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菅原孝標女の名作「更級日記」が江國香織の軽やかな訳で甦る!東国・上総で源氏物語に憧れて育った少女が上京し、宮仕えと結婚を経て晩年は寂寥感の中、仏教に帰依してゆく。読み継がれる傑作日記文学。
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Posted by ブクログ
自然の描写の美しいこと。ほんとうにこれ同じ日本?と思うほど。平安は古代なのでまだ神話の時代が続いているようなロマンティックさがある。 人と人との確執にだけ特化した源氏物語より更級日記のほうが好きかも。 人はでてくるけれど名前はでてこなくて、他人はさらっと扱われつつも、 旅には時間がかかり、病気など...続きを読むで簡単に人が亡くなってしまう時代なので、心の底から別れを悲しんだり、再会を喜んだり。 何もかも欲しいって無理なんですよね。 生きることが切実であった代わりに、美しい自然に触れられる時代であったというか。 今は死なない方法はたくさんあるけれど、無くしてしまったものもたくさんある気がする。 そして神仏に帰依するなんて言いつつ、現世利益を求め過ぎで笑ってしまいました。ゆるいな! お金持ちになって子供を贅沢に育てられますように。なんて。 うた恋いでも異母兄弟の結婚はオッケーだったとあって衝撃だったのですが、倫理観が根底から違う。 親の苗字が菅原さんなので、藤原氏が幅を利かせた宮中で負けていった貴族の一族なのかと思うと、父親が転勤族なのも頷ける。 転勤族なので旅をたくさんして、美しい景色に出会い、京に籠っているだけのお姫様より楽しそう。 神仏参りの帰りに泊めてもらった家が盗賊の家だった、のところも好きです。大冒険。 血なまぐさいものばかり、こわごわ読んでいたので、個人的生活を中心にしたものにしよう、と思い日記を読みました。日付をつけた日記ではなく、自分の人生の振り返りだったけど。素敵な感性。作る歌も好き。この人の一生は幸せだったと思う。
物語を愛し、光源氏に憧れる夢見がちな少女時代から、夫に先立たれた晩年までを記した日記文学。古典は「教養」というイメージが強いためすこし抵抗があったが、本作は非常に読みやすく、江國さんの訳者としての手腕を感じた。少女から大人になるにつれ、夢から醒めるように「物語は所詮絵空事なのだ」と悟る瞬間がなんとも...続きを読む切なかった。 乳母と姉、夫を先に亡くし、一時は遠方の地に出向く父を見送った作者。『更級日記』は、別れの哀しみを詠む歌が多かったように思う。「歌」というのは日常の一場面や想いを切り取った写真のようなものかと思っていたが、この作品を読み、心が大きく揺さぶられた一瞬の「感情」なのだと知った。 江國さんの現代語訳のおかげで、平安時代の人々を少し身近に感じることができた。お気に入りの一冊。
「更科日記」を江國さんの現訳で読めるなんて!大河から始まった古典への関心が高まって、手に取ったら面白かった。 平安の人の暮らしが垣間見えるのも面白かったし、悩みも今の私たちと差ほど変らなくて親近感が沸いたり、その時の心境を自然や風景に重ねて詠む和歌は、やはり情緒があって素敵だし、そういう自然や季節を...続きを読む感じる観察眼は平安の方が優れていて、豊かだなと思ったり。こういうものが、何人もの人が書き写して現代まで残っていることに、「積み重ね」ということに弱い私は、ぐっとくるのでした。 河出文庫の古典シリーズいいなぁ。町田康さんの「古事記」も読んでみたい!
末法思想の流行った時代。物語に耽溺した自分と仏への葛藤はさぞかし苦しかったと思いきや、仏への願いが案外現生的で、成る程バランス感覚を取った生き方で共感した。
読みやすい訳だった。日記というよりは、源氏物語に憧れた箱入り娘が、晩年に生涯を振り返って書いた随筆という感じだ。頻繁に和歌が入るのが平安時代らしい。 当時はやっぱり父親や夫が出世するか、高貴な人物の後ろ盾を得るのが多くの女性の望みだったのかな。こういう感覚は時代の違いを感じるところ。でも共感できると...続きを読むころもたくさんあった。なにより当時の暮らしが垣間見えて面白い。64ページの和歌のやり取りなんかは、今でいうナンパみたいなもの?
物語へ憧れて、ぼんやりと生きてしまったと現実の辛さを知る。 でも物語を捨てきれぬまま仏の夢などを見て、お詣りにハマる。 「物語なんて意味ない!でも好き」と揺れるなかで日記を連ねて自分の物語への想いを形に残そうとした様に思えた。 記すことの取捨選択の視点が不思議で素敵でした。 物語が好きで夢中にな...続きを読むるのにも共感したのですが ぼんやり生きてきてしまった。 仕事では若くもないので可愛がられるわけでもなく、ベテランの様に重宝されるわけでもなく都合よく過ごしている。 と嘆くあたり、何だか自分も思い当たります…
1300年前の平安時代に書かれた本。光源氏ってどれくらいイケメンなんだろうとか 光源氏みたいな人に山奥に囲われてときどき文とかもらうような暮らしにあこがれるとか。そういうとこに共感と驚き。 江国香織の解説も良い。なにかにつけ涙を流す、夜中まで遊ぶ、パワースポット巡りに精を出す、そんな面白い人たちの...続きを読む話、とのこと。 源氏物語も読むことにした。
江國香織さん訳の更級日記 日記というよりも、いまでいうエッセイみたいな感じなのかな。 源氏物語に憧れて、書物を手にするシーンとかかわいいなって思う。
平安乙女の半生記。ビビッドな感性の溢れる内容に、現代のラノベを彷彿とさせるものを感じる。そう考えると、よくこの作品が千年を超えて生き残ったものだとも思えてくる。
現代的で読みやすく、千年前とは思えない ある一人の女性の人生の踵を細やかに 刻んだ日記である。 少女時代の旅の描写は京への憧れと不安 旅の道中の珍しいその土地の話し、旅の中 で印象に残った風景を目に映したまま 自然と描写している。 その当時は大変な旅だと思うが少女時代の思い出 として輝く様な旅であっ...続きを読むた事が分かる。 源氏物語に憧れ、横になって夢中に読む 姿も微笑ましい。 神仏にこの時代の人々は心の拠り所や 願望を心から願い信じて居たのだろう。 ちゃんと拝まなかった事を時々に反省 している所もある。 自然が日々の生活を彩り日本の四季が 新ためて美しいと感じさせる。
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