スペードのクイーン/ベールキン物語

スペードのクイーン/ベールキン物語

1,056円 (税込)

5pt

3.6

必ず勝つという3枚のカード。伯爵夫人がかのサン=ジェルマン伯爵から授かったというカードの秘密をゲルマンは手に入れるが……。現実と幻想が錯綜するプーシキンの代表作『スペードのクイーン』、皮肉な運命に翻弄される人間たちを描く5作の短篇からなる『ベールキン物語』。あのドストエフスキーも激賞したロシア近代文学の父プーシキンの傑作を、原文の特徴を見事に再現した新訳で。

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スペードのクイーン/ベールキン物語 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    読んでいて、すごく愉しい気分になりました。
    まるで、クレイアニメーションを観ているような。
    そこでは、ロシアの市井の人たちが、ピョコピョコ動いて喜怒哀楽を演じているような、そんなユーモラスでかわいい感じ。
    翻訳が素晴らしい。膨大な量の作品解題もまた素晴らしい。

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    Posted by ブクログ 2022年04月16日

    200年近く昔の作品とは思えないくらいおもしろい。

    特に短編5篇からなるベールキン物語の中の『吹雪』のプロットが、近年の映画でよくあるように、時間軸が行ったり来たり入れ替わってドラマティック。偶然と気まぐれから他人の結婚式で誓いを立ててしまった青年が、「自分には妻がいる」と思い悩む場面は、誓約が重...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月26日

    小学生の頃嫌々ピアノを習っていた。その先生が強弱記号にうるさくて「そこはアレグロ」「そこはアンダンテ」「そこはアレグロアンダンテよ」どーだってええやん!意味あるんかね! 意味はあったよ。この作者の素晴らしい強弱記号の付け方は、まるでオーケストラのようだ。 今思うといい先生だった。「理解」するまで次の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月22日

    プーシキンの作品の多くはチャイコやムソルグスキー、リムスキー=コルサコフのオペラの原案となっているので前から親しみやすかったが、原典として読むのは初めて。スペードのクイーンは最後の結末の解釈が謎を読んでいて詳細な解説で楽しめる。ペールキン物語は読みやすい小品集で、小噺的要素、ラブストーリー的な要素満...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月07日

    貴族や下層貴族、市井の人たちの滑稽譚?という感じ。解説によると含み等色々あるみたいだけど、物語として楽しく読めます。ロシアの昔の人たちの暮らしをちょこっと覗いてきたみたい。

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