宙わたる教室

宙わたる教室

1,700円 (税込)

8pt

定時制高校の教室に「火星」を作り出す――胸が熱くなる青春科学小説

東京・新宿にある都立高校の定時制。
そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

負のスパイラルから抜け出せない二十一歳の岳人。
子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。
起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。
中学を出てすぐ東京で集団就職した七十代の長嶺。

「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、
理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、
学会で発表することを目標に、
「火星のクレーター」を再現する実験を始める――。

『月まで三キロ』『八月の銀の雪』著者がおくる、
今年一番熱い青春科学小説!

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宙わたる教室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月25日

    実話ベースの話とは知らずに読んだので、感動もののベタな話なのかも、と思いつつ読みはじめてしまった。
    ところが、一気に読み切って最後は泣けた泣けた。
    実話ベースとわかって本気で驚いて、なんだか後書きでも泣けた(笑)

    科学の知識が本格的で、そこもなかなか。
    話題になったからこそ読んだのだけど、売れてる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月21日


    様々な立場、複雑な問題を抱える定時制高校の生徒たちが科学と素晴らしい教師に出会い、学ぶことを知り、本当の仲間というものを知り、自分の中にあるいろんな感情を知る。
    久しぶりに気持ちの良い本に出会えました。

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    Posted by ブクログ 2024年04月14日

    定時制高校の科学部の学生たちが火星のクレーターの研究を行い、学会発表を目指すという青春科学小説。

    様々な事情を抱える学生たちが、己の力を信じ、仲間の存在を受け入れ、「その気になりさえすれば、何だってできる」と熱い情熱を見せてくれます。
    彼らの成長と熱意に感動しました。


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    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    読書備忘録817号。
    ★★★★★。

    ストレスなく読める良い物語でした!
    ★5つはちょっと甘めかも・・・。

    舞台は東京の定時制高校。
    年齢もバックグラウンドも様々な学生が科学部という課外部活動を通じて自己肯定を得ていく、という物語。
    構成は、登場人物にフォーカスされた章立てとなっており、一人ずつ科...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    読み終わってホッとしたというか、良かったなという感じでした。読みながら応援していた様に思いました。最高でした!

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    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    面白かった!
    皆さんの評価が高かったので手にとってみたはじめましての作家さん。
    定時制高校を舞台に、さまざまなな境遇や生きづらさを抱えた生徒達が部活動を通して成長していく物語。1人1人の葛藤や背景、そこからおこる軋轢にリアリティーもありつつ。現実と理想のギャップ、真っ直ぐに物事が運ばない現実。どう折...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月06日

    最初は、いろんな事情で定時制高校に通う生徒をテーマにした短編集なのかなと思っていたら、先生が科学部を立上げて、その生徒達が集まり、研究が始まるというストーリー
    メンバーがそれぞれの得意な事を出しあって、一つの目標に向かって取り組むのって本当にいい!
    きれいごとっぽくも見えなくもない無いけど、でもやっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    面白かった~。

    定時制高校の科学部が舞台。
    いろいろな生徒をうまく導く藤竹先生がすごい。

    あとがきにはきちんとモデルがあり、これが「はやぶさ2」ともつながっている。

    伊与原 新さんは神戸大学理学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻とのこと。
    この本が出来たのも伊予原さんな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    この人の本は甘い。嫌になるくらい現実を見せてくるけど、『出来すぎでしょ』と言いたくなるような結末が待っている。なのに全く嫌な気がしない。登場人物たちの頑張りにエールを送り、トラブルに心配し、結末に歓喜する。科学小説のようで青春小説であり、明日への期待を持てるようにしてくれる作品。

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    Posted by ブクログ 2024年03月29日

    どんな境遇でも、自身の振る舞い方、また周りの人々との出会いによって道を切り開けることを体現している。
    読みながら涙が出てくる作品。熱い気持ちを持って前進すること、社会の偏見にもめげない力強さの重要性を理解できる。
    また、話の途中でトリアージされた学生が出てくる。救われるものが救われる世界。現実的な面...続きを読む

    0

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