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作品一覧 2014/10/15更新 或る女 無料あり 試し読み フォロー 或る女 試し読み フォロー An Incident 無料あり 試し読み フォロー 生まれいずる悩み 無料あり 試し読み フォロー 生まれいずる悩み 試し読み フォロー 生まれ出づる悩み 試し読み フォロー 運命と人 無料あり 試し読み フォロー 描かれた花 無料あり 試し読み フォロー 遠友夜学校校歌 無料あり 試し読み フォロー 溺れかけた兄妹 無料あり 試し読み フォロー 親子 無料あり 試し読み フォロー カインの末裔 無料あり 試し読み フォロー カインの末裔 試し読み フォロー 火事とポチ 無料あり 試し読み フォロー 狩太農場の解放 無料あり 試し読み フォロー かんかん虫 無料あり 試し読み フォロー 潮霧 無料あり 試し読み フォロー クララの出家 無料あり 試し読み フォロー 幻想 無料あり 試し読み フォロー 小作人への告別 無料あり 試し読み フォロー 小僧の神様・一房の葡萄 試し読み フォロー 碁石を呑んだ八っちゃん 無料あり 試し読み フォロー 自然と人 無料あり 試し読み フォロー 私有農場から共産農団へ 無料あり 試し読み フォロー 星座 無料あり 試し読み フォロー 聖書の権威 無料あり 試し読み フォロー 宣言一つ 無料あり 試し読み フォロー 想片 無料あり 試し読み フォロー 小さき者へ・生れ出づる悩み 試し読み フォロー 燕と王子 無料あり 試し読み フォロー 農場開放顛末 無料あり 試し読み フォロー 農民文化といふこと 無料あり 試し読み フォロー 卑怯者 無料あり 試し読み フォロー 一房の葡萄 試し読み フォロー 一房の葡萄 試し読み フォロー 広津氏に答う 無料あり 試し読み フォロー 二つの道 無料あり 試し読み フォロー 片信 無料あり 試し読み フォロー 北海道に就いての印象 無料あり 試し読み フォロー 僕の帽子のお話 無料あり 試し読み フォロー 真夏の夢 無料あり 試し読み フォロー 水野仙子氏の作品について 無料あり 試し読み フォロー 私の父と母 無料あり 試し読み フォロー 1~43件目 / 43件<<<1・・・・・・・・・>>> 有島武郎の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 小さき者へ・生れ出づる悩み 有島武郎 特に、「生れ出づる悩み」について。 本書の表現は端的にいえば力強く鮮やかで、「板子一枚下は地獄」に表現される通りに6章の嵐の緊張感はすさまじいものであった。この場面が「肝腎の」自殺を図る場面の印象を薄めるほど(本多解説・124頁)だという説明には共感できる。その表現力が背後にあるからこそ、山に執着...続きを読むする「君」と重なって、自然のもつ偉大さに説得力を感じられた。 自分のやりたいことと、現実にやらねばならないことの矛盾を抱える「君」が、行動では勇敢な姿を見せていても、内心、現実に正面から向き合っている漁夫等には疎外感を覚えている。そのような葛藤する精神を地球から「生れ出でた悩み」としているが、世界の中の同じような悩みをもつ若者に対しても、「私」はただ、春を迎えられるよう祈ることしかできない。 Posted by ブクログ 小さき者へ・生れ出づる悩み 有島武郎 とても素敵な小説です。穏やかな気持ちで読み進める中で、何回か涙が出ました。 内容が複雑なのて、もう一度読み直します。 y.s. 一房の葡萄 有島武郎 遥か昔のうっすらと残る記憶だが、小学校3~4年の担任の先生が、国語の授業とは別に読み聞かせをしてくれたのが「一房の葡萄」だった。 横浜の山の手が舞台であり、万国旗、西洋絵具など、異国の香り漂うのが、見知らぬ世界を覗いているような不思議な気分だった。 子供ながらに「ぼく」のやってしまった事に罪悪感か...続きを読むらドキドキしたし、同時に、藍色と洋紅色はとても美しい色なのだろうと想像した。 そして先生が捥いでくれた西洋葡萄とはどんな葡萄なのだろうと想像した。 自分が普段口にする葡萄とは違う、何か特別なフルーツに思えた。 なにより「ぼく」に対して、いやな事をしてしまったと自分で分かっているのならそれでいいと、子供の立場に降りてきて話をしてくれる「受持の先生」に、とても安心感を得たのを覚えている。 こんなにも主人公に気持ちを寄せてしまうなんて、私自身、たまたま多感な時期だったのかもしれない。 けれど大人になり、ふと「一房の葡萄」を読み直したいと思えたのは、間違いなく3~4年の担任の先生のお陰だ。 改めて読み直すと、とても美しい日本語で、優しい響きを持って書かれている。 子供の世界を丁寧に捉えているからこそ、当時の私も主人公と共にドキドキしたし、優しい先生に安堵したのだと気付いた。 主人公と共に、私も救われていた。 小学校の教科書など、まれに、子供には少し難しいのでは?と思う作品ってないだろうか。 例えば、三好達治の「雪」や中原中也の「一つのメルヘン」など。 勿論、子供の頃から深く読み解く事が出来る方も居るだろうが、私は、 どう理解すればいいのだろう、意味が良く分からない、こんなに浅い解釈でいいのか…そんな作品が幾つかあった。 でも、それで良いのだと大人になってから思うようになった。 そういった作品に早々に出会っておく事こそが大事なのだ。 記憶の奥に忘れ去られていても、後の人生で必要とされる時があれば、人はちゃんと思い出す。 「ふと」読み直そうと思う。 その「ふと」の引出しを作っておく為に、学校の教科書や図書室はあるのではないだろうか。 Posted by ブクログ 一房の葡萄 有島武郎 有島武郎の童話集。 文章がとにかく美しくやさしい。そしてそれぞれの主人公の置かれた状況による感情が生々しく伝わってくる描写力。 重たいできごとは起こるが登場人物はおしなべてやさしい。 非常に秀逸な童話集なので、もっと子どもが手に取りやすい形態で広まると良いのだけれど。 宗教色が強い「真夏の夢」と「燕...続きを読むと王子」はいまひとつ。 ◆収録作品 ・一房の葡萄 ・おぼれかけた兄妹 ・碁石を飲んだ八っちゃん ・ぼくの帽子のお話 ・かたわ者 ・火事とポチ ・真夏の夢 ・燕と王子 Posted by ブクログ 生まれ出づる悩み 有島武郎 自分の仕事を神聖なものにしようとする作家・文学者の私は神がかりの様に夢中になって筆を運ばしていることもある。私の周囲には亡霊のような魂がひしめいtて、紙の中に生まれ出でようと苦しみあせっているのをはっきりと感じたこともあった。同じく絵という芸術を追い求める君は生きるために漁夫たちと死の側近くまで行か...続きを読むなければならない。悲壮だ、惨めだ。異邦人の様な気持ちで孤独と闘いながら。隣人への愛がテーマの「生まれ出づる悩み」の他、純粋な魂がテーマの「フランセスの顔」、信仰への精進にあこがれる「クララの出家」、妻への復讐の炎「石にひしがれた雑草」を収めた貴重な一冊。完成度の高い文学作品で何度読んでも新しい感動がある。40年以上前の高校時代に購入した改版16版。お気に入りの永久保存文庫本です。 Posted by ブクログ 有島武郎のレビューをもっと見る