国内文学の検索結果

  • 恋愛論(乙女の本棚)
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第36弾は、文豪・坂口安吾×イラストレーター・しきみのコラボレーション! エッセイとしても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない。 「人間永遠の問題」だという恋愛。『夜長姫と耳男』などの傑作小説で知られる著者が、その奥深さを語る。 坂口安吾の名作が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは萩原朔太郎『猫町』、『詩集『青猫』より』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、夏目漱石『夢十夜』、坂口安吾『桜の森の満開の下』、谷崎潤一郎『魔術師』、泉鏡花『夜叉ヶ池』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 古事記
    3.9
    世界の創成と、神々の誕生から国の形ができるまでを描いた最初の日本文学、古事記。神話、歌謡と系譜からなるこの作品を、斬新な訳と画期的な註釈で読ませる工夫をし、大好評の池澤古事記、ついに文庫化。
  • ルルとミミ(乙女の本棚)
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第32弾は、文豪・夢野久作×イラストレーター・ねこ助のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 けれども、花の鎖は引いても引いても尽きないほど長う御座いました。 「水が濁るとよくないことがある」。そんな言い伝えのある湖のそばに住むルルとミミは、鐘造りの父が身を投げてから、二人きりで暮らしていた。 夢野久作の名作が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描き、本シリーズでは堀辰雄『鼠』太宰治『魚服記』中島敦『山月記』新美南吉『赤とんぼ』を担当するイラストレーター・ねこ助によって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 待つ(乙女の本棚)
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第30弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・今井キラのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 ああ、私は一体、何を待っているのでしょう。 毎日、毎日、駅にまだ見ぬ人を迎えにいく女性。今日も彼女は、駅の冷いベンチに坐っている。 太宰治の名作が、他の追随を許さない独自の空気感で、世界中のロリータ少女たちから支持され続け、本シリーズでは太宰治『女生徒』を担当する大人気イラストレーター・今井キラによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 杏っ子
    3.9
    生い立ちに数奇な運命をもちながら、文壇に老大家としての地位を築いた作家平山平四郎の生涯と、野性をひそめたその娘杏っ子の生々流転の姿を鮮やかに描く。さまざまな浮き沈みを経た犀星の筆は、父と娘の微妙な情愛と絆を捉え、不幸な結婚にあえぐ杏っ子のなかに女の愛と執念を追究する。人生の底のよどみを苛酷なまでに抉り出し、生涯の情熱を傾けて描ききった自伝的長編小説。 (※本書は10962/6/10に発売し、2022/4/26に電子化をいたしました)
  • タイム・スリップ芥川賞―――「文学って、なんのため?」と思う人のための日本文学入門
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    小説を読まずにわかる日本文学入門。 芥川賞は、「戦後日本人の歴史」そのものだった。 前代未聞の「文学エンターテインメント」!! たとえばマーケティングや経営戦略の入門書に、「とにかく原典を読んでください」というものは少ないでしょう。しかし、「文学の入門書」だけは「とにかく読みましょう」というものが多い。そりゃそうです。文学は、読まないとわからない。体験しないとわからない。でも、それが文学好きと文学嫌いとの断絶を助長している側面があるのではないでしょうか。 本書は、1冊も小説を読んだことのない少年が、文学好きな科学者と一緒にタイム・マシンに乗って、歴代芥川賞受賞作家に会いに行く設定のストーリー形式で進みます。 主人公は、作品が生まれる瞬間や作者のその後に「実際に立ち会い」、文学への理解を深めていきます。そして、芥川賞とその時代背景にある日本の高度経済成長、民主主義、政治の変遷、都市と辺境、日米関係、ポップカルチャーやインターネットの台頭などを同時に振り返ります。 文学の意義やおもしろさ、日本の戦後史と芥川賞の関係、そして「人間と文学」の関係まで明らかにする「教養としてのエンタメ文学」です。
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触
    3.9
    ポール・セザンヌ、アンリ・マティス、バーナード・リーチ、フィンセント・ゴッホ、黒澤明、手塚治虫、東山魁夷、宮沢賢治――。アートを通じ世界とコンタクトした物故作家20名に、著者が妄想突撃インタビューを敢行。いちアートファンとして巨匠たちに向かい合い、その創作の秘密に迫る。自ら初めて手がけた展覧会の為書き下ろした格別な創作集。
  • 春は馬車に乗って(乙女の本棚)
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第19弾は横光利一×イラストレーター・いとうあつきのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 もうあたし、これでいつ死んだっていいわ。 海のそばにある家。そこで彼は、日に日に弱っていく妻を一人看病し続けていた。 横光利一の『春は馬車に乗って』が、『26文字のラブレター』などで知られる人気イラストレーター・いとうあつきによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 漫画 こころ
    3.9
    1巻1,485円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人なら誰でも知っている、夏目漱石の「こころ」を、 気鋭のBL漫画家が圧倒的画力で漫画化 「こころ」は、エゴイズムと心の機微、罪への葛藤などが描かれ、高校の教科書にも掲載。 発行部数700万部以上、日本で一番売れたとされる小説。 こんな時代だからこそ、美しく堪能したい日本の「こゝろ」
  • 短篇小説講義  増補版
    3.9
    「短篇小説を書こうとする者は、自分の中に浸みこんでいる古臭い、常識的な作法をむしろ意識して捨てなければならない」。その言葉どおりに数かずの話題作を生み出してきた作家が、ディケンズら先駆者の名作を読み解き、黎明期の短篇に宿る形式と技法の極意を探る。自身の小説で試みた実験的手法も新たに解説する増補版。

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  • 古典を読んでみましょう
    3.9
    えっ、浦島太郎はじいさんじゃなくて、鶴になったの? 一寸法師はじつは性格が悪くてやりたい放題だった? 日本の古典は自由で、とても豊かだ。時代によっていろいろある古典が、これで初めてよくわかる。
  • 「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    文学史&エンタメ史の未確認混沌時代(ミッシング・ピース)! 「東海道中膝栗毛」の弥次喜多が宇宙を旅行する、「舞姫」の主人公がボコボコにされる、身長・肩幅・奥行きが同じ「豆腐豪傑」が秀吉を怒らせる――明治・大正時代、夏目漱石や森鴎外を人気で圧倒し、大衆に熱烈に支持された小説世界が存在した。 本書では、現代では忘れられた〈明治娯楽物語〉の規格外の魅力と、現代エンタメに与えた影響、そして、ウソを嫌い、リアルを愛する明治人が、一度は捨てたフィクションをフィクションとして楽しむ術(すべ)をどのようにして取り戻したのか、その一部始終を明らかにする。 朝日新聞とスタジオジブリも注目する、インターネット出身の在野研究者が贈る、ネオ・文学案内。
  • 舞姫・うたかたの記 他三篇
    3.9
    1巻627円 (税込)
    日本人留学生とドイツの一少女との悲恋を描いた『舞姫』、他に『うたかたの記』『文づかひ』と名訳『ふた夜』、いずれも異国的な背景と典雅な文章の間に哀切な詩情を湛える。加えて鴎外作品の初期から中期への展開を示す『そめちがへ』を収め、難読語には、できるかぎり振仮名を付して読者の便に供した。 (解説 稲垣達郎)

