配信予定・最新刊

作品一覧

  • 好色一代男
    NEW
    -
    1巻1,100円 (税込)
    井原西鶴の処女作であり、当時のベストセラーになった出世作。好色一代男とは、色道の探求に生涯を賭けて悔いなき男という意味だ。その主人公である一代男こと世之介は、巨万の富を擁する上方町人の二世として生まれ、七歳にして恋を知り、六十歳には女護島遠征に船出したまま行方知れずになるが、それまでの五四年間を、一年を一章にする構成で五四章にまとめた好色一代記である。世之介は地方も含めてさまざまな場所に出向き、さまざまな遍歴をするが、主要な舞台は公許の廓(くるわ)で、粋(すい)という「遊興の美学」を描くことが西鶴の意図であった。巻末には西鶴全集の翻訳で知られる暉峻康隆氏による「解説」を収めた。なお「プライム」とは「グリンプス」とは異なり、古典のほぼ全巻の現代語訳を言う。
  • 世間胸算用
    -
    1巻1,078円 (税込)
    一年の収支決算日である大晦日その日の事件を軸に、貧乏に追われる庶民の悲喜劇を描いた「連作短編小説」。六軒の裏長屋住人のその日暮らし、正月飾りのことで息子を叱る隠居婆、亭主の入れ替わりで借金取りから逃れようとするもの、絶望にたえる貧者とその女房の夫婦愛など。落語のようなオチを交え、無名の人々の滑稽さや可笑しさを、愛情にみちたまなざしで掬い取った傑作をリアルにストレートに伝える関西弁での現代語訳。
  • 好色五人女
    -
    1巻946円 (税込)
    駆け落ち、心中、不義密通……。“お夏清十郎”や“八百屋お七”など、当時起こった実際の事件をもとに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作品。鋭い人間観察が可能にした性愛と「義」をめぐる物語から、はかない今を恋に賭ける五人の女たちのリアルが浮かび上がる。噺家の語りを駆使した、臨場感あふれる迫力満載の新訳。恋の悲劇と喜劇が交錯する度肝を抜く面白さです。
  • 好色一代男
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    主人公の世之介は7歳で腰元をくどき、12歳で風呂屋女(湯女)と寝るような早熟ぶり。放蕩のすえ勘当され、地方を遍歴する。その後遺産を相続して大金持ちとなり、名高い遊女たちとの好色生活を続け、生涯で相手にした女は3742人に男725人。光源氏と並ぶ日本文学史上最大のプレイボーイの好色生活を描き、元禄期、作者・読者・流通の常識を覆した日本初のベストセラー小説。パロディに満ちた人情味あふれる傑作を快訳で贈る。
  • 男色大鑑
    -
    1巻1,056円 (税込)
    江戸時代、武家社会を中心に男どうしの恋は公然のふるまいとされていた。そのなかでも王道の組み合わせは、おじさんと美少年である。三角関係のもつれ、容色の衰えによる歌舞伎若衆の悲劇や役者の苦労話……男たちの恋物語を西鶴が浮世草子に活写。美貌を誇った少年たちの末路は、恋に殉じての切腹や、この世の無常をはかなんだ出家しかないのか。近世文学「異色」の最高傑作、初の文庫化。上方文化に精通した小説家の抄訳版。
  • 贋作・好色一代男(上)
    完結
    -
    全3巻550円 (税込)
    放蕩のかぎりをつくした人生を送り晩年を迎えた世之介(よのすけ)は、伝説の楽園「女護が島(にょごがしま)」を目指していたが、船は難破してしまう。やがて目をさました世之介は、年老いていたはずの自分の肌には艶がもどり自分が若返っていることに気がつく。そして目の前に現れる情を交わした女たち男たち。こうして、世之介の人生をふりかえる物語は始まった……。 毛利亘宏(『少年社中』)脚本・演出の大人気舞台『贋作・好色一代男』を、その魅力を知り尽くした松本 花が満を持してのコミカライズ!! 世之介を演じた俳優・矢崎広+毛利亘宏(脚本・演出)へのインタビュー(聞き手・松本 花)を巻末収録。
  • 日本永代蔵 全訳注
    値引きあり
    5.0
    1巻1,078円 (税込)
    金銀でかなわぬものは、命だけ――あらゆる欲に取り巻かれた新興町人たちの、おかしくもどこか悲しい群像劇。まじめ過ぎる商人、ドラ息子、度を越したケチたちが、人生の何たるかを教えてくれる。井原西鶴が貞享五年(1688)四十七歳で遺した、この町人物の大傑作にして蓄財指南の書は、江戸時代を通してベストセラーとなる。
  • 【無料】ウィングス35周年記念 ウィングス・コミックスSELECTION
    無料あり
    2.8
    1~2巻0円 (税込)
    雑誌『ウィングス』は2017年8月号で創刊35周年を迎えました! フレッシュな人気作から創刊~1980年代連載開始の名作まで…ウィングス・コミックス12作品を一挙無料試し読み! 【収録作品】荒川弘「百姓貴族」、池田乾「執事セバスチャンの職業事情」、小鬼36℃「あの日、世界の真ん中で」、ヤマダコト(原作:ちあい) 「屋根裏の弁次郎さん」、売野機子「かんぺきな街」、夏乃あゆみ 「祇園祭に降る黒い花」、尾崎かおり「人魚王子」、私屋カヲル「猫とごはんと装丁家」、獸木野生「パーム」、麻々原絵里依「極東キッド」、道原かつみ(原作:麻城ゆう)「ジョーカー」、片山愁「学園便利屋」

