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Posted by ブクログ 2011年05月22日
[ 内容 ]
愛すべきデクノボーの謎多き作品と生涯。
フリーター、自分探し、パラサイトシングル、「シスコン」-。
「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」、あるいは絵本や教科書で出会った童話や詩を通じて、日本人にもっとも親しまれてきた作家の一人、宮沢賢治。
その人生には、現代のこんなキーワードがあてはまる...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月08日
この夏、花巻で羅須地人協会を訪れたことで手にした一冊。薄い新書に濃い宮澤賢治の一生が早送りで繰り広げられています。それがコマ落としの映像のようなユーモアを感じさせるのは常に熱狂し常に困惑し常に失敗をし続けたその動きの多動性にあるのかも。そう、圧倒的に現実に向き合うことを求め続かながらも一度も現実と噛...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
宮沢賢治の詩や童話はたいていの人が知っているが、その全体像はなかなか摑みにくい。
新潮新書の「新書で入門」シリーズは初めて読んだが、簡潔で要を得ている。
五感が鋭い人でしばしば共感覚をも思わせる。また第六感も優れていた。エピソードとしたら賢治の理想の女性像が妖精のような...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月31日
農業への思い入れ、父親との関係、賢治の死後に弟がプロデューサー的役割を果たしたことなど、宮沢賢治の生涯が簡潔にまとめられている。
中学卒業後は家業を手伝っていたが、父親に上級学校の受験を許可され、盛岡高等農林学校に合格した。口頭試問では、「日本の人口はますます増えて米が足りなくなる。よい米をたくさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月23日
教科書で呼んだ「永訣の朝」が忘れられません。妹トシとの別れが、全世界へと押し広げられます。「わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ」という自己犠牲の果てにあるこの最後の1行に、幼いながらに震えたものでした。
この本は宮沢賢治の入門書になっています。今書いた自己犠牲の精神の話から、超越した感覚...続きを読む
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