チェーザレ・ザヴァッティーニの作品一覧
「チェーザレ・ザヴァッティーニ」の「ぼくのことをたくさん話そう」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「チェーザレ・ザヴァッティーニ」の「ぼくのことをたくさん話そう」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ヴィットリオ・デ・シーカ監督の『自転車泥棒』『靴みがき』『ウンベルトD』などのネオレアリズモ映画の脚本家で知られるチェーザレ・ザヴァッティーニのデビュー小説。
幽霊に導かれて地獄、煉獄、天国を巡っていくというダンテの『神曲』を下敷きに、掌編を集めた中編小説。
行く先々で出会う人々から人生のある瞬間の話を聞かされていく。
悲哀に満ちた話が多いが、ユーモラスでもある。そして短い掌編の集まりで様々な人間の物語に触れるからか、あっという間に人生は過ぎ去っていくのだ、と言われているような気も。
映画ファンとしては訳者である石田聖子さんの解説と、チェーザレ・ザヴァッティーニの年表も勉強になった。