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  • 男色大鑑-武士編-
    4.7
    1~3巻814円 (税込)
    井原西鶴が男色をテーマに描いた傑作短編小説集が今、BL漫画として現代に蘇る。本武士編では、面目や意気地のためには、命を捨てて顧みない武士たちの悲壮な恋を描く。 一人の美しい若衆をめぐって、朋輩の武士たちが恋のさや当て。殿様が寵愛する美童に、家臣が決死の横恋慕。恋の道を貫くために、命をかけて愛し合う、男たちの生き様をご覧あれ!! ≪執筆陣≫装画:ZAKK/時東穹生/オトノアヲ/雁皮郎/九州男児/黒井つむじ/眞山りか/宮木りえ解説:敬愛大学教授 畑中千晶
  • 新版 日本永代蔵 現代語訳付き
    3.5
    1巻1,298円 (税込)
    本格的貨幣経済の時代を迎えた江戸前期の人々の、金と物欲にまつわる悲喜劇を描く傑作。読みやすい現代語訳、原文と詳細な脚注、版本に収められた挿絵とその解説、各編ごとの解説、総解説で構成する決定版!
  • 新版 好色五人女 現代語訳付き
    3.6
    1巻924円 (税込)
    実際に起こった五つの恋愛事件をもとに、封建的な江戸の世にありながら本能の赴くままに命がけの恋をした、お夏・おせん・おさん・お七・おまんの五人の女の運命を正面から描く。『好色一代男』に続く傑作。
  • 好色五人女
    -
    1巻440円 (税込)
    当時、親の目を盗んでの恋愛は不義密通の名で呼ばれ、これを犯した者は勘当され、それが自分の娘であった場合は、親はお上に訴えて打首、あるいは島流しにすべしという法令までできていた。まして人妻の恋愛となれば、現場で討ち果たすべしという法令があり、逃げても捕まれば磔刑(はりつけ)であった。五人女は、そういう道徳や制度と対決して、愛に生き、かつ死んだ。

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  • 元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ (言文一致訳)
    無料あり
    -
    1巻0円 (税込)
    この電子書籍ファイルは青空文庫のデータをもとに制作しております。

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ユーザーレビュー

  • 男色大鑑-無惨編-

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    素晴らしい。。。

    最初に、このコミックを発見した時。
    まさか、井原西鶴の作品がBLで読めるとは思わなくて、感動したのを覚えています。
    その時〜いつの時代のものなか、Wikipediaで調べましたよ!
    「男色大鑑 - 貞享4年(1687年)」

    335年前なんて・・・感無量(߹߹)

    そんな大昔に、この様な作品を出して大衆を喜ばせていたとは・・・今、現在〜私も楽しく読んでいる。感銘深いです。


    時代を超えても尚〜今も語り継がれている事が素晴らしいと思いました。

    原作を読みきる自信もなく、コミックで有難いです。
    補足やあとがきも、しっかり読ませて頂きました。

    #萌え #深い #ドキドキハラハラ

    0
    2022年09月01日
  • 男色大鑑-武士編-

    Posted by ブクログ

    原作が井原西鶴で古の作品のため、活字では永遠に読めなそう。だからこそ、こうしてコミカライズしていることがありがたいな。江戸時代BLにハズレ無し。この頃の時代観からしてハピエンとして終着するものが多くないからこそ、趣深くてしみじみする。

    0
    2022年02月13日
  • 日本永代蔵 全訳注

    Posted by ブクログ

    本郷 恵子(中世史学者・東京大教授)の2018年の3冊。
    江戸時代の商家の諸相を語る。原文テキストに現代語訳・語句解説・内容解説がつくという丁寧な構成で、日本のビジネスの源流を知ることができる。

    0
    2018年12月30日
  • 男色大鑑-歌舞伎若衆編-

    Posted by ブクログ

    大竹直子さんはもっと男性の読者が増えてもいい。歴史もの好きなら衆道をも読み込めなくちゃ。BLすら読まず男同士の恋愛小説や漫画を楽しめない淫夢厨は人生損してるって、はっきりわかんだね。

    0
    2017年10月08日
  • 男色大鑑-武士編-

    Posted by ブクログ

    原作が日本至高の古典だけに、絵柄とお色気のバランスで好みやイチオシ作品は割れるでしょう。九州男児(筆名)さんがお笑い控えめで驚いた。腐男子にはエロが抑えすぎな不満も残るが、古典の勉強の学生や歴女でBL耐性ない人には逆に丁度いいかもしれない。むしろBL初心者入門には、西鶴の勉強のためという格好の口実がある分、かなりお勧めかもしれない。

    0
    2017年10月08日

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