青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex)

693円 (税込)

3pt

東京から深澤が転校してきて、何もかもおかしくなった。壮多は怪我で「鹿踊り部」のメンバーを外され、幼馴染みの七夏は突然姿を消した。そんな中、壮多は深澤と先輩の三人で宮沢賢治ゆかりの地を巡る自転車旅に出る。花巻から早池峰山、種山高原と走り抜け、三陸を回り岩手山、八幡平へ。僕たちの「答え」はその道の先に見つかるだろうか。「青」のきらめきを一瞬の夏に描く傑作。

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青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫nex) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    出だしの掴みと章の変わり目の場面の変化があるから全然飽きない。旅する後半なんか最初に工程出してるからわかるのがどんな作用するのかな〜と思ったけども上手ですね。そして最後の謎解きの数々がまた入ってくるし、答えが出た感じが凄くする。深澤は全く悪くないし、七夏の謎解きかなと思ったら壮太の事だったとか、2人

    0
    2024年11月05日

    Posted by ブクログ

    圧巻。伊予原先生の理科的な見識を活かした作家性と、銀河鉄道の夜の世界観、そして等身大の高校生らしい青春の要素が上手く合わさって、独自の世界観になっている。中心になっているのは銀河鉄道の夜だけれど、他の作品にもスポットが当てられて、モチーフとして作中に散りばめられているのが面白い。これは賢治好きにはた

    0
    2023年10月25日

    Posted by ブクログ

    『「はい、『銀河鉄道の夜』の――」「ジョバンニとカムパネルラが、白鳥の停車場で途中下車して、銀河の河原に行く。それが、プリオシン海岸。そこで化石採りの学者たちと出会うわけです」』

    空想上の、ただし明らかにモデルとなる実在の高校がある、「花巻農芸高校」の地学部に集まった高校生たちの「銀河鉄道の夜」の

    0
    2021年11月10日

    Posted by ブクログ

    素敵な作品でした。じわじわと感動が広がって、涙が出そうになりました。
    地元岩手なのに、まだまだ知らないことがたくさんあって、賢治先生のこともっともっと知りたい!!
    と思いました

    0
    2021年10月06日

    Posted by ブクログ

    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、山田正紀さんの『カムパネルラ』を読んだばかりだったので、繋がりがある部分もあって面白く読めました。

    花巻農芸高校に東京から深澤北斗が転校してきます。
    高校二年の江口壮多は幼なじみの佐倉七夏のフルネームを深澤が知っ

    0
    2020年06月21日

    Posted by ブクログ

    岩手県人はもちろんだけど、星好き、宮沢賢治好き、鉱物好き、登山好き、いろんな人が楽しめるストーリーだった。
    薄々深澤が花巻に来た理由は分かったけど、荘多の地下鉄の記憶がこうつながるのか…!とグッときた。
    深澤のアルバイト先のバーガーショップもわざわざ店名を出す理由があったのも納得。七夏の行動力が尋常

    0
    2020年06月03日

    Posted by ブクログ

    青春小説であり、ミステリーであり、宮澤賢治の考察でもある。
    すべてが好きな自分にとっては、とてつもなくワクワクドキドキできる小説だった。
    宮澤賢治の世界を、精神世界から読み解くのではなく、科学的に読み解くこともまた、宮澤賢治の世界を理解する上で大切なんだと感じる。

    0
    2020年05月31日

    Posted by ブクログ

    高校生たちが抱える、将来や家族への思いや不安。何を目印に進めばよいのかもわからない、寄る辺ない感じ。
    そして、顧問の先生や旅先で出会う大人たちが、彼らにそっと差しのべる手の温かさ…
    うまいなぁ…。
    後半は特に引き込まれました。
    宮沢賢治の作品は、好きではないのに、気になって何度も読んでいます。賢治作

    0
    2024年07月07日

    Posted by ブクログ

    地学部の生徒から推薦されて読みました。たしかに「地学」の要素が全くないわけではありませんが、むしろ高校生の夏休みの冒険旅行と、その過程での成長を描いた青春小説として楽しむことができる作品だと感じます。

    著者は、少し前に別の生徒から『月まで三キロ』を勧められて、短編集ながらその巧みな心情描写や舞台設

    0
    2024年03月21日

    Posted by ブクログ

    ちょくちょく岩手には行くので地名が出てくる度にちょっと親近感。ああ、あそこもイーハトーブだったのか。
    カムパネルラはジョバンニを連れて行きたかったのか。ジョバンニにとってはそれよりも父親だったのか。

    0
    2023年11月12日

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