人間失格

人間失格

440円 (税込)

2pt

「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。次々と女性と関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。

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人間失格 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月28日

    中学生の読書感想文ぶりに読んだ。

    中学時代に読むのと今読むのでは、だいぶ理解度も、感じ方も違ったのでまたいずれ読み返そうと思う。

    太宰治の遺書ともとれるような内容になっており、生き方を考えさせられる。


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    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    これは自分の話だ…と思って恐ろしいまでに共感し、没頭して読みました。
    もちろん葉蔵に対して共感できない部分もありますが、誰が見てもただのクズだと切り捨てられない、どこか一つは自分と重ねてしまう部分がある男の話ではないでしょうか。
    自分が文学にどっぷりハマるキッカケになった、今まで読んだ中で最も好きな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月07日

    これを10代のうちに読んで拗らせていった友人たちを数多く見てきたので大人になってから、と決めていた本
    面白いしクズとも言い切れない人間臭さがいいところなんじゃないかな

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    Posted by ブクログ 2022年11月02日

    道化を演じるところとか「二人なら怖くない」はめっちゃ分かるなと思ったり、自分もやってるなーと感じる部分もあったりして、ページをどんどんめくってしまう。自分の頭の中で考えていることを文章化されているような感覚があった。甘いものを渡すと食べて機嫌を直すは真実。

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    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    いわゆる名作古典として語り継がれる一作だが他の作品群とは全く違う切に迫る感じがあった。
    解説にもある通り、太宰治の作品は読んだ人がまるで自分のことを書いてくれているかのように感じるという文句を読む前から聞いていたことがあった。まさかと思って読み進めるとアル中、ヤク中のやたら女に惚れられる男の話。経験...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月25日

    最初の1文から一気に魅了されてとても面白かった。
    中学の時に何気なく買ったが、太宰治や夏目漱石なども読むようになったきっかけの本。

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    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    少し読みずらかったが、共感できる所もあった。
    私も小さい頃は親の顔ばかり伺い、「道化」を演じていたのか…。と思った。

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    Posted by ブクログ 2024年01月14日

    普段何も考えず「当たり前」とすら捉えているような
    世の中のあり方一つ一つを深く考え、疎外感を覚え、恐怖する。
    映像作品や音楽ではない、
    文学だからこそ表現できるテーマなのかな、と。
    はじめは考えすぎでは、とは思いましたが、読み進めるうちに
    むしろ我々が考えていなさすぎるのではないか…
    という気になり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月21日

    太宰治の代表作。
    この物語は、太宰治を表しているのだと感じました。
    誰にでも、好かれるように仮面を付けて生活をして、その中でも悩み、苦しんでいく所は、現代に生きる人たちと同じなんだと感じました。

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    Posted by ブクログ 2023年08月26日

    人と相容れない性格で、何をするにしても裏目に出て自己嫌悪に陥ってしまう苦悩が見える。
    ここまで苦しいのであれば、自殺してもいいのでは無いかと思ってしまう。
    世間体や常識に馴染めない人間だっている。

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