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Posted by ブクログ
常日頃考えていたことが言語化されるタイミングが、読んでいてとても多かった
また、高校生の時に授業で教科書版に省略されたものを読んで、よく記憶に残っているフレーズも多かった
明治の精神や、自分の心に殉ずることなど、考える余地のあるものが多い
自分の不純さを自分が一番理解していて、それでいて(そこを隠して)相手に自分を受け入れてもらおうとする自負に辟易していたのでよく刺さった
また、(法律的、実際的に)義務でなくても、そうしないといけないと強制的に(自分で)自分を縛り付けているものがあるのならそれは、ある意味それは義務であると常々考えていてそれの是非もよくわからない(明治の精神と一緒で)
正解の道から逸れてしまって、道に戻ることは可能ではあるが、そこには痛みが伴い、その痛みは自分にとって尋常でないということもよくわかる
叔父と私の本質的な醜さには違いがあると思ったけど、そこはまた考える余地がありそう
なんか容量をえない感想を書いてしまった
Posted by ブクログ
『とにかく恋は罪悪ですよ。よござんすか。そして神聖なものですよ』
先生が「私」に語ったこの言葉は、恋心が人の心を狂わせる一方で、どんな手を使ってでも誰にも譲りたくないという人間の強い気持ちが、愚かしくも、どこか尊いものであるということを暗示しているように感じた。
物語の終盤で、人間は決して完全な存在ではなく、常に利己的な本能に振り回される哀しい生き物なんだと突きつけられ、息苦しさを覚えた。だけど、どこかで救われるような、ほっとする感情も覚えた。人間とはそういうものだ、と誰かにそっと肩を叩かれたような感覚に近い。
生々しい人間のリアルな葛藤が、これでもかと描かれる本書。先生が私に伝えた心情が、いつまでも胸に突き刺さる物語だった。
Posted by ブクログ
解説を読むと、第3章だけでひとつの作品だったようだ。
この章だけで、作者の言いたいことは完結していると感じられるが、1章、2章が加わることによって、小説然とした作品に昇華されている。
張り巡らされた伏線回収というものではないが、1章での先生との会話での疑問が解けていく心地良さが感じられる。しかし文章自体はたいへん居心地が悪い。
この複雑な感情は、最近読んでいた小説では感じられない新鮮さだった。
今回、この作品は音読した。
現代では使わない言い回しや単語があるのは想定していたが、送りがながかなり独特で、何度も読み直した。
これは時代のものなのか、漱石独自のものなのか、本を読んできていない私には分からない。
黙読よりも、おそらく倍の時間はかかったが、時代の空気を感じられた気がするので、古い作品を読む時は今後も続けよう。
Posted by ブクログ
一言感想
「知らないってある種救い」
長文感想
今回で2回目の読破
前に読んだ時は第二章的なポジションの「両親と私」パートあんまおもんないなって思ってたけど今回は面白かった。その理由が2週目だからなのか、高2の時に比べて何かが成長したからなのかは正直わからない。
先生が私に過去を話す気になったのは先生と私の間に大きな出来事が起こっておらず、語弊を恐れずにいうならば私が先生のことを何も知らなかっただからなのではないかと思ったりした。
奥さんが、私が、Kが、知らない情報が先生を苦しめたり助けたり(?)してたなぁと思いました。
中学時代の友人に見せてる一面を高校時代の友人に見せたくないなとか、逆にこの話は高校時代の友人には話したいけど中学時代の友人には話したくないな、って出来事とかもあったりするので先生も似た心境だったのかはわからないけどそういうことなのかなって2026年の自分は解釈したいと思います
それはそうとしてめっちゃ分厚い遺書送るぐらいだから先生も私に対してなんかしらのクソデカ感情は抱いていたんだろうかなどと
Posted by ブクログ
★5.0
「私」と「先生」、そして先生の親友であるKを中心に、人間の心の奥にある孤独や罪悪感を描いた作品。友情と裏切り、愛とエゴ、そして近代という時代の中での人間の孤独を深く描いた小説。
高校の時教科書に載ってて面白かったから全部読んだ。
人間の複雑な気持ちの変化とか弱さ、孤独、罪の意識とか心の深淵を捉えていて、すごく好き。
昔の恋愛がどんなだったか分からないし、先生とKの恋愛に対する思いの深さは計り知れないけど、恋愛に関しは、行動したものがちだと思ってる。口で言ってたって意味ないんだよ先手必勝。
✍︎精神的に向上心のない者は、ばかだ。
#さとの本棚
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