

ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか

1,188円 (税込)

5pt

4.2

武士の家に育った内村は、進学した札幌農学校で半ば強制されるようにキリスト教に入信する。しかしその懐の深さに心を打たれた彼は、仲間たちとともに自分たちの教会を建てるにいたる。やがて真のキリスト教国をその目で見ようとアメリカへと単身旅立つが……明治期の青年が異文化と出会い、自分自身と国について悩み抜いた瑞々しい記録。(解説・橋爪大三郎)

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ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    渡米した内村鑑三は、
    自身が崇拝してきたキリスト教を根幹としたキリスト教国で絶望する。

    これが、キリストの教えを実践する国なのか?と。
    「山にとどまる者は、山を知らない」
    外へ出ることで始めて自分自身が何者かをよく知ることができると内村鑑三は言う。

    がっかりした内村鑑三は、
    欧米の宗教であること

    0
    2018年12月05日

    Posted by ブクログ

    強制的に改宗させられたものの、一神教の素晴らしさに心打たれた鑑三。
    彼の宗教的ストイックさと、アメリカに渡って無数の宗派のどこにコミットしていいかわからずノイローゼになりながら、自らの信仰を見出していく日記に非常に共感。
    どちらかというと橋爪先生の解説の辛辣さに笑ってしまったが、
    明治期の新しい真理

    0
    2016年12月07日

    Posted by ブクログ

    タイトルの通り内村鑑三がいかにして(なぜではなく)キリスト教徒になったかを、自身の日記を追いながら補足的に当時の思考を追記していくというスタイルの文章です。

    情熱的で実直で、少し稚拙な感じすらする内村青年の思考の遍歴の話し。

    岩波文庫版よりも圧倒的に読みやすく、青春文学を読んでいるかのよう。一人

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    内村鑑三の札幌農学校〜アメリカ留学時代の内的記録です。特に前半は明治初期の若者の西洋知の受容の様子がユーモアを交じえて綴られています。キリスト教もその一部であり、一時的な熱狂が過ぎ去ると、離れていく者もあり、真実、信仰の道に入る者もあり、という流れがみてとれます。後半は生真面目で誠実な若き内村の、キ

    0
    2015年12月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    題名だけ知ってて読んでみたかった本。訳のおかげもあって思ったより平易で読みやすく、面白かった。
    強制的な改宗から始まったものではあったが、その清廉な信仰のよろこびと苦悩、熱意には胸を打たれた。武家の息子として八百万の神と儒教思想の中で育ってきた人間が、自分の根本・世界の原理としてキリスト教を受け入れ

    0
    2022年03月22日

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