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「こゝろ」は後期三部作の終曲であるばかりでなく、漱石文学の絶頂をなす作品。自我の奥深くに巣くっているエゴイズムは、ここでぎりぎりのところまで押しつめられる。誠実ゆえに自己否定の試みを、自殺にまで追いつめなければならなかった漱石は、そこから「則天去私」という人生観にたどりつく。大正3年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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Posted by ブクログ
高校の時に授業で初めて読んだ。その時の現代文の先生の教え方が上手で、こころに隠された細かい心理描写だったり、風景の表現の仕方の工夫だったりを教えて貰った時、ただ読書が好きで本を読んでいたけど、今まで私は表面的にしか物語を受け取ってなかったんだってショックを受けた覚えがある。こころの単元が終わってすぐ...続きを読むに本屋で文庫買った。何気ない一文が実は心理を表してる文だったりしてびっくりしたし、何より面白さに気づかせてくれたからあの時の授業には本当に感謝してる。 そして、有名な作品が有名である理由を理解することの意味を感じた。 読書人生を変えたベスト3に必ず入る本。 大学受験や教採受験の時に、面接待ちの時間に読むために持っていった、大事な節目の時に共にある本。
いや、これ、高校の時に後半部分だけ授業で扱って読んだけど、あんな中途半端な感じで始まって終わらせちゃダメでしょ、と読み終わってから思った。 死ぬまでに読んどいて良かったと、こころの底から思う。
本当に本当に面白かった。推理小説を読んでいるような気分で、先生は一体何者なのか、どんな人生を歩んできたのか、読めば読むほど気になって仕方ない。先生の遺書では、共感できる部分がとても多かった反面、共感しにくい部分もやはりあって、自分ならどうするかを読みながら深く考えられた。こんなにも余韻がすごい小説は...続きを読む初めて。名作と言われる所以がやっと分かった
こういう人は多いと思いますが、初めて読んだのは高校の国語の教科書ででした。先生とわたしの関係から始まり、謎めいた先生の行動、それを探ろうとするわたし、そしてそれだけで1つの話が完結するような先生の遺書。先生に隠された謎を追うところは、まるで推理小説の謎解きのように先へ先へと読み進めてしまえます。ミス...続きを読むテリは殺人事件だけでなく、身近な人のこころの中にも潜んでいるのでしょう。これまで何度も読み返し、その度に新たな気付きがある、私のバイブルです。
夏目漱石の作品を初めて読んだ。明治に生きた漱石が普段どういう行動し、何を考え、どう感じていたか知りたかった故に非常に興味深く読ませてもらった。恋の三角関係、友人が自死した後の自分の人生。漱石も現代の私たちと変わらない感じ方をしていた事に驚いた。他人に言えない苦しみ、よく分かる。全てを無くしてでも自分...続きを読むの思いを他人に吐露する事の大切さを学んだ。時代が違っても人間が考える事は差異がないんだと思った。なんかウジウジしている自分でもそれが自分のあるがままならそれでいいんだ。恥ずかしがる事はないんだと思った。
高校生のころ教科書で一部を読んだきり読んだことなかったが今まで損してたと思うくらい考えさせられる1冊だった。 教科書には載ってない、大人になった先生やお嬢さんの姿、先生が人を信用しなくなった瞬間や先生が恋に落ちた瞬間などを知ることができて、やっと点と点が線で結ばれたような気持ちになった。 こころはよ...続きを読むく「ドロドロした恋愛」として書かれることが多い。確かにドロドロはしているが先生もKも純粋な気持ちでお嬢さんを見ていた。純粋すぎるが故に悲劇を生んでしまったように見える。ただただ誰かにとられたくなかった。それだけの気持ちが多くの人を傷つけることになる運命をたどる。恋愛している自分を客観的に見て苦しんでいる人にぜひ読んで欲しい一冊である。
然し、…然し君、恋は罪悪ですよ。というのは、私のみならず読むこちら側にも先生はどんな人生を送ってきたのだろう、と思わせる一言。 遺書での先生には、人間らしい醜さが顕になってるいるけれど、人間誰しも持っている1面ではないだろうか。 明治の精神と共に死んだ先生。奥さんの気持ちが慮られる。「私」はこの後ど...続きを読むうしたんだろうか。それもまた謎だ。
高校の国語の教科書に載ってた作品。 今更ながら、初めてちゃんと読んだ…! 1節が短くて、意外と読みやすかった。 恋愛に関する愚かな行動は私ならしないけど、 先生の生死に関する考えは、今なら分かってしまう。 自分を含めた人間の原罪みたいなものを抱え込んで、 逃れられなくて、でも仕方なく生きている。...続きを読む 大事な人を傷つけたくはないから、 むやみに深い関わり合いになりたくない。 というかなれない。 恋愛や結婚は特に、覚悟がいること。 殉職ってこれまで理解できてなかったけど、 ただのきっかけでしかないのかな。 それまでずっと、死ぬ時機を待っていただけで。 私はこの手紙を受けて、どう生きていくのだろう。 奥さんは、何を思うのだろう。
前半半分は正直のめり込めなかったけど、後半は面白かった。100年前の日本人の言葉遣いや暮らし、恋愛に触れられるのが楽しかった。
オーディブルで。 高校生ぶりに再読。 歳を重ね、Kの自殺から先生の自殺までの機微が分かるようになった。そりゃ、結婚生活も楽しくないし、死ぬしかないでしょう。精神的に向上心のないやつは馬鹿だし、策略で勝っても、人間として負けたのだ。
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