作品一覧

  • シラノ・ド・ベルジュラック
    4.2
    1巻1,078円 (税込)
    ガスコンの青年隊シラノは詩人で軍人、豪快にして心優しい剣士だが、二枚目とは言えない大鼻の持ち主。秘かに思いを寄せる従妹ロクサーヌに恋した美男の同僚クリスチャンのために尽くすのだが……。30歳でレジオン・ドヌール勲章を叙勲し、33歳でアカデミー・フランセーズに選出された天才ロスタンの代表作。1世紀を経た今も世界的に上演される、最も人気の高いフランスの傑作戯曲をキレのいい新訳で。

ユーザーレビュー

  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    全5幕で構成される戯曲。
    舞台エドモンを観劇するための課題図書として読んだけど、4幕の戦いの臨場感ったら!恋に生きるロクサーヌの行動力に憧れる。おもしろかった。解説を読んだら再読しよう。

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    2025年05月22日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    舞台も映画も見た事があったけど、スクリプトを本で読んだのは初めて。まったく違う経験。
    そして、文字だとより深く染み入る。素晴らしい。
    1897年の作品なのに、その台詞の息吹はいまもなお瑞々しい。後の全ての舞台、映画脚本のモデルになっているのだろう。特に思い起こすのは寅さんで、映画の中の筋書きは完全にシラノだ。

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    2019年01月17日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    シラノは詩人で軍人、敵をわんさか作ってしまうけど、心優しい剣士。
    しかし、彼の鼻は大きく醜い。それを気にして、秘かな想い人・ロクサーヌにも想いを告げられずにいた。そこに、ロクサーヌに恋した美青年・クリスチャンが現れ、彼の恋が成就するよう尽くすのだが…

    台本のような本で、読んでて楽しい。舞台を観ている感覚!
    内容もかなり好き。シラノが決闘しながら、バラードを作るとこ、後は何と言っても最後のシーン‼︎
    空元気でロクサーヌを訪れるシラノ。そこで、最後の手紙を読む。
    「そのお声は…」
    「そのお声は!」

    洒落てる。
    1世紀前の人にも人気があった『シラノ』。今でも通じる面白さって、凄い。

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    2014年05月12日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    意訳が多くあれこれ弄りすぎているので、他の版で読んだ方には違和感が、注釈で平気な顔してネタバレをしているので初めての方には興ざめの可能性があります。何かと訳者の方ががんばりすぎている翻訳です。ただしそのかいがあって詳しくなくても楽しめ、何より台詞回しが粋。内容も「男はつらいよ」的な感覚で、あれをフランス人が作るとこうなるのかな? と思わせるグルーヴ感があります。容姿のコンプレックスが原因で自ら忍ぶ恋を強いるシラノの姿は共感や好感を呼ぶでしょう。舞台は外国ですがとっても日本人向きの泣けるお話だと思います。

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    2013年03月25日
  • シラノ・ド・ベルジュラック

    Posted by ブクログ

    才気に満ちあふれたシラノ(主人公)がバッドエンドを迎えるのが不思議。

    舞台をそのまま小説にしているからか歯の浮くような台詞が目立つけど、僕はそこが好きです。きれいな言葉を普段から使っていきたいなー。

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    2013年03月05日

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