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  • 卍(まんじ)
    3.9
    いまだ令嬢の如き若奥様柿内園子が語る、船場のお嬢様徳光光子との異常で官能的な物語。文豪による「女性同性愛小説」。昭和6年4月、改造社より初めて単行本として刊行された。
  • 決定版 快読シェイクスピア(新潮文庫)
    3.9
    シェイクスピアが「ロミオとジュリエット」の下敷きとなった物語に加えた、ふたつの重要なアレンジとは。ハムレットって実は体育会系? その根拠は。リチャード三世はアドラー理論を体現したような人物である――。ひとの心を深く知る心理学者と、女性初のシェイクスピア全作品訳に挑む翻訳家による、洞察力とユーモア溢れる11のセッション。幻の「タイタス・アンドロニカス」論を初収録。
  • 深読み日本文学(インターナショナル新書)
    3.9
    「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。
  • 夢十夜 他二篇
    3.9
    長篇の合い間をぬうようにして書かれた小品とよばれる一群の短篇がある。小品とはいうが、しかしその存在は大きく、戦後の新しい漱石論は『夢十夜』の読み直しからはじまったと言っても過言ではあるまい。ここには荒涼たる孤独に生きた作家漱石の最暗部が濃密に形象化されている。『文鳥』『永日小品』を併収。 (解説 阿部 昭)

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  • NHK「100分de名著」ブックス 荘子
    3.9
    1巻880円 (税込)
    今から約2300年前の中国で成立した『荘子』は、一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く。禅の成立に大きな役割を果たし、今なお多くの人に影響を与え続けるこの書の魅力を、作家・僧侶の玄侑宗久が存分に語る。書き下ろしのブックス特別章「『荘子』における宗教性」収載。
  • ニッポンの文学
    3.9
    2015年又吉直樹の芥川賞受賞へと続く、戦後日本における「文学」の流れを「文学以外の小説」とともに語ることで紐解き、いったい「文学」に何が起こっていったのか、これからの「文学」の行方について論じる。取り上げる作家は、村上春樹、村上龍、栗本薫、高橋源一郎、よしもとばなな、阿部和重、小松左京、筒井康隆、綾辻行人、京極夏彦、西尾維新、又吉直樹、ほか多数。
  • 道草
    3.9
    『道草』は漱石唯一の自伝小説だとする見方はほぼ定説だといってよい。すなわち、『猫』執筆前後の漱石自身の実体験を「直接に、赤裸々に表現」したものだというのである。だが実体験がどういう過程で作品化されているかを追究してゆくと、この作品が私小説系統の文学とは全く質を異にしていることが分る。 (解説・注 相原和邦)

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  • 文鳥・夢十夜・永日小品
    3.9
    エゴイズムに苦しむ近代的人間の運命を追求してやまなかった漱石が時として見せた滋味豊かな一面をのぞかせる美しくも香り高い珠玉の短篇。メルヘンと呼ぶべきか、夢幻と名づくべきか、読者を一つの世界にいざなってやまない。漱石を愛する人々の忘れてはならない貴重な人間像。「京に着ける夕」「倫敦消息(1)(2)」「自転車日記」も収録。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 門

    3.9
    ひとりの人間の犠牲において成立した宗助とお米の愛の勝利は、やがて罪の苦しみにおそわれる。「人間の心の奥底には結核性の恐ろしいものがひそんでいる」という。ついに宗助は禅寺の山門をたたくが、安心と悟りは容易に得られない。そこに真の意味の求道者としての人間漱石の面目があった。明治43年の作品。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 一房の葡萄
    3.9
    有島武郎の童話はここに収められた8篇がすべてである。男手一つで愛児を育てあげる苦労を味わいつつ、すでに学齢期に達した3人の子供に、精神の糧を与えたいという父性愛的願望から書かれたものである。「おぼれかけた兄弟」「碁石を飲んだ八っちゃん」「ぼくの帽子のお話」「かたわ者」「火事とポチ」「真夏の夢」「燕と王子」を収録。
  • 肝臓先生
    3.9
    町医者というものは、風ニモマケズ、雨ニモマケズ、常に歩いて疲れを知らぬ足そのものでなければならぬ――どんな患者も肝臓病に診たてたことから“肝臓先生”とあだ名された伊東の開業医・赤城風雲。戦争まっただなか、赤城は、蔓延する肝臓炎を撲滅せんと、寝食を忘れて研究に没頭、患者のために今日も走りまわっていた……。滑稽にして実直な、忘れ得ぬ人間像を描き出した感動の表題作のほか、「魔の退屈」「私は海をだきしめていたい」「ジロリの女」「行雲流水」を収録。
  • 子どもの隣り
    3.9
    「わたしはどうせ死ぬんだから」――四度目の心臓手術を拒否し、いつもそう言っては母親を泣かせている少女・千佳。その千佳が、隣の病室の患者との触れ合いの中で、次第に心を開いていく様子を描いた「燕の駅」。四歳の男の子・タアくんの日常と、その瞳に映る様々な大人たち、そしてタアくんが心の中に秘めている痛いほどの孤独と不安を描き出す表題作「子どもの隣り」など、全四編を収録。現代に生きる子どもたちの傷つきやすい心を繊細に描き出した、珠玉の作品集。
  • 謹訳 源氏物語 一
    3.9
    1~10巻1,571~2,090円 (税込)
    「源氏物語はこんなに面白かったのか!」各界絶賛の「名訳」を超えた完全現代語訳!古典学者として、作家として、著者畢生の偉業全10巻の初巻!光源氏誕生から18歳まで(桐壺・帚木・空蝉・夕顔・若紫)を収録。1000年の時を超え、宮廷人たちのはかなき恋と、美しき四季の風物が今眼前に蘇る!
  • 落語百選 春
    3.9
    1~4巻924~1,023円 (税込)
    落語は本来噺家の芸によるものだが、高座で演じられる身振り手振りの可笑しさにとらわれていては、落語の奥に潜む人間の生態を見失うことになりかねない。本シリーズは、「落語」の素型を損なうことなく、そこに溜めこまれた人間の想いを写し取るように構成した新しい試みです。まずは「春の巻」。玉子焼きはタクアンでかまぼこは大根、もちろん酒は薄めた番茶。「近々いいことがあるようですよ、湯飲みの中に酒柱が立ってます。」おなじみ「長屋の花見」など春気分あふれる25話。
  • 草枕
    3.9
    「しつこい、毒々しい、こせこせした、その上ずうずうしい、いやな奴」で埋まっている俗界を脱して非人情の世界に遊ぼうとする画工の物語。作者自身これを「閑文字」と評しているが果してそうか。主人公の行動や理論の悠長さとは裏腹に、これはどこを切っても漱石の熱い血が噴き出す体の作品なのである。 (解説・注 重松泰雄)

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  • 蟹工船 一九二八・三・一五
    3.9
    おい地獄さえぐんだで-函館から出港する漁夫の方言に始まる「蟹工船」。小樽署の壁の日本共産党万歳! の落書に終わる「三・一五」。小林多喜二(1903-1933)25歳のときの2作は、地方性と党派性にもかかわらず思想評価をのりこえプロレタリア文学の古典となった。搾取と労働、組織と個人。歴史は未だ答えず。[解説=蔵原惟人]

