山下聖美の作品一覧
「山下聖美」の「社会人になるためのキャリア情報リテラシー」「―新書で入門―宮沢賢治のちから」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「山下聖美」の「社会人になるためのキャリア情報リテラシー」「―新書で入門―宮沢賢治のちから」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
宮沢賢治に関する作家論や作品論は膨大かつ難解なものが多いという印象を受けます。
本書は、「ほんとうの幸い」や「生と死」など賢治研究で頻繁に取り上げられるテーマを平易な語り口で解説しているため、私のような初学者であっても読んでいて息切れすることなく楽しむことができました。読んでいると、国語の教科書に掲載されているような賢治作品の他にもいろいろと接してみたくなります。個人的に「土神ときつね」が気になりました。
あくまでも概論なので気になる作品に関しては、実際に自ら手にとり数ある研究を参照しながら少しずつ深めていく必要がありそうです。
「銀河鉄道の夜」に関する章で、「永久の未完成これ完成」であるとい
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
愛すべきデクノボーの謎多き作品と生涯。
フリーター、自分探し、パラサイトシングル、「シスコン」-。
「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」、あるいは絵本や教科書で出会った童話や詩を通じて、日本人にもっとも親しまれてきた作家の一人、宮沢賢治。
その人生には、現代のこんなキーワードがあてはまる。
この「愛すべきデクノボー」の謎多き人物像と作品世界を、若手女性研究者が、数々の意外なエピソードと特異な感覚のちからに注目しながら読み解いていく。
[ 目次 ]
1章 神童誕生-幼少時代(明治二十九~四十一年)
2章 思春期の葛藤-盛岡中学校時代(明治四十二~大正三年)
3章 光と影の青春-盛岡
Posted by ブクログ
この夏、花巻で羅須地人協会を訪れたことで手にした一冊。薄い新書に濃い宮澤賢治の一生が早送りで繰り広げられています。それがコマ落としの映像のようなユーモアを感じさせるのは常に熱狂し常に困惑し常に失敗をし続けたその動きの多動性にあるのかも。そう、圧倒的に現実に向き合うことを求め続かながらも一度も現実と噛み合うことのなかった「非現実的な現実志向」の矛盾。それは可笑しみでもあり哀しみでもあり苦しみでもあります。そんなイートーブのピーターパンの物語だからこそ時代を超え世代を超えファンタジーに成り得ているのだと思いました。そういう意味では同世代のウォルトディズニーとのシンクロニシティを指摘しているのには衝