ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
鎌倉の海岸で、学生だった私は一人の男性と出会った。不思議な魅力を持つその人は、“先生”と呼んで慕う私になかなか心を開いてくれず、謎のような言葉で惑わせる。やがてある日、私のもとに分厚い手紙が届いたとき、先生はもはやこの世の人ではなかった。遺された手紙から明らかになる先生の人生の悲劇――それは親友とともに一人の女性に恋をしたときから始まったのだった。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
高校生の頃、教科書に載っていたので読んだことがあったが、全編を通して読んだのは今回が初めて。 大人になった今読んだからなのか、全編通して読んだからなのか、当時とはまた違った印象を抱いた。 当時は行動の背景や意味がイマイチ理解できず入り込めなかったが、今回は自らを重ねて読むことができた。 さらに人生経...続きを読む験を重ねてから読むとまた違った感じ方をするかも。 是非とも20年後くらいに再読したい。
何度読んでも名作。 Kの「ただ苦しい」という心境も、先生の嫉妬や、進むべきか止まるべきか揺れ続ける姿も、若さゆえの「私」の未熟な考え方も、登場人物すべてに共感が持てる素晴らしい作品だと思う。 繊細で、物事を深く考えすぎてしまう先生。 初めて読んだ頃はあまり印象に残らなかったけれど、時代背景もあるし、...続きを読む先生自身の性質もあって、天皇の死に大きく影響を受けたのも本当に彼らしいと感じた。 先生の遺書には胸を抉られるほどの共感があり、ストイックなKと揺れ動く先生との空気が、とても鮮明に立ち上がってくる。 そして、Kの自殺の場面は何度読んでも圧巻。
夢中になって読んだ高校生のころ。授業中にこっそり読んで、どっかシーンでは保健室に行って大泣きした思い出。読書好きになるきっかけをくれた本。 また読み返したい!
教科書に載っていて、面白かったので本を買って読んでみました。 文章がとても読みやすくてネガティブな思考が自分と重なる部分がありました。 他の夏目漱石作品も読みたいです。
今更ながら、読んでみた。小学生の頃に国語の授業で読んだきりです。全てを読んだのは初めてでしたが、とてもよかった。語彙力が乏しくてもどかしいながらも、夏目の文体をマネしたくなるくらいには影響を受けました。自分の好きな文章鳥羽なんだろうと考えていたが、少し答えが出た気がします。形容詞の使い方や修飾の仕方...続きを読むが上手い文章が好きです。人間の暗い部分を覗いたような感覚であった。
高校生の頃の先生が、この先恋愛が出来なくなるからまだ君たちは読んでは駄目だと言っていた理由が、歳を重ねるにつれて徐々に分かってきたような気がする
『舟を編む』で、高校の教科書に載っていた、遺書が超長いと話に出てきて、そういえば自分も教科書に載っていた分は読んだが、内容を全然覚えてなかったのでこれを機に読んだ。 始まりは私と先生の交流。先生と私が時間を共にしていく中で、先生の闇や謎を理解したいと感じてくる。 大学を卒業した私は、また東京に戻っ...続きを読むてくると先生夫妻に言い、一旦国へ帰る。そこから働き口を紹介してもらおうと、先生へ手紙を書く。しばらくして戻ってきた手紙には先生のこころの内が綴られていた…。 10代の頃は全然理解できなかったけど、今読んだらとんでもなく名作だと思った。先生も友人のKも落ち着いていたり、しっかりしているように見えてやっぱり普通の人間で、不意にポキっと折れた様子を読むと、震えるほどの虚無感を感じた。 人間を信じるって難しいことだなあ。それができるのはとても高尚なことだと思った。
高校生の時に授業で習って以来、 たまにふと読みたくなり何度か読み返している。 初めて読んだ時も心にズシンときた。 先生、K、御嬢さん誰の気持ちになってみても辛い。 Kが死んでしまうのが分かってるから、なんで早くKに言わないんだよ…!この段階でKとちゃんと話していればなにか違ったかも!とか思ってしま...続きを読むうよ。 焦ってお嬢さんを手に入れようとする様子やお嬢さんとの結婚が決まったことをKになかなか言わない気持ち、Kが自分宛に遺した手紙に奥さんや御嬢さんが軽蔑するような内容が書かれていないことに安心する様子などは、うわーずるい人…と思いつつもとても人間らしい。 時間が経つにつれてどんどん苦しくなっていく先生を感じるのがしんどい。死んだ積もりで生きるなんて人生なんて…。 手紙ではなく、『私』と直接会ってこの話をしたら私はどんな反応をしたのだろう。時間が経ったらまた読みたいと思う。
どす黒くてどうしようもないこの心は、 自分だけが持っているものじゃないんだってことを教えてくれた。 明るい内容じゃないのに、心が救われる。 人間みんな、そんなもの そう割り切って生きていこうって 諦めとはまた違う勇気を貰える物語。 この小説に出逢えて本当に良かった。
12,3歳の頃 年上のきょうだいの教科書で初めて読み、 その後初めて手にした純文学小説。 ライトノベルも純文学も、 いろんな本を 買って読んで売って としている中 この本だけはいつもどうしてだか手元に残る。 他の本も読み返すこともあるけれど それ以上に この本は何度となく読み返してしまってる。 ...続きを読む 10代 10代半ば 20代前後… その時々の読み返す時点で みえるものも 読める部分も 感じることも ぐるっと変わって 毎度微妙に違う物語を読んでいるような心地になる。 友情 恋愛 .. 大きく見えやすいテーマはその2点のはずなのに それらよりもずっと底深い何かが息を潜めて居る気がする。 きっとこの先も この本を手離せずに 何度となく 折りに触れて 読み返してしまうのだと思う。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
こころ
新刊情報をお知らせします。
夏目漱石
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
試し読み
吾輩は猫である
それから
二百十日
猫の広告文
夢十夜
悪魔 乙女の本棚作品集
イズムの功過
「夏目漱石」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲こころ ページトップヘ