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  • それから
    3.9
    三部作の前作「三四郎」で描かれた淡い恋愛は、この作で、より深刻な人間的苦悩にいろどられる。自然の情念に引きずられ、社会の掟に反いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦しみは、明治四十年代の知識人の肖像でもある。三角関係の悲劇を通して漱石が追求したのは、分裂と破綻を約束された愛の運命というテーマだった。西洋化する近代日本文明への失望と封建的道徳の偽善の狭間で苦悩する自意識を描き鋭い文明批評ともなっている。明治42年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 疾走(上)
    3.9
    1~2巻638~682円 (税込)
    広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔をだしながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる……。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描く奇跡の衝撃作!
  • 小僧の神様 他十篇
    3.9
    志賀直哉(1883-1971)は、他人の文章を褒める時「目に見えるようだ」と表したという。作者が見た、屋台のすし屋に小僧が入って来て1度持ったすしを価をいわれまた置いて出て行った、という情景から生まれた「小僧の神様」をはじめ、すべて「目にみえるよう」に書かれた短篇11篇を収めた作者自選短篇集。(解説=紅野敏郎)

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  • ―新書で入門―宮沢賢治のちから
    3.9
    フリーター、自分探し、パラサイトシングル、「シスコン」――。「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」、あるいは絵本や教科書で出会った童話や詩を通じて、日本人にもっとも親しまれてきた作家の一人、宮沢賢治。その人生には、現代のこんなキーワードがあてはまる。この「愛すべきデクノボー」の謎多き人物像と作品世界を、若手女性研究者が、数々の意外なエピソードと特異な感覚のちからに注目しながら読み解いていく。

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  • 白百合(乙女の本棚)
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第52弾は、文豪・徳田秋聲×イラストレーター・チェリ子のコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 私何だか、こういう寂しいところが、かえっていいのよ。 望太郎は、山から一輪の百合を持ち帰った。その日から、彼は奇妙な夢を見るようになる。 徳田秋聲の名作が、MVイラスト制作をはじめ、現在ではキャラクターデザインや装画など幅広いジャンルにて活動中の大人気イラストレーター・チェリ子によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 百年の短歌(新潮選書)
    3.8
    1巻1,815円 (税込)
    森鴎外、樋口一葉、柳田國男、斎藤茂吉、中島敦、塚本邦雄、岡井隆、河野裕子、俵万智、穂村弘……。子規の短歌革新から始まり、前衛短歌運動、口語短歌などの広がりを見せながら、短歌は日々の暮らしと密着した詩型であり続けた。105首の名歌を懇切に鑑賞することにより、作歌へのヒントが学べるユニークな短歌入門書。
  • 文豪誕生
    3.8
    1巻1,320円 (税込)
    7人の文豪のデビュー作・出世作に加え、彼らがブレークするまでの道のり、彼らへの理解が深まるキャラクターファイルを文豪ごとに載録しました。彼らがなぜ「文豪」と呼ばれるまでになったかを理解するために最適な一冊です。イラストは『乙女の本棚』(立東舎)シリーズなどで人気のイラストレーター げみ氏が担当。 読者対象:中学生以上 ◎文豪ごとに載録したキャラクターファイルの内容 ・直筆原稿写真 ・書簡やエッセイなど生の声の紹介 ・人となりがわかるトピック紹介 ・聖地巡礼情報 ①芥川龍之介 【ブレークまでの道のり】失恋の挫折感が執筆の大きな動機にブレークまで [デビュー作]老年 ── 1914(大正3)年 [出世作]鼻 ── 1916(大正5)年 ②太宰 治 【ブレークまでの道のり】薬物の常用で体を侵されながらの執筆活動 [デビュー作]列車 ── 1933(昭和8)年 [出世作]逆行 ── 1935(昭和10)年 ③織田作之助 【ブレークまでの道のり】二番目に発表したある意味での処女作「雨」 [ある意味での処女作]雨 ── 1938(昭和13)年 ④坂口安吾 【ブレークまでの道のり】神経衰弱を語学学習で克服 [デビュー作]木枯らしの酒蔵から ── 1931(昭和6)年 ⑤中島 敦 【ブレークまでの道のり】文壇デビューと同年に没した「敦先生」 [デビュー作]山月記 ── 1941(昭和16)年 [デビュー作]文字禍 ── 1941(昭和16)年 ⑥江戸川乱歩 【ブレークまでの道のり】「失業時代」のあり余る時間が深めた探偵小説の造詣 [デビュー作]二銭銅貨 ── 1923(大正12)年 ⑦谷崎潤一郎 【ブレークまでの道のり】永井荷風が認めた唯一無二の耽美小説の才能 [デビュー作]刺青 ── 1911(明治44)年 (巻末付録)7人の文豪略年表
  • 別冊NHK100分de名著 フィクションの超越者 筒井康隆
    3.8
    筒井康隆、やっぱりヤバい! 読む者すべてを虜にする底なしの想像力 「100分de筒井康隆」(2025年1月3日放送)が待望のムック化! 日本の「SF御三家」と称され、90歳を迎えた今もなお精力的に作品を世に送り続ける、文学界のスター筒井康隆。SF、スラップスティック、言語実験、精神分析、そして超虚構――小説という形式の限界に挑み、進化を重ねてきたその軌跡をたどる。 熱烈な筒井愛に溢れる4名の豪華著者陣による解説に加え、そこから続けて読みたい作品リストを特別コラムとして収載。その魅力にとりつかれた筒井マニアだけでなく、初めて作品に触れる読者も底なしの“筒井沼”へと叩き込む、筒井康隆ガイドの新定番がここに登場! 【内容】 第1章 革命と内宇宙のリズム――『脱走と追跡のサンバ』(中条省平) 第2章 拡張と回帰の物語――「七瀬シリーズ」(池澤春菜) 第3章 夢と虚構の純文学へ――『エロチック街道』(菊地成孔) 第4章 超虚構の到達点――『虚航船団』(大森望)
  • 中野「薬師湯」雑記帳2
    3.8
    部屋代不要・食事付の好条件に惹かれて銭湯・薬師湯に住み込んでいる蓮が空き部屋に誘ったのは、同じ大学に通う文矢。野球を辞めざるをえなくなった元甲子園のエースの頑なな心は、薬師湯に集う人々によって、優しく癒されていく。シリーズ第二弾。
  • 恋恋往時
    3.8
    自分にないものを思って憂うのではなく、 他のひとにはなくて、 私だけが持っているらしいもののことを考えよう――。 国境と言語を跨いで射し込む光に照らされた、日本と台湾、4つの物語。 ――これからあたしたちは、飛行機に乗ってパパのところに行くのよ。 幼い頃、父と一緒に暮らすため、母と共に台湾から日本へ旅立った「私」。 四十年が経ち、祖母の葬儀に出席するため台湾に向かう「私」の心に蘇るのは、 かつて耳にした台湾語と懐かしい家の光景、亡き母の朗らかな歌声だった。(「二匹の虎」) 表題作「恋恋往時」や姉妹編「二匹の虎」をはじめ、 しなやかな生のありようを描いた4作を載録する作品集。 【著者略歴】 温又柔(おん・ゆうじゅう) 1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少時に来日し、東京で成長する。2009年、「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作を受賞しデビュー。2016年、『台湾生まれ 日本語育ち』で第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2020年、『魯肉飯のさえずり』で第37回織田作之助賞受賞。著書に『来福の家』『真ん中の子どもたち』『空港時光』『永遠年軽』『祝宴』、木村友祐との往復書簡『私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ』、編著に『李良枝セレクション』など。
  • 女殺油地獄
    3.8
    油屋の放蕩息子・与兵衛。色と金に溺れ、追い詰められた彼は残虐な罪に手を染める――。江戸の実在事件にもとづく近松門左衛門の人形浄瑠璃が、桜庭一樹の画期的名訳でよみがえる。
  • 源氏物語を読む
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    千年を超えて読み継がれてきた『源氏物語』.その魅力の核心はどこにあるのだろうか.既存の物語を下敷きとしながら生み出された経緯に注目しつつ,長大な物語の隅々まで目を配り,一つ一つの巻を丁寧に「読む」ところから本質に迫る.何度も通読した愛好家にも,初めて挑戦する読者にも,新たなヒントが詰まった一冊.

