斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

774円 (税込)

3pt

日本文学を代表する天才作家の名作11篇!

没落貴族の家庭を背景に、滅びゆく高貴な美を描く「斜陽」。太宰文学の総決算ともいうべき、小説化された自画像「人間失格」。ふたりの若者の信頼と友情を力強く表現した「走れメロス」。家族の幸福を願いながら自らの手で崩壊させる苦悩を描き、命日の呼び名となった「桜桃」など、11篇を収める。
奥野健男氏のくわしい年譜、臼井吉見氏のこまやかな作品案内と作家評伝付き。

<収録作品>
斜陽
人間失格
ダス・ゲマイネ
満願
富嶽百景
葉桜と魔笛
駈込み訴え
走れメロス
トカトントン
ヴィヨンの妻
桜桃

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斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    太宰治は学生時代にかじった程度だ。
    文字からインプットする話は、ネガティブ結末を好む傾向があるものの三島由紀夫はハマったのに太宰はハマらなかった。今回は井伏鱒二が描いた「太宰治」を読み、どのような時を生きた人が描いたのか。を想像しながら読むことができた。
    人間失格の葉蔵然り、斜陽の直治然り、ダス・ゲ

    0
    2022年10月26日

    Posted by ブクログ

    大人になってから読み返した「斜陽」と「人間失格」は、思ったより軽いタッチだった。書かれている事実に気を取られず、人物の心情を客観的に見れるようになったからかもしれない。
    同じページに注釈が載っており、大変読みやすい。
    また、「駆け込み訴え」を読んでから「斜陽」を読むと大変わかりやすい。
    個人的には「

    0
    2022年07月15日

    Posted by ブクログ

    やっぱり「人間失格」は凄まじい。
    太宰作品をそんなに読んだわけではないけど、これだけは別格だ。葉蔵の心理描写が恐ろしいほど真に迫っており、自分の心理とシンクロし、ドキドキする。

    自分と葉蔵は似ているわけではない。だが「お前も同じ穴のムジナじゃないのか?」と問われれば…葉蔵が竹一に見透かされた時のよ

    0
    2022年01月29日

    Posted by ブクログ

    今日は「桜桃忌」ですか。
    太宰治の作品の中で記憶に残る一節は「人間失格」の中の友人の言葉
    「ワザ、ワザ」なんです。
    確か主人公が周囲に迎合しようとして何かの失敗(転んだか?)を意図的にしたところ、常日頃あまり鋭くない友人が「ワザ、ワザ」と言う。
    主人公の意図的な行動を見破られたのだ。

    何故この事が

    0
    2020年06月19日

    Posted by ブクログ

    太宰の有名な作品を収めた贅沢な一冊。
    こうして読んでみると、太宰の中にある自分への不信感や他人への恐怖心、それをどの作品も反映してるように思う。

    文章が意外なほど美しく、リズミカル。 
    「走れメロス」の文体は、メロスが疲労困憊しながらも、体に鞭打って前に前に疾走する姿が感じられた。

    簡単ではない

    0
    2020年03月04日

    Posted by ブクログ

    初めて、教科書に掲載されていた以外の作品に触れました。作品群に滲み出る著者の心情のようなもの、作品になった瞬間にそれは虚構にかわるのに、なまなましさすら感じました。思っていた以上に読みやすく、ほかの作品も読んでみたいと思いました。

    0
    2019年10月01日

    Posted by ブクログ

    太宰治って、暗い人というイメージがあったけど、文章はとても読みやすく、普通浮かんでは、すぐ消えていく考えを、そのまま文章に出来るって、すごい人です。

    0
    2019年09月09日

    Posted by ブクログ

    斜陽、人間失格など11作品が収録されている。斜陽の上原や直治、人間失格の葉蔵、ヴィヨンの妻の大谷など、社会的に真っ当な生き方から外れて酒に溺れる人物が繰り返し登場する。弱さ、強さとは何か?を考えさせられた。酒に溺れても金がなくなっても、周囲から絶縁されても、生に固執すること、生き延びることが強さだと

    0
    2016年08月10日

    Posted by ブクログ

    とてもとても面白かった。
    笑いあり、涙あり。

    母の「おしっこよ」と一番最後のMC「マイコメディアン」のオチにチェーホフじゃないんかよ!!wと爆笑してしまった。

    なんだかシュールで、、

    母が弱っていく描写はとても泣けた。
    自分の母を看病するカズコ、とても強く優しい女性だ。
    私と同じ歳なので、特に

    0
    2016年01月01日

    Posted by ブクログ

    太宰を最初に読んだのは中学生か高校生だったが。今『人間失格』なんて読むと、キザなインテリさと女に倦む様子がいかにも鼻につく。
    しかし、この本ならば『斜陽』『ダス・ゲマイネ』『ヴィヨンの妻』なんて読んでいくと、太宰がそんな鼻につく「道化」を演じながらも、何に苦しみもがいていたかが感じ取れてくる。
    そう

    0
    2025年10月31日

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