【感想・ネタバレ】小僧の神様・一房の葡萄のレビュー

あらすじ

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

ヒューマニズムを讃える白樺派作家の名作! 〈収録作品〉志賀直哉「小僧の神様」「網走まで」「母の死と新しい母」「正義派」「清兵衛と瓢箪」「城の崎にて」「雪の遠足」「焚火」「赤西蠣太」、武者小路実篤「小学生と狐」「ある彫刻家」、有島武郎「一房の葡萄」「小さき者へ」。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

小五が読んだ。
知らない言葉の解説が同ページ内にあるので読みやすいとのこと。

志賀直哉の文体は簡潔でわかりやすいらしい。拒否感なく読んでくれて親はホッ。
私自身は読んだことがないので評価はなし。
興味を持った時に渡す本としてはこのシリーズがいいんだろうなと思っています。

0
2025年09月27日

Posted by ブクログ

作品紹介・あらすじ

仙吉が奉公する店に、ある日訪れた一人の客。まるで自分の心を見透かすように鮨屋に連れていってくれたこの客の正体に、仙吉は思いをめぐらせ-。少年の心情を鮮やかに切り取った「小僧の神様」をはじめ、白樺派を代表する作家三人の作品を収録。

*****

わけあって志賀直哉の「小僧の神様」が読みたくて書店に行った。本当は岩波書店から出版されている旧かなづかいの一冊が欲しい、なんて大それたことを思っていたのだけれど、残念ながら書店の検索機に引っ掛からず。たった一冊引っ掛かったのがこの「少年少女日本文学館」シリーズの中の一冊だった。対象年齢がいくつなのか分からないけれど、僕は多分「少年少女」の範疇外だと思うので「どうしようかな」と躊躇したのだけれど、結局購入。「現代かなづかい、現代送りがな」が使用されており、全ての漢字にルビが振られている。また分かりづらいと思われる言葉(例えば「触角」「君子」「カンテラ」)などには図解付きの注釈が付いている。至れり尽くせりの一冊なのだけれど、注釈はちょっと煩わしく感じられた。とは言っても、例えば「行李」「掛け茶屋」「按腹」など僕の知らない言葉にも注釈があり、「なるほどそういうことか」と頭が良くなったようにさせてくれるのだから、始末に悪い。それはそうとして。

収録されているのは志賀直哉の「小僧の神様」「網走まで」「母の死と新しい母」「正義派」「清兵衛と瓢箪」「城の崎にて」「雪の遠足」「焚火」「赤西蠣太」、武者小路実篤の「小学生と狐」「ある彫刻家」、有島武郎の「一房の蒲萄」「小さき者へ」の全13編。作者の名前は勿論、作品名も知っていたものが多いのだけれど、恥ずかしながらどれも読んだことはなかった。今回読んでみて「なるほど」とそれなりの面白さを感じることは出来た。特に志賀直哉の人間の心理状態の移り変わりを巧みに表現している内容にはぐっとくるものがあった。「小僧の神様」のA氏の仙吉や自身の行動に対する微妙な心の揺らぎや、「赤西蠣太」の女
性に対する心理に軽く振り回される様は、自分に置き換えることで読み手である僕も妙にドキドキさせられた。

明治から昭和初期くらいにかけての日本の小説家はあまり読んでこなかったのだけれど、これを機に少しずつ読んでみようかな、と思わせてくれた読書体験だった。

0
2024年09月20日

Posted by ブクログ

小僧と神様 志賀直哉 日本文学館

武者小路実篤と共に学習院で学んだと言う
とても繊細な人だったらしい
小説の神様と呼ばれてもいたようだが
夏目漱石とは別の文体で
言葉使いが違うせいか馴染めない所も多く
「小僧と神様」と「雪の遠足」を読んで閉じた
どちらも寂しい話で尻切れとんぼであるところが気になったし
現象面に引き摺られてしまう主人公の悩みがわかるような気がする

0
2023年05月21日

「趣味・実用」ランキング