藍を継ぐ海

藍を継ぐ海

1,760円 (税込)

8pt

なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男――。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

藍を継ぐ海 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    伊与原新さん初読。伊与原さんが膨大な労力を費やし、一話を執筆されたのだろうと感じた。おのずとじっくり時間をかけて読んだ。
    どれも短編におさまらない熱量で、物語のその後に想いを馳せる。
     

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    短編集なのにものすごく読み応えがあって、とてもおもしろかった。一つひとつの物語が心に響くだけでなく、専門的な知識もわかりやすく織り込まれていて、読んだ後の満足感が凄い。私の中の今年のBest5に入ること間違いなし。

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    直木賞受賞、短編五編
    萩焼、狼犬、原爆遺物、隕石、アカウミガメ
    それぞれ失われゆくはかないモノにまつわる人を描いている。
    地球衛星科学専攻という著者の背景を見てテーマについては納得。そこに人に対する温かな眼差しと信頼が加わり、心地よい。

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    短編集だが、どの章も緻密な取材をされて、じっくりと作品に向き合われたのだろうと確信できるほど、濃密な物語が綴られていた。
    長崎の話では浦上天主堂が当時の人たちにとってどんな存在であったのか、知ることができた。
    また、北海道にある遠軽を舞台にした物語も、へき地の郵便局や親子の絆が描かれていて、胸が熱く

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    どの話も興味深く、読んで気付かされたことや知らなかったことがたくさんあった。特に狼犬ダイアリーはオオカミについて何も無知だったなと、もっと知りたいと興味を惹かれた。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    史実と物語とミステリーと科学と、あらゆる要素が掛け合わされているからだろうか。読み進める度、新しい世界がどんどん開かれていく。そのことを全身で感じて心が震える感覚を久しぶりに感じた。この人の作品全てを読みたいと思ったのはいつぶりだろうか。また一人、素晴らしい作家に出会えた。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    日本各地を舞台に人から人へ何かを継いでいく物語。
    陶芸、狼等各短編のテーマが面白いく、人の描写も優しく見応えがありどの短編も面白く染みた。
    伊与原さんの長編も読んでみよう。

    0
    2025年11月02日

    QM

    購入済み

    ふぁぁぁ、なんて綺麗なお話なんだろう。いつも読んでる本よりは専門性がちょっと深くて、素人にはいまいちピンとこない部分もあったりしたけど、専門家やその道のプロやそれを愛する人たちの真っすぐな気持ち、熱意がよく伝わってきて胸が震える。たとえ利益などにならなくても、ずっと心の中にあって夢中になれて、時に自

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    フィクションだけど、ほんとにそういう歴史があったような感じを思わせる物語たち。
    少しだけ変化がある物語。心地よい。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    5篇ともストーリーがわりとおもしろかった。
    どこで科学に結びつくのかな?と思ったら、自然な感じで物語に組み込まれていて、生活の中に科学があふれているんだなと感じた。
    表題作の「藍を継ぐ海」の沙月が海ガメを育てたい理由が心に沁みた。
    泣くほどではないけど全部いいお話。

    0
    2025年12月10日

藍を継ぐ海 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

伊与原新 のこれもおすすめ

藍を継ぐ海 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す