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天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。降らなかったはずの雨や半世紀以上前の雷探し、“誘拐”されたバイオリンや早咲きの桜に秘められた想いを解き明かす鍵は天気予報! 明日の天気を願う時、それは誰かの事を想う時――。あなたの心の雲もきっと晴れるハートウォーミングお天気ミステリー。
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Posted by ブクログ
破天荒な気象予報士菜村蝶子と幼馴染の冴えない探偵右田夏生がひも解くミステリー。蝶子の人物造形が無茶苦茶面白い。大学院を出て、民間の気象予報会社に勤める蝶子は、いやいやながらテレビ放送のお天気お姉さんになる。ところが、ぶっきらぼうで歯に衣を着せない喋りぶりや、最後のバタフライ効果張りのとんでもない御神...続きを読む託などで、視聴者の人気が大爆発。そのままのつんけんした乗りで夏生に言いたい放題。夏生が持ち込む5つの謎を二人で解いていくのだが、気象のことが謎を解く手掛かりになるのだ。最後の「標本木の恋人」はなかなか感動的だ。いいねえ。ソメイヨシノは、コマツオトメとオオシマザクラの交配によって生まれたという可能性が強いという。コマツオトメは、ソメイヨシノによく似ているが、開花が少し早いそうだ。
蝶子さんと主人公の遠慮のない関係は見ていて安心する。天気予報を見るのが少しだけ楽しみになるミステリー。
小説新潮で読んだこのシリーズがきっかけで伊与原作品を読むようになりました。全部読んだことあるけど、また読んでも面白かった。
伊与原新さんの小説は好きなのですが、こちらは私がこれまで読んできた物と少し雰囲気が違って新鮮でした。 天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生が依頼された数々の謎を解き明かしていくストーリーなのですが、蝶子のキャラクターがぶっ飛んでいて笑えました。こんな気象予報士さんをテレ...続きを読むビに出したらダメでしょ〜て思うけど小説の中では面白い。 探偵右田夏生との力関係も一目瞭然。 伊与原さんは、毎回科学の事を分かりやすく書いてくださるのですが、今回の気象に関してはちょっと難しかったです。それでもテンポ良く謎を解き明かしていくストーリー展開は楽しめました。また未読の本を見つけたら読んでみたいと思います。
伊与原新さんの日常の謎、お天気ミステリーですね。 エンターテイメントユーモアミステリーでもあり。 探偵の右田夏生が小学生の頃、転校生の菜村蝶子に出会った。 蝶子は、変わり者で、天気に関心を持っている。 蝶子は言う。 「お天気って、面白い」 「天気予報は嫌いだったんじゃないんか」と夏生。 ...続きを読む 「面白いのは、雲とか風とか雨のこと。 天気予報は、どうでもいい」 「お天気は、誰もえこひいきしない」 そして、夏生は何でも引き受ける探偵になり、蝶子は気象予報士になり、「ウェザーコム」という気象情報会社に就職した。 「右田探偵事務所」に持ち込まれる仕事に行き詰まると、夏生は蝶子に助けを求める。 そんな時、蝶子の気象知識が役に立って、蝶子の推理もあり、事件を解決していく。 目次 序章ーー新緑の頃 第一章 ミモザの霞んだ日 第二章 五十二年目の遠雷 第三章 台風二過 第四章 エオルスの竪琴 第五章 標本木の恋人 終章ーー再び初夏 夏生のとぼけた探偵と、冷たくあしらいながらも条件付きで協力する蝶子の凸凹コンビが面白い。 もう一つ、天気予報が嫌いな蝶子が、会社の都合で、テレビのお天気キャスターとして出演することになり、蝶子のぶっきらぼうな気象予報に戸惑う女性アナウンサーのやり取りが、漫才のようで楽しい。「流体力学オタク」の蝶子が専門の話になると俄然目を輝かせて喋り出すと、女性アナウンサーが慌てだす。 極めつけは、番組の最後になぜか謎の「バタフライ効果」を吐く。これがうけて、蝶子のお天気キャスターは、なぜか人気があるのが、すこぶる愉快ですね。 とにかく、面白い。ゆっくりと味わって欲しい作品ですね(=^ェ^=)
天気予報が大嫌いな気象予報士蝶子と幼なじみの探偵の元に舞い込んでくるささやかで奇妙な依頼。気象現象が鍵となる謎解きが読んでいて面白かった。蝶子さんの半ばヤケクソのような?尖った天気予報も楽しくて良い。「標本木の恋人」のお話が好き
『月まで三キロ』で伊与原新さんのファンになり、過去作、新作を読み進めています。名作や大作という印象はありませんが、著者らしい科学知識を強みとする作品が本当に好きです。こちらの作品もとても面白かったです。
爽やか~。新潮文庫の伊与原さんの作品はどれもなんだか爽やか。流体力学オタクの蝶子さんがどうして今の職に就くことになったのか、そこそこ能力はありそうな夏生くんがなんであんなポンコツながら探偵を続けてるのか…本編以外に気になるところはたくさんあったから、いつか、続きが出ることを楽しみにしよう。
期待以上に面白かった。蝶子さんの説明は、素人向けではなかったけど、お天気絡みでこんなにいろいろわかるんだなぁと、とても興味深く読んだ。夏生くんもいい味出してる
気象が謎の解決のキーになる日常の謎もの 金欠探偵の右田と気象予報士の蝶子は子供の頃の同級生 職業は探偵だけど、謎の探偵役は気象予報士の方 ってか、子供の頃のエピソード要るか? 不機嫌キャラの気象予報士ってのは面白い 不本意ながらテレビに出させられているらしい そんでもって、風場吹けば桶屋が儲か...続きを読むるかのように一見意味不明な予言をする「蝶子のバタフライ効果」 リアルにそんな気象予報士がいたら面白そう 依頼が少ない故に依頼を断らないというか断れない探偵 依頼者の事情を含めて引き受けるというのもなかなかよい だからこそ変な依頼で裏の事情があるんだけどね キーホルダーを拾ってくれた人を探して欲しいとか 50年以上前の火災の原因は落雷だったのか確認したいとか 運び屋をしろとか 盗まれたバイオリンを探して欲しいとか 花見の場所取りをして欲しいとか 落雷の件に関しては実に人情的でよい バイオリンの依頼は明らかに本人が関与してるのがあからさまなんだけど、友達が云々というのがミスリードになって引っかかって惑わされる 桜に関してはソメイヨシノはオオシマザクラとコマツオトメの交配とかって書かれてあるけど 遺伝子解析の結果、実際はコマツオトメはエドヒガンの近縁というだけなのがわかってるからこれはウソですね でもまぁソメイヨシに似てて開花が早いというのは正しいのでストーリー的には問題ないんだけどね 個人的に、春は過ごしやすくて好きなんだけど、人によってはかえって気鬱になるというのもなんとなくわかる 「春って――希望の押し売りみたいだから」という作中の言葉が将にそれかな あと、気象予報士のプライドと言うか、職業倫理はちゃんと守らなきゃダメでしょ ある意味で人の行動を左右してしまうんだからさー 「天気は、誰もえこひいきしない」という言葉は結構好き 天気がどうだっていいってのも、石原良純が「そんなに天気知りたい?」って言ってるのに通じるものがあるな 雨のときは雨をそのまま愉しめばいいんだよな~ と「日々是好日」を読んでから思えるようになったからか雨がそんなに嫌ではないからなぁ
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