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  • 杉森くんを殺すには
    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    「杉森くんを殺すことにしたの」 高校1年生のヒロは、一大決心をして兄のミトさんに電話をかけた。ヒロは友人の杉森くんを殺すことにしたのだ。そんなヒロにミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスをあますことなく実践していくことにするが……。
  • あなたの代わりに読みました 政治から文学まで、意識高めの150冊
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    10年間、あなたの代わりに読んできました。政治家本から文学まで、話題書150冊の「肝の1文」を並べてみたら、いまの日本に至るまでの進歩、退歩、あし踏みが見えてくる。「週刊朝日」連載の「今週の名言奇言」を再編集・再構成した一冊。
  • 源氏物語 紫の結び 一
    3.8
    1~7巻1,760円 (税込)
    死んだ母に似ているという、父の新しい妃に対する思慕。山里で源氏は、その妃の面影を持つ少女を垣間みます。紫の上との出会いでした。
  • 古事記ワールド案内図
    3.8
    「古事記」の斬新な現代語訳で話題を集め、小説『ワカタケル』で同時代を描いた著者による、古事記入門書。取っつきにくいと思われがちな古事記を分かりやすく魅力的に案内する。
  • ヤバいBL日本史
    3.8
    BL(ボーイズラブ)、すなわち男同士の恋愛や性愛が描かれた作品は、 近年のエンタメ業界で存在感を高めている。 こうしたBL作品を理解するうえで欠かせないのが、 「妄想力」を土台とする「腐の精神」だ。 そして、これは突然変異で生まれたものではなく、 日本の歴史に脈々と受け継がれてきた精神であると著者は言う。 本書は、『古事記』から『万葉集』『源氏物語』『雨月物語』といった古典文学や史料を題材に、 「腐」を軸とした鮮やかな解釈で、新しい歴史観を提供するもの。 院政期に男色ネットワークが築かれた本当の理由や、男色の闇にあった差別と虐待の精神史など、 これまで語られてこなかった日本史の本質を描き出す。
  • 眠れなくなるほど面白い 図解 源氏物語
    3.8
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平安時代に紫式部によって著された長編小説、日本古典文学の最高傑作といわれる『源氏物語』は、千年の時を超え、今でも読み継がれる大ベストセラー。光源氏、紫の上、桐壺、末摘花、薫の君、匂宮————古文の授業で興味を持った人も、慣れない古文と全54巻という大長編に途中で挫折した人も多いはず。本書は、登場人物、巻ごとのあらすじ、ストーリーと名場面を中心に解説。平安時代当時の風俗や暮らし、衣装やアイテム、ものの考え方も紹介。また、理解を助けるための名シーンの原文と現代語訳も解説。『源氏物語』の魅力をまるごと図解した、初心者でもその内容と全体がすっきり楽しくわかる便利でお得な一冊! 2024年NHK大河ドラマも作者・紫式部を描くことに決まり、話題、人気必至の名作を先取りして楽しめる。
  • 〈怪異〉とミステリ 近代日本文学は何を「謎」としてきたか
    3.8
    近年、ミステリジャンルでの「怪異」の増殖が目立つ。探偵小説や推理小説など、人智による「謎」の「合理的解明」を主眼としたフィクション・ジャンルであるミステリは、人智が及ばない「非合理」な存在である怪異・怪談・怪奇幻想・ホラーとどのように切り結んできたのか。 岡本綺堂、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作、海野十三、久生十蘭、戸川昌子、小野不由美、綾辻行人、京極夏彦などのミステリの代表的な作家の作品はもちろん、四代目鶴屋南北や芥川龍之介、「故人サイト」やゲーム「逆転裁判」シリーズなどのテクストに潜む怪異を丁寧に分析する。 ミステリというジャンルで展開される「怪異」の 拡散と凝集、合理と非合理の衝突から、日本のミステリ小説の潮流を捉え返し、近現代日本の文化表象の変容をも明らかにする。
  • 日本語をもっとつかまえろ!
    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    「今年の新語2021」選考委員で、『三省堂国語辞典』の編さん者・飯間浩明さんによる 面白日本語読本、第2弾! ◎「なので」「~ましょう」の使い方で、その人の年齢がわかる! ◎「デコる」(大正時代)「タクる」(昭和時代)「タピる」(平成時代)…辞書に載りそうなのはどれ? ◎「終息」「収束」どうちがう…「勢いがあったものが終わる」「広がったものをおさめる、おさまる」 ◎同音異義語が多いわけは、日本人が中国語の発音の細かい違いがわからなかったから! ◎「さくら・かしわ・ぼたん」肉と動物の関係は…「馬肉・鶏肉・猪肉」! ◎「サメ」は近畿や四国では「フカ」、北陸や山陰では「ワニ」! ◎男子が「僕」というようになったのは明治時代から、自分のことを「わたし」というようになったのは 江戸時代から。奈良時代には、自分のことは「わ」、相手は「な」。 ◎「〃」、実は日本生まれでなく、西洋からきた「ディットマーク」 ◎十二支に猫が入っているのは…「ベトナム」! ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • パウル・ツェランと中国の天使
    3.8
    コロナ禍のベルリン。若き研究者のパトリックはカフェで、ツェランを愛読する謎めいた中国系の男性に出会う。 “死のフーガ”“糸の太陽たち”“子午線”……2人は想像力を駆使しながらツェランの詩の世界に接近していく。 世界文学の旗手とツェラン研究の第一人者による「注釈付き翻訳小説」。
  • ハルコロ 1
    完結
    3.8
    今からおよそ600年前,和人が本格的に侵入する前の豊かな自然の中で,アイヌの人々はどんな暮らしを営んでいたのか.「いつも食べる物がある」という意味の名をもつアイヌの女性ハルコロの生涯を軸に,日々の手仕事や狩猟の様子,祭り,誕生と死にまつわる文化など,アイヌの世界を生き生きと描く物語.(解説=中川裕)※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 新装版 静かな爆弾
    3.8
    音の無い世界で暮らす君に、届く言葉は見つからない――。 『怒り』『悪人』の吉田修一が贈る、感動の恋愛小説。 「君を守りたいなんて、傲慢なことを思っているわけでもない」「でも」「何もできないかもしれないけど」「そばにいてほしい」。テレビ局に勤める俊平は、公園で耳の不自由な女性・響子と出会う。穏やかな日々を重ねる二人だが、ある日、彼女は姿を消した。音によって住む世界を隔てられた二人に起きた奇跡とは?
  • 歌のわかれ・五勺の酒
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    金沢を舞台に旧制四高生・片口安吉の青春の光と影を描く「歌のわかれ」、敗戦直後、天皇感情を問うた「五勺の酒」。この二篇のほか、「村の家」「萩のもんかきや」など著者の代表的な短篇七篇を収める。詩篇「歌」、自作をめぐる随筆を併録。文庫オリジナル。 〈巻末エッセイ〉石井桃子・安岡章太郎・北杜夫・野坂昭如 ■目次 歌(詩) 【Ⅰ】 歌のわかれ/春さきの風/村の家/広重/米配給所は残るか/第三班長と木島一等兵/軍楽/五勺の酒/萩のもんかきや 【Ⅱ】 「春さきの風」「五勺の酒」の線/「春さきの風」のとき/「第三班長と木島一等兵」おぼえがき/五十年まえと三十年まえ 【中野重治をめぐって】 ある機縁(石井桃子)/我慢と律義と剽軽と(安岡章太郎)/「茂吉ノート」など(北杜夫)/青春の書(野坂昭如)
  • 日曜日/蜻蛉 生きものと子どもの小品集
    3.8
    〝小説の神様〟志賀直哉は、生きものや子どもを好んで書いた。写実に徹した描写が何気ない小さな姿に新鮮な輪郭を与え、世代を問わず親しめる普遍的な名品となって多く生み出された。それらの短篇を集めた『日曜日』『蜻蛉』を合本とし二十四篇を収録。巻末に網野菊「先生と生きもの」を付す。〈解説〉阿部公彦 目次 日曜日  子供の読者に  日曜日  清兵衛とひょうたん  ある朝  菜の花と小娘  クマ  ジイドと水戸黄門  池の縁  子供三題  犬  鬼  出来事  小僧の神様  雪の遠足  台風  母の死と新しい母 蜻蛉  序  蜻蛉  家守  城の崎にて  濠端の住まい  百舌  馬と木賊  虫と鳥  兎  玄人素人 付録   先生と生きもの  網野菊   解 説  阿部公彦
  • 100冊の自己啓発書より「徒然草」を読め!
    3.8
    「徒然草」は過激な思想書だった! 世をはかなんだ老人が書いた退屈な古典――。 『徒然草』をそんな風に思っていないだろうか? それは大間違いだ。 作者の兼好法師は「腐った世の中と戦え」と叫んでいる。 兼好は言う。「世論に流されるな! 」「高を括るな! 」「知ったような顔をするな! 」 「不安に支配されるな! 」「常識を疑え! 」と。 いくら知識があっても過ちを犯すのは今も昔も同じ。 そこで重要なのが「見識」だ。 『徒然草』には兼好法師の見識力の高さが至るところに見られる。 急速にデジタル化が進む現在、人間関係も言論でも本質が見えにくくなった。 そんな時代だからこそ、改めて『徒然草』から学びたい。
  • 青年
    3.8
    1巻814円 (税込)
    現代社会を描きたいという希望をもって東京へ出た文学青年小泉純一が,初志に反して伝説に取材した小説を書こうと決意するまでの体験と知的成長を描く.作中に夏目漱石,木下杢太郎,正宗白鳥,森鴎外自身などをモデルとした作家が登場する.漱石の『三四郎』と並称される鴎外初の現代長篇小説.(改版)(解説=須田喜代次)

