麻生芳伸の作品一覧

「麻生芳伸」の「落語特選」「落語百選」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 落語百選 春
    3.9
    1~4巻880~990円 (税込)
    落語は本来噺家の芸によるものだが、高座で演じられる身振り手振りの可笑しさにとらわれていては、落語の奥に潜む人間の生態を見失うことになりかねない。本シリーズは、「落語」の素型を損なうことなく、そこに溜めこまれた人間の想いを写し取るように構成した新しい試みです。まずは「春の巻」。玉子焼きはタクアンでかまぼこは大根、もちろん酒は薄めた番茶。「近々いいことがあるようですよ、湯飲みの中に酒柱が立ってます。」おなじみ「長屋の花見」など春気分あふれる25話。
  • 落語特選(上)
    3.9
    落語の登場人物には実在のモデルがいたわけではない。こういうやつがいたら面白かろう、自分もああなってみたいという町人の希望や生き方の理想、はたまた心意気が渾然一体となってつくりだされてきた。とりわけ強烈な個性の主人公を集めた2冊の(上)には、借り手の審査が異常に厳しい大家の「小言幸兵衛」、喧嘩の罰で頭を剃られた仕返しに長屋のおかみさんたちを尼にしてしまう「大山詣り」、いやみな通人に無理やり傷んだ豆腐を食べさせる「酢豆腐」など20編を収録。

ユーザーレビュー

  • 落語百選 冬

    Posted by ブクログ

    落語というと、おじいさんが早口で何かしゃべってるくらいのイメージしかありませんでしたが(^^;、北村薫さんの「私」シリーズを読んだ頃に興味を持ちこの本を読みました。
    * * *
    本書はセリフが多いので読みやすく、活字なので聞きにくかったところも理解しやすいかと思います。
    この冬編は「芝浜」が最高です。
    怠け者の魚屋が浜で財布を拾うが…。という人情噺で、特におかみさんとの掛け合いに心が温まり
    年末になると読み返したくなる名作です。

    麻生さんの解説も落語愛があり、時代背景や作品の由来などについても勉強になります。
    他にも有名な「千早振る」や「粗忽長屋」、年末年始感のある「薮入り」「初天神」などで

    0
    2022年12月31日
  • 落語百選 冬

    Posted by ブクログ

    落語を読んだのは初めてで時代背景などの知識もなく、少し読みづらくも感じたのですが、どの噺もおもしろかったです。落語を読むのもいいですが、やっぱり、実際に聞いて、見てみたくなりました。
    一番印象に残っているのはSF落語の『首提灯』で、落語家さんがどうやって演じるのか気になりました。

    0
    2017年01月28日
  • 落語百選 春

    Posted by ブクログ

    ○目次
    まえがき
    猫久/たらちね/湯屋番/浮世床/長屋の花見
    三人旅/三方一両損/饅頭こわい/粗忽の使者
    明烏/王子の狐/猫の皿/蟇の油/〆込み
    花見酒/崇徳院/大工調べ/四段目/付き馬
    松山鏡/豊竹屋/一つ穴/こんにゃく問答
    百年目/あたま山
    解説 落語が指さす道  鶴見俊輔

    本書では、「たらちね」や「大工調べ」、「崇徳院」、「付き馬」。「明烏」、「こんにゃく問答」など名作が数多く収録されている。
    「三方一両損」の大岡裁きや江戸時代の滑稽本「浮世床」からの種などバラエティ豊かな作品が軒を連ねる。

    0
    2016年10月21日
  • 落語特選(上)

    Posted by ブクログ

    ○目次
    まえがき
    ・品川心中 ・小言幸兵衛 ・浮世根問 ・大山詣り
    ・蛙茶番 ・鰻の幇間 ・宮戸川 ・酢豆腐
    ・岸柳島 ・三枚起請 ・らくだ ・疝気の虫
    ・お直し ・代り目 ・宿屋の富 ・黄金の大黒
    ・紺屋高尾 ・和歌三神 ・鰍沢 ・桃太郎
    解説 私と落語(ジェラルド・グローマー)
    あとがき

    0
    2016年09月19日
  • 落語百選 春

    Posted by ブクログ

    落語スタンダード。解説も至極さっぱりしている。筋や背景を分かった上で、落語を聞きにいけば、それぞれの味付けをより楽しめるような気がする?

    猫久、たらちね、湯屋番、浮世床、長屋の花見、三人旅、三方一両損、饅頭こわい、粗忽の使者、明烏、王子の狐、猫の皿、蟇の油、〆込み、花見酒、崇徳院、大工調べ、四段目、付き馬、松山鏡、豊竹屋、一つ穴、こんにゃく問答、百年目、あたま山

    0
    2012年12月24日

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