【感想・ネタバレ】青ノ果テ―花巻農芸高校地学部の夏―(新潮文庫)のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2020年05月31日

青春小説であり、ミステリーであり、宮澤賢治の考察でもある。
すべてが好きな自分にとっては、とてつもなくワクワクドキドキできる小説だった。
宮澤賢治の世界を、精神世界から読み解くのではなく、科学的に読み解くこともまた、宮澤賢治の世界を理解する上で大切なんだと感じる。

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Posted by ブクログ 2020年05月22日

ガッツリ賢治先生!(゜▽゜*)地学部というよりも賢治先生研究会?(^^;)花巻をメインに賢治先生ゆかりの地を巡る高校生(^^)行ったことがある場所が登場していると、嬉しくなる♪青ノ果テ、薤露青は素敵なんだろうなぁ(*´-`*)

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Posted by ブクログ 2020年05月06日

『月まで三キロ』に続いて、著者に2作品目になります。宮沢賢治や『銀河鉄道の夜』をはじめとする彼の作品も記憶がほとんど消えかかっていましたが楽しく読めました。 高校生たちのひと夏の冒険が、宮沢賢治と地学、地元愛というテーマを盛り込んで描かれています。賢治作品を地学という切り口で小説にするなんて、おどろ...続きを読むきです。私が学生の時に、この小説があったら、きっと地学を勉強するきっかけになったかもしれません。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年04月13日

宮沢賢治の不朽の名作『銀河鉄道の夜』。
あの幻想的な世界のモデルとなった場所を、地学部の男子高校生達が自転車で辿る物語。

主人公のジョバンニが銀河鉄道に乗り込んだ丘に、読み手である自分が立てるなんて。
そんな旅ができることがとても羨ましい。
ジョバンニが銀河鉄道の世界に迷い込んだのは、当然夏だとは...続きを読む思っていたけれど、お盆の頃だったとは。
お盆だったからこそ、正者と死者が交わるあの不可思議な体験ができたのだろうか。
そして、あのラスト。
カムパネルラが死なない結末も用意されていたことに驚いた。
賢治は十年間も『銀河鉄道の夜』を書き直し続けて、結局未完成のままになってしまったけれど、カムパネルラの最期の描き方を賢治は本当はどのようにしたかったのか、とても興味深く思った。

賢治の作品に出てくる「青の果て」。
夜になりかけの空の青。
賢治が思い描いた、この世とあの世を繋ぐ境目の深い「青」について、この物語の高校生達と同じく、私も思いを巡らせた。
今は行けないけれど、いつか岩手に行ってみたい。

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Posted by ブクログ 2020年03月25日

東京から入学してきた謎の転校生。ひょんなことから地学部を作ることになり、そこから宮沢賢治ゆかりの地を旅することになります。しかし幼なじみが旅へ行かずに音信不通に。それは何故なのか?転校生の正体とは?

宮沢賢治の作品、特に「銀河鉄道の夜」についてのことがふんだんに盛り込まれていて、宮沢賢治ファンの方...続きを読むには、より楽しめるかと思います。盛岡へは行ったことはないですが、情景描写が繊細で美しかったです。その周辺を知っている人には、大いに楽しめると思います。また、地質について豊富に描かれています。ブラタモリを見ているようで、勉強になった感覚がありました。一緒に旅をしているようで、面白かったです。

表紙や帯を見る限り、ミステリー?な感じがしましたが、全体としては青春小説でした。時にブラタモリ?、時にちょっとシリアス?と読み進めれば進むほど様々な雰囲気を味わうことができました。

幼なじみの真相や転校生の正体がわかってくると、なんとなくミステリー小説を読んでいる感覚がありました。それぐらい通づる理由でした。しかしこの作品は、それぞれの高校生達の情熱や苦悩が描かれている青春小説として楽しめました。もう一回「銀河鉄道の夜」読んでみようかなと思わせてくれるかと思います。

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Posted by ブクログ 2020年02月03日

新潮社のHPでタイトルを見たときは、「野菜作る話ですかね」とか思ったりなんかしちゃったのだけど(苦笑)

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Posted by ブクログ 2020年04月29日

前半描写が長くてだらっとしているかなと思ったけど、中盤から後半までの一気に駆け抜ける感じがよかった!青春!

ミステリーがずっとミステリーとして残っているのもよき。謎の転校生、失踪した幼馴染み、こうくるのかー!なるほどー!
面白かった...

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Posted by ブクログ 2020年02月03日

伊与原新『青ノ果テ 花巻農芸高校地学部の夏』新潮文庫。

宮沢賢治の産まれ育った岩手県を舞台にした青春小説。

宮沢賢治のイーハトーブや『銀河鉄道の夜』の世界を巧く膨らませているのに、取って付けたようなミステリーが邪魔で勿体無い作品だった。

主人公の壮多は転校生の深澤、先輩の3人で宮沢賢治が描いた...続きを読むイーハトーブの世界を把握するために自転車旅行に出掛ける。

本体価格630円
★★★

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