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  • 新世代ミステリ作家探訪
    3.8
    若手書評家として精力的に活動を繰り広げる若林踏。主催するトークライブでは、新世代作家たちに真正面から問いをぶつけていく。熱中した物語、創作論作法、問題意識……。和やかなトークは、時に熱を帯びながら、深まっていく。そして、語らいの先に浮かび上がったものとは!? 各人各様に進化するミステリの最前線。読書をより深く楽しむための一冊。
  • クリティカル・ワード 文学理論
    3.8
    1巻2,420円 (税込)
    読むことの基礎と批評理論の現在が学べる、辞書としても役立つキーワード集! フェミニズム、環境批評、ポストヒューマン、精神分析、ポストコロニアリズム…… 本書では文学理論の基礎的な知識を解説しつつ、最新の文学理論の潮流を初学者にも分かりやすく解説。現代批評の原点を知るためのブックガイドも充実しており、多彩なトピックから文学の魅力を味わい尽くそうと試みています。 第1部「基礎講義編 ― 文学理論のエッセンス Fundamentals」では、文学理論の根本問題である「テクスト/読む/言葉/欲望/世界」の5つのテーマについて論じ、第2部「トピック編 ― 文学理論の現在(いま)を考えるために Topics」では、文学理論の現在進行形の諸問題についてのトピックを取り上げ、新たな思索の糸口を発見=発明することを目指しています。 本書は、文学を「もっと深く読む」ために必要な知識を得る本として、あるときはレポートや論文を執筆する際の手引きとして、断片的な知識を有機的につなげる一助となる機能的な一冊です。 ------------------------ ◆[クリティカル・ワード]シリーズとは 現代社会や文化および芸術に関わるさまざまな領域を、[重要用語]から読み解き学ぶことを目指したコンパクトな入門シリーズ。基本的かつ重要な事項や人物、思想と理論を網羅的に取り上げ、歴史的な文脈と現在的な論点を整理します。もっと深く理解し、もっと面白く学ぶために必要な基礎知識を養い、自分の力で論じ言葉にしていくためのヒントを提供します。
  • 萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命
    3.8
    一九七〇年。学生運動が終焉へと向かうなか、少女マンガの変革を目指した女性たちが東京練馬区の二軒長屋にいた。中心は萩尾望都と竹宮惠子。後に「大泉サロン」と呼ばれ、マンガ家のタマゴたちが集ったこの場所で、二人は互いに刺激を受け合い、これまでタブーとされた少年愛やSFといった分野で先鋭的な作品を次々生み出し、少女に熱く支持される。だがその軌跡は決して平坦ではなかった――。『ポーの一族』『風と木の詩』等、名作誕生のプロセスを追いながら、二人の苦悩と友情、瓦解のドラマを描く意欲作。
  • じつは面白かった『平家物語』
    3.8
    1巻689円 (税込)
    「祇園精舎の鐘の声……」のフレーズで、教科書でもおなじみの『平家物語』。「無骨で暗い軍記物」と思っていたら、それは大きな間違いだ! 離別、裏切り、悲恋に主従愛など、そのテーマは非常にドラマティック。「息子に頭が上がらない平清盛」「八方美人な後白河院」など、ひとたび読めば個性豊かな人物達にノックアウトされること確実である。本書では琵琶シンガーキャラの「ビワッキー」が、そんな『平家物語』の真の魅力を超強力ナビゲート。マンガ&イラスト満載で、心躍る源平の世界へご招待!
  • 桜の森の満開の下(乙女の本棚)
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第13弾は坂口安吾×イラストレーター・しきみのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 桜の森の満開の下の秘密は誰にも今も分りません。 鈴鹿峠に住む山賊は、新しい女房をさらってきた。だが、彼女はどうも他の女たちとは違っていて、彼のことを恐れず、そればかりか......。 坂口安吾の『桜の森の満開の下』が、有名ゲームのキャラクターデザインなどで知られ、本シリーズでは萩原朔太郎『猫町』、江戸川乱歩『押絵と旅する男』、夏目漱石『夢十夜』を担当する大人気イラストレーター・しきみによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • ダブルエージェント 明智光秀
    3.8
    実力主義の信長家臣団の中でも、明智光秀の出世は異例だった。現代でいうと、五十歳で 三菱商事に課長待遇で入社し、三年後には筆頭取締役に昇進するようなものだ。諜報、監 視、駆け引き、裏切り……。織田信長と足利義昭――。二人の主君に同時に仕えた男は、 情報、教養、そして、したたかさを武器に、いかにして出世の階段を駆け上がったのか。
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ
    3.8
    1巻935円 (税込)
    「悪人正機」「愚者になりて往生す」に代表されるように、浄土真宗の開祖・親鸞の教えは逆説に満ちた革新的なものである。ゆえに市井の人々だけでなく、近代日本の多くの知識人を魅了した。『歎異抄』に収められた親鸞の言葉と、苦悩と矛盾に満ちたその生き方から、現代を生きる私たちへのヒントを探る。師・法然との邂逅にはじまる「親鸞思想をさらに深く知る」ための特別章を加筆。
  • 河童 他二篇
    3.8
    「河童」は、ある精神病患者の談話を筆録したという形で書かれたユートピア小説。ここに描かれた奇妙な河童の国は、戯画化された昭和初期の日本社会であり、また、生活に、創作に行きづまっていた作者の不安と苦悩が色濃く影を落している。脱稿後半年を経ずして、芥川は自ら命を断った。(解説=吉田精一)

