有島武郎の作品一覧
「有島武郎」の「小僧の神様・一房の葡萄」「小さき者へ・生れ出づる悩み」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「有島武郎」の「小僧の神様・一房の葡萄」「小さき者へ・生れ出づる悩み」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
遥か昔のうっすらと残る記憶だが、小学校3~4年の担任の先生が、国語の授業とは別に読み聞かせをしてくれたのが「一房の葡萄」だった。
横浜の山の手が舞台であり、万国旗、西洋絵具など、異国の香り漂うのが、見知らぬ世界を覗いているような不思議な気分だった。
子供ながらに「ぼく」のやってしまった事に罪悪感からドキドキしたし、同時に、藍色と洋紅色はとても美しい色なのだろうと想像した。
そして先生が捥いでくれた西洋葡萄とはどんな葡萄なのだろうと想像した。
自分が普段口にする葡萄とは違う、何か特別なフルーツに思えた。
なにより「ぼく」に対して、いやな事をしてしまったと自分で分かっているのならそれでいいと、子
Posted by ブクログ
自分の仕事を神聖なものにしようとする作家・文学者の私は神がかりの様に夢中になって筆を運ばしていることもある。私の周囲には亡霊のような魂がひしめいtて、紙の中に生まれ出でようと苦しみあせっているのをはっきりと感じたこともあった。同じく絵という芸術を追い求める君は生きるために漁夫たちと死の側近くまで行かなければならない。悲壮だ、惨めだ。異邦人の様な気持ちで孤独と闘いながら。隣人への愛がテーマの「生まれ出づる悩み」の他、純粋な魂がテーマの「フランセスの顔」、信仰への精進にあこがれる「クララの出家」、妻への復讐の炎「石にひしがれた雑草」を収めた貴重な一冊。完成度の高い文学作品で何度読んでも新しい感動が