羅生門・鼻・芋粥

羅生門・鼻・芋粥

396円 (税込)

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大正5年、東大在学中の芥川は、久米正雄・菊池寛らと創刊した第四次「新思潮」に「鼻」を発表、漱石の賞賛を得、異才はにわかに文壇の脚光を浴びた。『今昔物語』に取材の表題作のほか、人生の暗黒を見つめる理知と清新な抒情、卓抜な虚構と明晰な文体は、すでにゆるぎない作風を完成している。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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羅生門・鼻・芋粥 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    初めて芥川龍之介の作品をちゃんと読んだ。高校の現代文に出てきた羅生門で少し知ってたくらい。結論めちゃくちゃ面白かった。 短編だから読みやすい。

    初めの「老年」が難しすぎて自分には合わないかな〜と思ってたけど、それ以降は面白いもの多くて、芥川の世界に引き込まれていった。

    特に仙人、羅生門、鼻、野...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月13日

    表紙がかっこよかったので思わず買ってしまいました。煙草と悪魔はいつ読んでもゾッとしますね。悪魔は転んでもただは起きない……

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    Posted by ブクログ 2012年10月12日

    普通に面白い。同時代もの以外はニガテなんですが、これはかる~く読み終えられました。

    昔噺のように簡潔ながら含みのある、サラッとしていながら心に残る話です。
    教養としても読むべき本かと思いますが、素直に楽しめるあたり流石文豪の筆ですね。

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    Posted by ブクログ 2023年08月11日

    生きていれば誰もが直面する苦しさ、やり切れなさ、物悲しさ、切なさ、侘しさ、そういったものを鮮やかに切り取っている。文体やスタイルが多様であることにも驚かされるが、モチーフに自身のテーマを綺麗に乗せて展開する手腕、そしてこのような人生の一側面を優しさと共に見つめて切り取る眼差しに感嘆する。

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    Posted by ブクログ 2021年06月11日

    羅生門の下人も、鼻の内供も、内供を笑う者たちも、煙管の斉広も、芋粥の五位も、ただの物語の登場人物ではなく、私達人間そのものである。
    人間の孤独さ、侘びしさ、なんのために生きているのか…というものを鋭くシニカルに描いていて面白かった。

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    Posted by ブクログ 2020年09月16日

    なるほど、芥川龍之介の人柄、作風がよくわかる一冊だった。

    初期の作品が18編収録されているが、やはり代表作の「羅生門」、「鼻」、「芋粥」は印象的だった。芥川龍之介の作品は基本的に暗く、寂しい。

    人生への諦め、妥協が感じられる作品が多く、芥川龍之介が自ら生涯に終止符を打ったのも納得できる。

    個人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月07日

    芋粥がとても良い。マリッジブルーの話と解釈した。人間は目標の達成という事実よりも目標を達成する努力や憧れなどプロセスを好む。夢が叶いそうになる時の一瞬の戸惑いはよくわかる。鼻は素晴らしい。コンプレックスという人間には切っても切り離せない問題をうまくついている。アイデンティティというものは、欠点も含め...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月24日

    既に読んでる短篇集とかぶってるのもあった気がするけど、限定カバーに惹かれて購入。

    芥川作品はなんだか定期的に読みたくなる時が来る。
    好きなんだけど、どこがどう好きかと言われるとはっきりと言えないとこがもどかしい。
    しいて言えば、寂寥感や孤独感を感じるところだろうか…。

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    Posted by ブクログ 2013年04月28日

    言わずと知れた芥川龍之介の代表作です。エグくてピリッとした短編では、彼の右に出る者はやはりいないように思います。

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    Posted by ブクログ 2012年10月23日

    羅生門は面白かった。それに読みやすかった、ぼくには読みやすいと言うのは大事でして、表題以外は少し読みにくさを感じた。けれど素晴らしかった。

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