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  • たった一人の反乱
    値引きあり
    3.8
    出向を拒否して通産省をとび出し、民間会社に就職した馬淵英介は、若いモデルと再婚する。殺人の刑期を終えた妻の祖母が同居し始めたことから、新家庭はとめどなく奇妙な方向へ傾き、ついに周囲の登場人物がそれぞれ勝手な「反乱」を企てるに到る。――現代的な都会の風俗を背景に、市民社会と個人の関係を知的ユーモアたっぷりに描いた、現代の名作。谷崎潤一郎賞受賞作。
  • 道草
    3.8
    留学帰りの健三は仕事に忙殺され、妻子を思いやる余裕もなく日々を過ごしていた。 ある日、彼のもとへ絶縁したはずの養父・島田が金の無心にやって来る。かつての恩義や見栄のため、頼みを断れない彼に嫌気がさす身重の妻。 しかし意固地な二人は話し合うこともせず、すれ違う。 腹違いの姉からも経済的支援をせがまれ、健三の苦悩は深まる。そんな中、妻は出産を迎えるが……。 分かり合いたい、分かってもらいたい、けれども分かり合えない二人。 互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く、漱石後期の名作。
  • BOOK BAR―お好みの本、あります。―
    3.8
    女優・杏と旅人・大倉眞一郎。2人が紹介してきた。1000冊あまりの本から厳選した50冊を紹介。小説、ノンフィクション、絵本、マンガ……。面白い本はベストセラーだけじゃない! ユニークな魅力たっぷりのセレクトに、思わず読んでみたくなる。10年続く大人気ラジオ番組「BOOK BAR」が待望の書籍化。
  • 忘れられたベストセラー作家
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    文学史に名を刻む、森鴎外、夏目漱石、志賀直哉、芥川龍之介、川端康成、…… しかし、そんな「文豪」よりも遙かに「愛されていた作家」たちがいる! 菊池幽芳『己が罪』、『乳姉妹』 / 矢野龍渓『経国美談』、『浮城物語』 / 菊亭香水『惨風悲話 世路日記』 / 東海散士『佳人之奇遇』 / 村上浪六『当世五人男』 / 村井弦斎「道楽」シリーズ / 徳冨蘆花『不如帰』 / 桜井忠温『肉弾 旅順実戦記』 / 半井桃水『胡沙吹く風』 / 渡辺霞亭『渦巻』 / 柳川春葉『生さぬ仲』 / 木下尚江『良人の自白』 / 田口掬汀『伯爵夫人』 / 小杉天外『魔風恋風』 / 小栗風葉『青春』 / 島田清次郎『地上』 / 江馬修『受難者』、『山の民』 / 倉田百三『出家とその弟子』 / 奥野他見男『学士様なら娘をやろうか』 / 白井喬二『富士に立つ影』 / 直木三十五『南国太平記』 / 尾崎士郎『人生劇場』 / 小島政二郎『人妻椿』 / 島木健作『生活の探求』 / 豊田正子『綴方教室』 / 火野葦平「兵隊」三部作 / 小川正子『小島の春』 / 大迫倫子『娘時代』 / 岩田豊雄『海軍』 / 石坂洋次郎『青い山脈』 / 田村泰次郎『肉体の門』 / 富島健夫『おさな妻』 / 原田康子『挽歌』 / 源氏鶏太『三等重役』 / 柴田翔『されどわれらが日々――』 / 森村桂『天国にいちばん近い島』  ……など 彼らはどうやって人気作家となり、なぜ「忘れられて」しまったのか? 明治から昭和までの人気作家たちの悲哀に迫る、もう一つの文学史。
  • 宇治拾遺ものがたり
    3.8
    こぶとりや腰折れ雀をはじめ、鬼や狐の活躍する話、美しい話、こわい話が集められた鎌倉時代の説話集から、昔も今も変わらない人の心のふしぎさを描いた小さな物語47編。

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  • NHK「100分de名著」ブックス 紫式部 源氏物語
    3.8
    1巻880円 (税込)
    想いは、伝わるか 世界最古の長編小説で、その後の日本文学の流れを決定づけた『源氏物語』。表層と深層の両面から精緻に描かれた、愛と権力をめぐる人の欲望や因果は、優雅でありながら深く暗い影を落とす。いつの世も変わらぬ生の悲哀と葛藤を、尽きせぬ豊穣な物語世界から味わう。特別章「和歌でたどる源氏物語」収載。 [内容] はじめに 想いは届けられるか 第1章 光源氏のコンプレックス 第2章 あきらめる女、あきらめない女 第3章 体面に縛られる男たち 第4章 夢を見られない若者たち ブックス特別章 歌で読み解く源氏物語 読書案内
  • おばけずき 鏡花怪異小品集
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「泉のやつ、またはじまった」と仲間にいわれるほど無類のおばけずき。長短篇小説や戯曲で名高い鏡花だが、一方で怪異にまつわる小品群もまた格別に味わい深い。小説をはじめ、随筆・紀行、創作とも実話ともつかない逸品まで、喜々として異界に遊ぶ鏡花文学の知られざる真髄を編む。
  • 現代語訳 日本書紀
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    日本人なら誰もが知っている『古事記』と『日本書紀』。最も分かりやすい現代語訳として親しまれてきた福永武彦訳の名著。『古事記』と比較しながら読む楽しみ。
  • 現代語訳 古事記
    3.8
    1巻1,045円 (税込)
    日本人なら誰もが知っている古典中の古典『古事記』を、実際に読んだ読者は少ない。名訳としても名高く、もっとも分かりやすい現代語訳として親しまれてきた名著をさらに読みやすい形にした決定版。
  • 硝子戸の中
    3.8
    自己を語ることに寡黙であった漱石が「自分以外にあまり関係のない詰らぬ」事を書くとことわって書いた連作エッセー。記憶の底に沈んでいる体験や回想に光をあてることで静謐にして一種不思議な明るさに充ちた表現世界を生み出している。この作品は『こころ』のあと『道草』の前という漱石の晩年に書かれた。 (解説・注 竹盛天雄)

