落語というと、おじいさんが早口で何かしゃべってるくらいのイメージしかありませんでしたが(^^;、北村薫さんの「私」シリーズを読んだ頃に興味を持ちこの本を読みました。
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本書はセリフが多いので読みやすく、活字なので聞きにくかったところも理解しやすいかと思います。
この冬編は「芝浜」が最高です
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怠け者の魚屋が浜で財布を拾うが…。という人情噺で、特におかみさんとの掛け合いに心が温まり
年末になると読み返したくなる名作です。
麻生さんの解説も落語愛があり、時代背景や作品の由来などについても勉強になります。
他にも有名な「千早振る」や「粗忽長屋」、年末年始感のある「薮入り」「初天神」などで江戸の雰囲気が味わえます。
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2022年お読みいただきありがとうございました。
皆さまよいお年をお迎えください。