作品一覧 2024/04/25更新 一億人の季語入門 試し読み フォロー 一億人の「切れ」入門 試し読み フォロー NHK「100分de名著」ブックス 松尾芭蕉 おくのほそ道 試し読み フォロー 「奥の細道」をよむ 試し読み フォロー 句会入門 試し読み フォロー 決定版 一億人の俳句入門 試し読み フォロー こども「折々のうた」100 ~10歳から読みたい日本詩歌の決定版!~ 試し読み フォロー 小林一茶 試し読み フォロー 作家と楽しむ古典 松尾芭蕉/おくのほそ道 与謝蕪村 小林一茶 近現代俳句 近現代詩 試し読み フォロー 四季のうた 試し読み フォロー 四季のうた ―詩歌の花束 試し読み フォロー 子規の宇宙 試し読み フォロー 俳句と人間 試し読み フォロー 芭蕉さん 試し読み フォロー 文学部で読む日本国憲法 試し読み フォロー 松尾芭蕉 おくのほそ道/与謝蕪村/小林一茶/とくとく歌仙 試し読み フォロー 和の思想 日本人の創造力 NEW 試し読み フォロー 1~17件目 / 17件<<<1・・・・・・・・・>>> 長谷川櫂の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 和の思想 日本人の創造力 長谷川櫂 「和」とは何か、本書ではそれを和菓子から考えてみます。和菓子とは「江戸時代の終わりまでに完成していたお菓子」という定義があるようで、この定義に照らすと羊羹も饅頭も和菓子になります。しかしこれが「純正日本発」かというとまったくそんなことはなく、江戸時代よりもずっと昔に中国などから輸入されたものを起源と...続きを読むしているわけです。 そのうえで著者は「和」とは外国からの「受容」「選択」「変容」という創造的プロセスを指すと結論付けます。これは納得のいく説明でした。 また本書では俳句の解説に多くのページを割いていますが、松尾芭蕉の有名な句「古池や 蛙飛び込む水の音」の解説が面白かった。それは現実世界の現象と「心の世界」を同時に表現した句であるということなのですが、思えば、平安時代の短歌はむしろその同時記述(現実世界の現象と心の世界の表現)が当たり前であったわけです。 本書を読んで日本人の創造力、あるいは想像力についていろいろ考えさせられました。 Posted by ブクログ こども「折々のうた」100 ~10歳から読みたい日本詩歌の決定版!~ 大岡信 / 長谷川櫂 「「折々のうた」は詩人、大岡信が朝日新聞一面に書き続けた詩歌のコラム。俳句や短歌のほか、世界中の詩歌の中から毎日一つ選んで百八十字の短い文を書いていく。はじまりは1979年、終わりは2007年、岩波新書全19冊にまとめられている。 この国では古代から詩歌が大きな役割を果たしてきた。そして奈良時代の『...続きを読む万葉集』以来、詩歌の選集(アンソロジー)が作られていkた。『折々のうた』はその伝統を発展させ、地域的な規模で編んだ現代の詩歌選集である。」 詩歌ぜんぜんわからない、そんな私も面白かった!!! ぜひ大人も子供も。これ、学校で習いたかったなぁ。国語の授業に。 Posted by ブクログ 決定版 一億人の俳句入門 長谷川櫂 なぜ切字を使うのか。 なぜ季語が必要なのか。 この2点に集中して解説してくれます。 特に切字のところが良かったのですが、それは俳句の型の4分類が明快だから。 1 一物仕立て 生きながら一つに冰る海鼠哉 2 一物仕立ての変形 山も庭に動き入るゝや夏座敷 3 取り合わせ 菊の香やならには古き仏達 4 ...続きを読む取り合わせの変形 さまざまの事おもひ出す桜かな 私は以前から俳句には初見でやたら意味がとりにくいものがある、論理の飛躍について行けないものがあると感じていました。 既知のはずの日本語なのに、どのように読めばいいか混乱してしまうのです。 本書の4分類のように有限個のパターンのどれかだというなら、混乱のおそれはずいぶん少なくなります。 しかも、①切れはあるかないか、②一物仕立てか取り合わせか、の2通り×2通りだというのですから、なおさら分かりやすい。 ページ数も少なく、基本的な原理に絞ってあるという感じ。 この原理を足がかりとして、これまで読み飛ばしていた作品を読み直してみたくなりました。 Posted by ブクログ 文学部で読む日本国憲法 長谷川櫂 日本国憲法を文学のように読もうという意図がある。 特に前文の解釈がわかりやすかった。作成した側の意図や気持ちのようなものが感じられて、憲法をこのように読む方法もあるのか、と目から鱗が落ちた。 Posted by ブクログ NHK「100分de名著」ブックス 松尾芭蕉 おくのほそ道 長谷川櫂 芭蕉が描いた巧妙な半フィクション作品。人生を感じる素晴らしい内容でした。長く生きて来て到達する『かるみ』の境地はグッときました。日本人に生まれて感謝! Posted by ブクログ 長谷川櫂のレビューをもっと見る