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  • あかりの湖畔
    3.8
    大きな湖のほとりにある「お休み処・風弓亭」の三姉妹。 次女の悠は女優志望、高校生の花映も外の世界に憧れ、一人長女の灯子だけが、生まれ育ったこの場所でいつまでも変わらぬ生活を望んでいた。 ある日、姉妹の前に一人の青年が現れる。「運命を変える」出会いが、封じられた記憶を揺さぶって……。 大切な家族だからこそ、打ち明けられない秘密がある。 人生の小さな分岐点を丹念に描き、心を静かにふるわせる傑作長編小説。
  • ヴィヨンの妻
    3.8
    1巻550円 (税込)
    傷つきやすい心をごまかすように、金もないのに飲んだくれる詩人の動静を、妻が奇妙な明るさで語る表題作をはじめ、未完の絶筆「グッド・バイ」のほか「パンドラの匣」「眉山」「トカトントン」の5篇を収録。 ※本書は一九九八年に刊行された角川文庫『グッド・バイ』を改題したものが底本です。
  • ろまん燈籠
    3.8
    1巻440円 (税込)
    〈兄妹五人あって、みんなロマンスが好きだった〉。退屈になると家族が集まり、“物語”の連作を始めるのが習わしという風変わりな一家、入江家。兄妹の個性的なキャラクターと、順々に語られる物語世界とが重層的に響きあうユニークな家族小説「愛と美について」ほか、「ろまん燈籠」「秋風記」など、バラエティに富んだ秀作七編を収録。
  • 学校では教えてくれない日本文学史
    3.8
    1巻689円 (税込)
    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の……」「つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて……」など、授業で暗記させられた人も多い名作の数々。これら日本文学を一冊で語るなど、到底不可能な話なのだが、本書はそれを思い切ってやってしまおうというもの。『古事記』は日本人の原型の文学、敬語表現で書かれている『源氏物語』の不思議、『徒然草』はジジイの自慢話!? 紀行文学は悪口文学、漱石は現代の文章を創った、川端康成は変態作家? など、『古事記』から村上春樹まで日本文学史をザックリ大づかみ。その作品を読んだことのある人にとっては、あそこは面白かった、と合点してもらえる、読んでいない人にとっては、そんなにいいのなら読んでみようかな、という気がしてくる、日本文学の入門の入門書。清水流、絶対眠くならないエンターテイメント日本文学史12講義。

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  • 文学とは何か
    3.8
    文学とは何か――この抽象的な問いに、私たちはどのような解を見つけうるのか。後年、戦後民主主義を代表する知識人となる若き加藤周一が、その鋭敏なる西欧的視野を駆使した日本文化論。解説・池澤夏樹。
  • 荻窪風土記
    3.8
    関東大震災前には、品川の岸壁を離れる汽船の汽笛がはっきり聞えたと言われ、近年までクヌギ林や麦畑が残っていた、武蔵野は荻窪の地に移り住んで五十有余年。満州事変、二・二六事件、太平洋戦争……時世の大きなうねりの中に、荻窪の風土と市井の変遷を捉え、親交を結んだ土地っ子や隣人、文学青年窶(やつ)れした知友たちの人生を軽妙な筆で描き出す。名匠が半生の思いをこめた自伝的長編。
  • 山椒魚
    3.8
    老成と若さの不思議な混淆、これを貫くのは豊かな詩精神。飄々として明るく踉々として暗い。本書は初期の短編より代表作を収める短編集である。岩屋の中に棲んでいるうちに体が大きくなり、外へ出られなくなった山椒魚の狼狽、かなしみのさまをユーモラスに描く処女作「山椒魚」、大空への旅の誘いを抒情的に描いた「屋根の上のサワン」ほか、「朽助のいる谷間」など12編。
  • 清涼院流水の小説作法
    3.8
    1巻1,300円 (税込)
    カリスマ作家清涼院流水が、15年間の執筆生活で学んだノウハウを完全公開。『コズミック』の鮮烈なデビューから、ミステリー界に風穴を開ける数々の名作・問題作を発表し続けた著者が「小説から学んだことのすべて」を語り尽くす。<本書のおもな内容>小説家になる動機と方法 「書く」という覚悟 小説のテーマの見つけ方 小説のジャンルの問題 ジャンル越境の難しさ 小説のアイディアについて 小説の人物造形について 小説の書き方と文章について いくつかの自作について スランプについて タイトルやペンネームについて 職業作家になるということ 読者について 小説の未来と今後のこと著者デビュー15周年記念作品。

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  • 吾輩は猫である 上
    3.8
    1~2巻314円 (税込)
    「吾輩は猫である。名前はまだない。」苦沙弥先生の家に拾われた猫の「吾輩」から見れば、人間社会はこっけいそのもの。無名猫の視点から、軽妙洒脱な文体にのせて放たれる文明批評と渋いウィットは時代を超えて読者の心をつかんできた。見識とシャレ気あふれる漱石の永遠のエンターテインメント文学。
  • 阿部一族 他二篇
    3.8
    1巻506円 (税込)
    細川忠利公の死で後を追った忠臣が18名を数えたのに、なぜか阿部弥一右衛門の場合は──許されぬ殉死が招く一族の悲劇。武士道が支配する封建制下の日本社会で、人間はいかなる思想心情のもとに生き、また死んだか。初期歴史小説の代表作「興津弥五右衛門の遺書」「佐橋甚五郎」の2篇を併せて収録。解説=斎藤茂吉。改版

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  • 尾崎紅葉の「金色夜叉」 ビギナーズ・クラシックス 近代文学編
    3.8
    許嫁・宮に裏切られた貫一は、冷徹な高利貸となり復讐を誓う。熱海海岸の別れや、二人の恋の意外な顛末など、見所を凝縮。やさしい現代語訳と詳細な解説・コラムで、尾崎紅葉渾身の大作が手軽に味わえる! ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • レヴォリューション No.0
    3.8
    オチコボレ男子高に入学した僕らを待ち受けていたシゴキ合宿。欺瞞に満ち溢れた世界に風穴を開けるため、大脱走計画を練るうち、世界に熱い血が通い始める。ザ・ゾンビーズ結成前夜を描くシリーズ完結篇!
  • 坊っちゃん
    3.8
    さあ、きょうからおれも一人前の先生。張り切って着任した中学校だがまわりの教師が何だか変だ。臆病だったり、嘘つきだったり、小うるさかったり、いったい誰がまともなんだい――? 正義感あふれる主人公が、同僚の婚約者を汚い手を使って奪い取ろうとする教頭を徹底的に懲らしめるまでの顛末を痛快に描く。漱石の作品中、もっとも愛読されている一冊。

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  • ドストエフスキイの生活
    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    ペトラシェフスキイ事件連座、シベリヤ流謫、恋愛、結婚、賭博――不世出の文豪の魂に迫り、漂泊の人生を的確に捉えた不滅の労作。

