人間失格

人間失格

小説・文芸
440円 (税込)

2pt

「恥の多い生涯を送って来ました」。そんな身もふたもない告白から男の手記は始まる。男は自分を偽り、ひとを欺き、取り返しようのない過ちを犯し、「失格」の判定を自らにくだす。でも、男が不在になると、彼を懐かしんで、ある女性は語るのだ。「とても素直で、よく気がきいて(中略)神様みたいないい子でした」と。だれもが自分のことだと思わせられる、太宰治、捨て身の問題作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    人間失格
  • タイトルID
    :
    133887
  • ページ数
    :
    185ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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人間失格 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本を読むのは好きだけれど今まで読んだことがなかった。面白かった。道化になる・・・というのは当てはまる人も居そう。私は「このティッシュを使うのを辞めたら・・・など途方もないことを考える」というのにとても同感した。幼い頃よくそう考えていたなと思い出した。人が誰しも考えたことがあるようなことを描写するのがとても上手い。色々な出会いや出来事が重なってしまった結果この結末になったのだろう。私は主人公は幼い頃に性的虐待を受けていなければこうなっていなかったのではないか・・・と考えてしまった。タイトル回収をきちんとしてくれたことに感動を覚えた。名作と言われる理由がわかった。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    斜陽の方が僕にはしみた
    人は全員優勝ではないし同じ人間でもない
    あの立派な人も僕と同じ人間だなんて言うのは卑屈という考えが新鮮だった。優れた人を自分と同じ土俵に引きづり下ろしてるんだけだという理屈らしい
    しかし太宰治の帰郷を読んでからその考え方は醜いと感じた
    都会の喧騒が人を醜くする(人に寄るのかな?いや寄らないよな)、地元の家族はいつまでも上品な(穏やか、愛を持ってるという意味で)生き方をしていると思う

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    同じく、葉蔵と同じくまではさすがにですが私もひたむきに明るくしてしかし裏では悩んで、おちゃらけるような体験をしたことがあるんです。
    だからこそ、溺れてしまうことも少し似ている気もして葉蔵より遥かに軽いものですが胸を打たれる小説であることは間違いなかったです。

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    「それは世間が、許さない」
    「世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?」

    "まるで自分のことが描かれている"ような
    リアリズムでアイロニックで切実な文学的感動にとらわれ、
    弱くも美しくかなしい魂の代弁者として、救済の手を差し出す作品

    大切にしている内的事実を守るための
    苦闘や挫折、敗北する過程で露わとなる
    偽善に満ちた悪と醜さと非人間性が蔓延る俗世間は
    とても他人事とは思えないでしょう?

    0
    2026年08月25日

    Posted by ブクログ

    「弱虫は、幸福をさえおそれるものです。綿で怪我をするんです。幸福に傷つけられる事もあるんです」という言葉、わかる〜。
    幸福な出来事のあとに悪いことが起こるなら、それならいっそ幸福ごと最初から回避してまおうとすることが自分にもよくある。
    そうすれば幸福と不幸の落差に落胆する分が減るから。
    この誰かと共感しづらい微妙な心の機微を、なんと細かく適切な言葉で表すのかと感動した。

    おそらく同種の人間が読めば響くし、そうでない人にはよくわからないとしか評されないであろう、人間の、というか太宰治本人の心の芯に触れるような作品。

    人間失格じゃない人間なんていないんじゃないか。
    どこか欠けている部分があるからこそ、周りの人は思わず助けたくなってしまうような魅力があったのだろうと思う。
    それは女性に限らず、堀木も、ヒラメも。

    むかーし一度読んだときはあまりにも自分が若かったこともあって難しく感じたのですが、今回プレミアカバーで販売されているのが目に止まり、軽い気持ちで買ってみたらとてもよかった。
    この作品の良さがわかるくらい大人になったんだなーとしみじみ。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    まあ普通に有名な作品だし,みんな読んだら良いと思う。けどハマる人とハマらない人は多いと思う、ただハマらない人は楽しく人生を過ごすと思うし、ハマる人にとっては読んでよかったという本になると思う。まあだから読んだら良いと思う。時代を超えて、こういう話しは面白いと感じるんだなと、発売当時の昔の人の気持ちを考えた。

    0
    2026年08月21日

    m

    購入済み

    素晴らしかった

    小説嫌いな自分でしたが、初めて感激を受けました。

    0
    2020年05月22日

    Posted by ブクログ

    <2回目(2026/8/2)>
    葉ちゃんは酷く怖がりで、人や社会から拒絶されないようにお道化を続けてしまったのだろう。幼少期は空腹を感じたことがないなどと、人間の感情がないような表明をしていたが、大人になってからお酒や薬に溺れ、奥さんや世話になった女性への気遣いを忘れず、立派な画家になろうとしていたところなんか、実に人間っぽい。
    解説に似たようなことが書いてあるが、自分を人間失格と”カッコつけて”言いたいだけの、今でいう中二病を最後まで貫いた主人公のように見える。

    <初回の感想>
    人間の皮を被った人間でないものに自分が思われる。

    意外と周りの人間も人間のふりをしているだけかもしれないね。

    性根から悲観的、懐疑的な人にはこんな風に世界が見えるのかと驚いた。

    自分は楽観的、信頼的なので、この手記の作者の考えの5%もわかっていない気がするが。

    10年くらいしてからまた読みたい。

    0
    2026年08月02日

    Posted by ブクログ

    この小説が、普段は道化によってひた隠しにしてきた作者の内的真実を徹底的に深掘りし告白した自叙伝だからこそ、現代において違和感や生きづらさから自分を取り繕ったり、嘘を言ってしまうような読者の人に対して、その行動の裏にある意識が書き連ねられているようで、今もなお共感を得て、愛読され続けているのだなと感じた。すなわち私たちは自己分析の究極系を見せられ、その重なりに自己を投影しているのだと思う。作者と思考の深さは違えど、どこか通ったことのある道のような既視感があり、破滅に至るような凄まじい作者の人生をどこか間近で見れているような感覚がある。苦悩に対する目から鱗のような解決策を提示してくれる訳ではないけど、往年悩んでいた作者がいたという事実、そしてそれに共感して長く愛し続けている読者がいるという事実、それらは目で推し量ることはできないけれど、同じ類の人間が確かに存在しているという安心感を与えてくれる。もっと他の作品も読んでみたいなと思った。

    0
    2026年09月09日

    Posted by ブクログ

    表紙カバーに書かれている太宰治の生涯を踏まえながら読むと、主人公も周囲の人間もとてもリアルに浮き出てきて、写真では血の通っていないように見える主人公が特に生々しく感じられた。道化を演じたり、酒や女、薬に溺れたりする様子はタイトルと反してとても人間らしいと感じた。

    0
    2026年09月07日

人間失格 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    人間失格
  • タイトルID
    :
    133887
  • ページ数
    :
    185ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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