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Posted by ブクログ 2011年09月22日
これは初めて読んだ。作者の自伝的な作品。
せっかくロンドンに留学したのに、帰国したら貧乏になっていた彼の家。
親戚縁者から借金や小遣いをせびりに来られてストレスを感じている。
奥さんともしっくりこないし、けんかをする。
何が面白いか、と言ったら人物描写だ。なかでも元養母が丸い年寄りになって座布団に座...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月03日
夏目漱石の自伝的作品。
実際に読んだのは、高校生か大学生のころ。
大学教師の健三とその妻お住、かつての養父母島田夫妻などとのやり取り。
個人的にも金やプライベートには何かと苦労した学生時代。
そのためか、記憶に残るのは、稼ぎの少ない健三の苦心、冷めた夫婦仲、親族とのしがらみ、などなど・・・。
と...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月28日
いつだからのNHKで再現映像的に本作が紹介されてまして、ほほーとなったんですが、読んでみると子ども時代の機微ってのが克明に記されていまして、大人の都合ってのは子どもにすっかりバレています。そういった嫌な思い出ってのは、金で解決するんならくれてやる、ってある意味自棄になるというか、それを周囲は批判する...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月04日
ずいぶんとお金の話が出てくる。
はっきりと断れない主人公の健三である。
今後もこのままの状態が続いていくのだろう。
「片付いたのは上部だけじゃないか・・」
「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。・・」
健三は、このまま苦悩しながら今までの生活を続けていくことになるのだろう。
悩んで悩んで、な...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月22日
養父・島田をはじめとして金をせびりにくる人たちに、決して裕福ではないのに金を渡してしまう主人公とそれを嫌がる妻。
心では分かっていても、やっぱりどうしようもないときはある。因縁とか、人情とか。そういう闇をしっかりと書きだしていると思う。
夫婦の行き違いや細君のいかにも女らしい物言いは凄くリアルで、現...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月04日
入院中に自宅の本棚から供給してもらった。何年か購入してあった著書だ。
本著は純文学にカテゴライズされるだろうか、このジャンルを読むのは久しぶりだ。
本著は私小説としての議論があるようだが、今回は小説として十分に愉しめたとおもう。主人公とその細君の世の中の見方の違いが主人公の独白を通じて語られるところ...続きを読む
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