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  • すらすら読める方丈記
    3.8
    総ルビつきの原文、中野孝次のわかりやすく、かつ洞察に満ちた現代語訳、そして共鳴する想いを込めた深く真摯な解説が、平家と源氏が争った時代を生きた鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる。大地震、大火、大飢饉、辻風、さらに遷都を体験し、ついには方丈の住居暮らしに本当の安心を得た生き方が心に沁みる。
  • 羅生門・鼻・芋粥
    3.8
    大正5年、東大在学中の芥川は、久米正雄・菊池寛らと創刊した第四次「新思潮」に「鼻」を発表、漱石の賞賛を得、異才はにわかに文壇の脚光を浴びた。『今昔物語』に取材の表題作のほか、人生の暗黒を見つめる理知と清新な抒情、卓抜な虚構と明晰な文体は、すでにゆるぎない作風を完成している。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • あらすじで読む日本の名著
    3.8
    1~3巻1,100円 (税込)
    日本文学の名作28編をあらすじで収録。『雪国』『野菊の墓』など、読み損ねたあの作品も、夢中になったあの物語も、思い出とともにいま、よみがえる!浮雲(二葉亭四迷)/金色夜叉(尾崎紅葉)/五重塔(幸田露伴)/たけくらべ(樋口一葉)/高野聖(泉鏡花)/不如帰(徳富蘆花)/高瀬舟(森鴎外)/彼岸過迄(夏目漱石)/蒲団(田山花袋)/牛肉と馬鈴薯(国木田独歩)/野菊の墓(伊藤左千夫)/土(長塚節)/友情(武者小路実篤)/暗夜行路(志賀直哉)/恩讐の彼方に(菊池寛)/奉教人の死(芥川龍之介)/女の一生(山本有三)/蟹工船(小林多喜二)/機械(横光利一)/雪国(川端康成)/春琴抄(谷崎潤一郎)/黒い雨(井伏鱒二)/風立ちぬ(堀辰雄)/李陵(中島敦)/斜陽(太宰治)/放浪記(林芙美子)/金閣寺(三島由紀夫)/野火(大岡昇平)
  • 伊豆の踊子・温泉宿 他4篇
    3.8
    旧制第一高等学校に入学した川端康成(1899-1972)は、1918(大正7)秋、初めて伊豆に旅をして、天城峠を越えて下田へ向かう旅芸人の一行と道連れになった。ほのかな旅情と青春の哀歓を描いた青春文学の傑作「伊豆の踊子」のほか、祖父の死を記録した「16歳の日記」など、若き川端の感受性がきらめく青春の叙情6篇。

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  • 向田邦子と昭和の東京
    3.8
    敗戦から昭和三十年代にかけて、急速な経済成長の中で失われた様ざまな習慣、やさしく奥深い言葉の数々、変わりゆく家族のかたち、東京の町並……それらをいとおしみ、表現し、そして体現し続けた向田邦子。様変わりした現代において、今なお高い人気を誇る作品群をひもとき、早世の天才作家が大切に守り続けたものとは何かをつづる。

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  • TUGUMI 新版
    3.7
    病弱で生意気な美少女つぐみ。 彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、 まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの 最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。 少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらない きらめきを描く、切なく透明な物語。 〈第二回山本周五郎賞受賞作〉 *著者のエッセイを増補した新版。
  • やりなおし世界文学(新潮文庫)
    3.7
    もういいかげん、ギャツビーのことを知る潮時が来たようだ――。いつかは読みたい、けれどなんだか敷居が高い古典名作の数々。国も時代も文化も違うそれらの世界は、自分と同じような悩みや、新しい友達のような登場人物や、生きるうえで勇気が持てる姿勢に満ち満ちていた! 『灯台へ』『ペスト』『カラマーゾフの兄弟』など、全92作の魅力をふだん使いの言葉で綴る、軽やかで愉快な文学案内。(解説・辻山良雄)
  • 「国語」と出会いなおす
    3.7
    1巻2,530円 (税込)
    国語は得意だったけど、文学はよくわからない 文学を読むのは好きだけど、国語はつまらなかった ──どうしてわたしたちは国語を学んだのだろう? 国語と文学の歩んできたビミョウな関係をひも解きながら、ゆるやかな共同性を育む教室の可能性と、小説のもつ多様でゆたかな解釈を結びつける現役国語教師/批評家の著者による、新しい国語/文学論。 ★芥川賞作家・滝口悠生が、自作の試験問題を解きながら国語と文学について語る特別対談も収録! 「国語で文学は教えられない」という批判に見られるように、対立するものとして語られがちな「国語」と「文学」。けれど果たしてその対立はまっとうなものなのでしょうか? 新学習指導要領に伴って新設された「文学国語」と「論理国語」や、著者が教室で体験したさまざまな生徒からの反応、文学研究の成果が反映された現在の指導内容、国語の試験と小説の相性の悪さ、「文学史」のつまらなさとその必要性…… 国語と文学をめぐるさまざまなトピックから、属性や立場の違いを超えて《同じものを読んでいる》ということのみによって担保された、共同性を育むものとしての「文学」の意義を再確認する。
  • 現代語訳 中世稚児物語集
    3.7
    寺院に仕える青年と僧侶との間の恋愛を描いた稚児物語。すれ違い、嫉妬、自殺未遂……。ドキドキしっぱなしの11の物語。
  • 平家物語 解剖図鑑
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    盛者必衰の嫌われ者なのに なぜ平家に心を寄せてしまうのか? 多くの作者たちが書き足し、書き変えてきた壮大な物語を、 図解でわかりやすく解説した入門書の決定版! 鎌倉から南北朝期にかけ、多くの作者たちによって練り上げられた『平家物語』。 史実をベースにしながらも巧みに時を操り、歴史的人物のキャラクター化がなされてきました。 そこには作為があり、政治的背景が隠されています。 本書は覚一本『平家物語』をもとにそれらを紐解き、あらすじや有名エピソードのほか、当時の武士・貴族の行動や考え方なども解説しています。 本書は、『平家物語』の入門書として最適なだけでなく、その複雑さを読み解くことでより深く楽しめるように構成されています。 平安武士の生き様がマルわかりの1冊です。 実は、『平家物語』は滅びの美学や、「諸行無常」を語るための書ではなかったのです。

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  • 作家とおしゃれ
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    おしゃれにまつわるエッセイを48篇収録。こだわりの一着、憧れのスタイル、特別なよそいき……「好き」を装う楽しさが詰まった本。
  • 縊死体 乙女の本棚作品集
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」から、イラストレーター・ホノジロトヲジの自選作品集が登場! 描き下ろしとして夢野久作+ホノジロトヲジ『縊死体』も掲載 小説とイラストの出会いを祝福する、魅惑の1冊。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。そのなかからイラストレーター・ホノジロトヲジによる作品をピックアップした美しい画集が新たに生まれました。 収録されているイラストは、夢野久作『瓶詰地獄』、泉鏡花『外科室』、夢野久作『死後の恋』、江戸川乱歩『人間椅子』、イェイツ(芥川龍之介訳)『春の心臓』のなかから選ばれた、イラストレーター本人がお気に入りのものばかり。 さらに、描き下ろしとして夢野久作『縊死体』も収録し、通常シリーズとはことなるサイズ感で小説とイラストが楽しめます。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。 【目次】 夢野久作『瓶詰地獄』 泉鏡花『外科室』 夢野久作『死後の恋』 江戸川乱歩『人間椅子』 イェイツ(芥川龍之介訳)『春の心臓』 夢野久作『縊死体』(全文収録・イラスト描き下ろし) ※本書について 本書は、乙女の本棚シリーズとして刊行された『瓶詰地獄』『外科室』『死後の恋』『人間椅子』『春の心臓』のなかから、イラストレーター・ホノジロトヲジ自身が選んだイラストを掲載しています。巻末の『縊死体』のイラストは描き下ろしです。 小説部分は『縊死体』は全文、その他は抜粋となります。

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