ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
科学という裏付けをベースに、各地の美しい風景が浮かび、地元に住み、守り、大切にしている人の想いが伝わり、あるいはその地域に伝わる想いを大切にしている人の暖かさ。 読んでいて本当に心暖まる本でした。 地元、北海道の開拓の歴史を絡めた『星隕つ駅逓』も良かったし、徳島のウミガメの『藍を継ぐ海』もいいし、長...続きを読む崎の原爆の話『祈りの破片』は涙が出そうになりました。 こういう本をNHKあたりでドラマ、映像で見てみたいなぁと思います。
少子高齢により過疎化が進みつつある日本。その地方にあるさびれて深い自然。それが迫ってくるような気配を感じてしまいました。 萩焼、狼犬、被爆した資料、隕石、海亀。これらをモチーフにして、様々な人間模様が心の細かい動きを捉えながら語られていく。少し普通ではない?かなりオタク的に何かにのめり込んでいる人...続きを読むを中心にして(何を持って普通なのか?と言う難しそうなことはとりあえずおいといて)。どの短編も、読み終わった時に少し寂しい気分になる。 よく伊予原さんの作品は科学?というか理系の作品だと言われることがあります。でも、「月まで・・・」や「宙わたる・・・」でも感じたのですが、科学的な説明はあくまでエッセンスの一部に過ぎないと思っています(私は)。ただ、そのエッセンスが作品全体にいい雰囲気を醸し出している。エッセンスというかスパイスというか。 そして何よりも、伊予原さんの非常に綿密な事前調査。読んでいる正にその時から、調査の過程がヒシヒシと感じられ畏まってしまいます。SFとは異なっていて作品のストーリーそのものではなく、その調査の過程に(自分では全く及ばない)理系?を感じる。 作品の背景にある事実関係が、「こんな感じかな?」「私はこう思う!」ではなく、理詰めで事実を突きつけてくる。そう感じながらも同時に人間の寂しさを感じてしまう。 理詰めで寂しい雰囲気が心に残る作品でした。
名作NHKドラマの原作「宙わたる教室」の著者の直木賞受賞作品。 5編の短編からなる。タイトルは5編目。 テーマは陶器の土、オオカミ、原爆遺品、隕石、そしてウミガメ。 科学者らしいテーマに着目しながら、 人間愛も語る。 やはり秀逸はタイトルの藍を継ぐ海。 海亀の海遊に、島を飛び出した腹違いの姉を重...続きを読むねる。 中学生の自身の未来を重ねる。 海亀が産卵に上がる島の美しさは、想像できないが、想像したい。 それ以外の登場人物、それぞれこだわりがある。 地質に、土に、犬に、長崎の原爆で破壊された浦上天主堂の像に、 隕石の命名に、、、 大きな宇宙と小さな人間の思い。 なんか、大きくて小さくて、いい。 夢化の島 ゆめばけ 狼犬ダイアリー おおかみけん 祈りの破片 星隕つ駅逓 ほしおつえきてい 藍を継ぐ海
過去から継がれた物語を読み解き未来へつなぐ科学 地学、遺伝子科学、原爆による被害調査は物理学、宇宙、そして生物学…科学が継ぐ未来 科学は身近なところにたくさんある とってもファンタジー
素敵な物語が詰まった一冊 心が整います 自然と受け継いでいくことを心に決める展開は 無理なく読み進めることが出来ます また、さらりと科学の知識が入ってても 違和感を感じないのは 文章が上手いのだとつくづく感じました
伊与原新さんのハートフルストーリーですね。 五篇の登場人物にとって、生涯忘れることの出来ない感動の出会いと成長のドラマですね。もちろん科学を絡めて、より深く物語を飾っています。 伊与原新さんの作品としては、かなり重い感じの構成ですが、主人公の感動を受け止める心理描写を考えると、読み手の共感が寄り...続きを読む添うようにつかめます。 科学が自然に伝わりますね。 目次 夢化けの島 狼犬ダイアリー 祈りの破片 星隕(ほしおつ)駅逓(えきてい) 藍を継ぐ海 伊与原新さんは、純文学に近くなってきていますね。この本に科学者は出てきません。研究者や工芸家などで知識人が物語を補佐しますが、主人公の理解と疑問に答えたりして、物語の重要な登場人物になります。あくまでも感動の人情、成長物語が主要な作品になります。 直木賞受賞の作品として、確固たる深みのある文学作品ですね(=゚ω゚=)
直木賞受賞作、作者は知っていた。知ってはいたが、初読み。科学物と聞き、読むのを躊躇していた。 しかし、読み易い。科学なのに読み易い。 どの短編も興味深い。 表題の「藍を継ぐ海」から読んでしまった。アカウミガメの話。ずっと赤ちゃんカメが海に向かうのを見てみたいと思ってきたが、本を読んで、やめておこうと...続きを読む思い直した。一生懸命生きようと努力している姿を興味本位で見てはいけないと思わされた。生きてほしい。どこの国の海でも構わないので、生き抜いてほしい。 同じように命を繋ぐ話「狼犬ダイアリー」ニホンオオカミは100年以上前に絶滅したと言われているが、紀州犬とのハイブリッドがいるかもしれないという話。いい!ロマンだ。オオカミと人間は似た者同士だそう。社会性に富み、用心深いが好奇心旺盛。狼混として生きる。一人でいたいときはオオカミとして、寂しくなったり、行き詰まったら犬になる。 「夢化けの島」は萩焼、伝説の土を探す男性。 「星隕つ駅逓」隕石をさがす人々に拾った場所を偽る女性。 とさがす、の2編。 「祈りの破片」は長崎役場の住宅係が空き家から光が見えるので、確認してほしいとの依頼を受ける。調べていくうちに被爆した石や金属を集めていた人の家とわかる。
ふぁぁぁ、なんて綺麗なお話なんだろう。いつも読んでる本よりは専門性がちょっと深くて、素人にはいまいちピンとこない部分もあったりしたけど、専門家やその道のプロやそれを愛する人たちの真っすぐな気持ち、熱意がよく伝わってきて胸が震える。たとえ利益などにならなくても、ずっと心の中にあって夢中になれて、時に自...続きを読む分を支えてくれたり突き動かしてくれる原動力になったり、そんなものがあるってすごく幸せだなあ。
5編の短編小説。 標題の「藍を継ぐ海」と「星隕つ駅逓」が特に好きだった。 短いストーリーに地理的・歴史的広がりや深みを持たせているところがいい。心が温まる話、読み手を応援してくれる話ではあるが、入念な取材や研究を土台にして編まれた小説ということが伺えた。
短編小説集。お話も面白いけどそれぞれに含まれてるエピソードがよかった。萩の見島の話とか海亀とか。長崎の話はこころに刺さりました
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
藍を継ぐ海
新刊情報をお知らせします。
伊与原新
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
翠雨の人
青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)
お台場アイランドベイビー
コンタミ 科学汚染
磁極反転の日(新潮文庫)
宙わたる教室
蝶が舞ったら、謎のち晴れ―気象予報士・蝶子の推理―(新潮文庫nex)
月まで三キロ(新潮文庫)
「伊与原新」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲藍を継ぐ海 ページトップヘ