ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
1pt
最後の貴婦人である母、破滅への衝動を持ちながらも“恋と革命のため”生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、戦後に生きる己れ自身を戯画化した流行作家上原。没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡が必要なのだという悲壮な心情を、四人四様の滅びの姿のうちに描く。昭和22年に発表され、“斜陽族”という言葉を生んだ太宰文学の代表作。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
読みながら本の角を折ってできたドッグイヤーの数や計り知れず、どの描写、台詞、手紙や遺書、本当に文学の寵児なんだなと納得するしかない素晴らしい描写ばかりで、よくこんなもの書けるなと感動しました。 家族、恋や不倫、病気、中毒やテーマとして何を書いてるかはっきり際立ってるけど、同じことを太宰治以外の人が書...続きを読むいたらこんなには心打たないんじゃないかと思うくらい感情を剥き出しに書く才能がすごい。とにかく人の様子を美しく文章にする才能がすごい。唯一無二の文章だと思った。 私が好きなサリンジャー、カポーティ、村上春樹、そして今太宰治加わっちゃいますが、「ストーリー」が面白いとかじゃなくて(いや面白いんだけど)、読み終わりたくなくないって思うくらい読み心地が良いというか、どんな表現するんだろうってドキドキさせる魅力があるのが共通点なんだなと気づきがありました。 でも偏見だけど、太宰治好きって村上春樹好きっていうより何かカミングアウトし辛いですね。 引用 この世の中に、戦争だの平和だの貿易だの組合だの政治だのがあるのは、なんのためだか、このごろ私にもわかって来ました。あなたは、ご存じないでしょう。だから、いつまでも不幸なのですわ。それはね、教えてあげますわ、女がよい子を生むためです。 ------ もう一度、お逢いして、その時、嫌ならハッキリ言って下さい。私のこの胸の炎は、あなたが点火したのですから、あなたが消して行って下さい。私ひとりの力では、とても消す事ができないのです ------ 僕が早熟を装って見せたら、人々は僕を、早熟だと噂した。僕が、なまけものの振りをして見せたら、人々は僕を、なまけものだとした。僕が小説を書けない振りをしたら、人々は僕を、書けないのだと噂した。僕が嘘つきの振りをしたら、人々は僕を、嘘つきだと噂した。僕が金持ちの振りをしたら、人々は僕を、金持ちだと噂した。 僕が冷淡を装って見せたら、人々は僕を、冷淡なやつだと噂した。けれども、僕が本当に苦しくて、思わず呻いた時、人々は僕を、苦しい振りを装っていると噂した。 どうも、くいちがう。
この問題で一ばん苦しんでいるのは私なのです。 この問題に就いて、何も、ちっとも苦しんでいない傍観者な、帆を醜くだらりと休ませながら、この問題を批判するのは、ナンセンスです。 人間の生活には、喜んだり怒ったり悲しんだり憎んだり、いろいろの感情があるけれども、けれどもそれは人間の生活のほんの一パーセン...続きを読むトを占めているだけの感情で、あとの九十九パーセントは、ただ待って暮らしているのではないでしょうか。 幸福の足音が、廊下に聞こえるのを今か今かと胸のつぶれる思いで待って、からっぽ。
読むのが辛くて、読み飛ばしてしまいたくなるような気持ちになる物語でした。嫌な気持ちになる人もいるかもしれないのですが、自分は人間の悲哀とか欲望とか、負の感情が一見ぐちゃぐちゃなのに、自然の摂理に向かってめっちゃきれいにまとまっているストーリーに感銘を受けて、面白いと思いました。 備忘録的に書くと…...続きを読む 「僕の心のヤバいやつ」というアニメのOPがヨルシカの「斜陽」で、僕ヤバはめっちゃ好きな作品なのに、「斜陽って確か太宰の作品で、この作品から斜陽って言葉に没落とかそういう意味が付与されたんじゃなかったけか〜、なんでいい歌のタイトル斜陽なん?」って思ったのがきっかけで「斜陽」が頭から離れなくなってルーツを覗きに行った感じ。 作品を読んでみたのと楽曲には関係はなさそうやったけれど、暮れを惜しむ気持ちにさせる力が斜陽という単語にはあるような気がしてならないです。 作品については… なんでこんなに辛いことを立て続けに起こらせるストーリー思いつくんかねって気持ちになります。 そして、なんだか出自や血は争えないような、人生観に対する無気力感も帯びていて、そうなんじゃないかと気付くと登場人物の退廃は自然の摂理で、直次が「自然死です」と遺書にしたためたことも。涙ながらに受け入れらなくはないかなと思います。 p.s.書いた後に気になって斜陽をググってみたら、作品と楽曲の関係性について考察しているnoteを発見した。丁寧に考察されているようだったが、まとめると関連性が強い、ということだと思う。 確かに歌詞を読んでみると、楽曲の方って結構グロテスクに取れる表現もあったり。革命のための美しい滅亡、みたいにとれる表現もある?のか。じっくり考察している人には自分の浅はかな感想を見せられない。
何度も読み返してしまう。 壁にぶつかったとき、自分がどうしようもなく嫌いになってしまった時、何もかも捨ててしまっていいやと思った時、救ってくれるのは太宰治の作品なんだよなあ。
太宰作品2作目。 かず子が上原に送るラブレターが重すぎて笑った。現代でいうメンヘラだな〜と思ったが、上品な口調の中にユーモアがあるから流石。読者に直接語りかけるような口調だから尚面白い!「あなたが私の恋を点火したのだから、あなたが消していってください」 とか、めっちゃ粘着質だな!!と笑った。 上原...続きを読むを訪ねるために東京に出てきたかず子が、住所を頼りに手当たり次第に人を頼るという描写があったが、時代を感じさせられてとてもよかった。 恋焦がれる人に会いたくて、心細く涙しながら人に道を聞くなんて、現代では経験し得ぬことだ。
旧い価値観の崩壊と新しい生き方の模索 死ぬ覚悟と、生きる覚悟 何かの終わりは、何かの始まりかもしれないと感じた。
生きることとか恋のつらさの表現が良い かず子のあなたの赤ちゃんを産みたいという鬼気迫る思い、破滅感情が心に残る 貴族の没落に共感できるわけじゃないけど心の拠り所がない辛さは痛いほどわかる、弟の最後の手紙が良かった
きっとあたしはさぁ、この時代に生まれていたら太宰治を好きになっていたと思うんだ。 だって罪な男でメロいもん。 太宰をメロいという言葉で片付けては良くないけどね。
お母さまがスープを飲んで「あ」と言う おじさまたちがお酒を飲んで「ギロチンギロチンシュルシュルシュ」と言う
太宰が晩年、戦後の思想や社会を憂い、自己批判・内省を通して書いた作品、「斜陽」。初読の感想としては美しかったということである。戦後において貴族が、緩やかに滅亡へと足を運んでいく。しかし、その滅亡へのカウントダウンが始まっていくにあたり、不安や屈託のようなものは感じられず、どこかそれを1歩引いた冷めた...続きを読む目線で見ることができた。 一読目では咀嚼できない重厚なストーリー。 太宰の作品を複数読んだわけではないので、考察に欠けるが、もっと読んでみたいと思った。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
斜陽
新刊情報をお知らせします。
太宰治
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
太宰治 電子全集1
人間失格
試し読み
津軽通信(新潮文庫)
津軽(新潮文庫)
ヴィヨンの妻
津軽
「太宰治」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲斜陽 ページトップヘ