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想いは、伝わるか
世界最古の長編小説で、その後の日本文学の流れを決定づけた『源氏物語』。表層と深層の両面から精緻に描かれた、愛と権力をめぐる人の欲望や因果は、優雅でありながら深く暗い影を落とす。いつの世も変わらぬ生の悲哀と葛藤を、尽きせぬ豊穣な物語世界から味わう。特別章「和歌でたどる源氏物語」収載。
[内容]
はじめに 想いは届けられるか
第1章 光源氏のコンプレックス
第2章 あきらめる女、あきらめない女
第3章 体面に縛られる男たち
第4章 夢を見られない若者たち
ブックス特別章 歌で読み解く源氏物語
読書案内
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Posted by ブクログ
源氏物語自体はまだ読めてないのに、解説本はこれで3冊目かもしれない。解説者ごとになるほどと思わせる考えがあり、これだけの多様な解釈に耐えうる、これが古典と思わずにいられない。1人の人物をヒーローとして描くのではなく、若菜上以降、宇治十帖にいたるまで複数の登場人物の観点から描くことで、多様な見方ができるポリフォニー的な視点に心惹かれるのだと実感。今回の著者の、もののけに対する考察については目から鱗だった。六条御息所の生霊が実際についているのではなく、彼女に対しての葵上や源氏自身の罪悪感、また彼女自身の恨みがもののけをつくりだすという、その時代背景を含めた解説になるほどと思った。そろそろ原作を読まないとな
大河ドラマ「光る君へ」が始まり、学生時代はあまり歴史好きではなくて大人になってから歴史上のあまり知られていない裏側の女性の物語に惹かれたので、本格的に読む前の参考にしました。
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