有島武郎のレビュー一覧

  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    一木けいさんの「1ミリも後悔しない、はずがない」から読みに来ました。

    中高生の時にじっくり読みたかったな。
    生きる指標になる一冊。
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    ひょんなことから読んでみたんだけど正解だった。芸術について、家族についてそれぞれ作者視点から描かれている。しんみりと読んだが良かったと思う。思ってることが小説に書いてあると励まされるような気がする。そういう感じのしたいい作品だったかな。
  • 生まれ出づる悩み
    自分の夢を、家族や生活のために諦めた。
    望んでいなかった未来で、別の選択肢を選んだ自分を夢想しながら、心の中では誰とも分かり合えず異邦人のように暮らしている。
    本当は分かっている、家族や生活は言い訳だと。
    自分に才能があると信じ、それに身を投じる度胸がなかったのだ。
    …決断するのは自分自身。
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    大正時代に書かれたハナシ。
    人間愛、自然愛に溢れた2つの作品。
    私には子供がいないので想像でしか分からないが、子供がいる人には心を締め付けられる話かもしれない。小さき者へ。
    もう一つの生まれ出づる悩みの方が私にはツボ。
    絵を書く人、芸術に携わる人にはグッとくる場面がかなりあるはず。
    主人公がどうなる...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    青空文庫。
    Eテレの「にほんごであそぼ」の「小さき者よ」の歌に心を打たれ、これが出典だと知って読んでみました。まず、自分の親に感謝の念がわき、そして自分はその親の子として、またわが子の親としてしっかりしなくてはいけないと思いました。一生懸命働こうと。
    「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    『小さき者へ』は、妻を失った子供へ書かれた、筆者の複雑な心境が描かれている。
    『生れ出づる悩み』は、芸術家として生きる決心がつかず、遂にはその夢を諦めたある漁師の、芸術に対する苦悩が描かれている。

    どちらも中々暗いテーマを掲げているにも関わらず、文章に悲痛さを感じない。悩みや苦しみの中から、ほんの...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    [小さき者へ]親というものがどれほど子供を愛しているか痛いほど分かる本。自分のオヤジもこう思っているのかと思ったら、一晩泣けた。
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    有島武郎は有名な作家だけど作品を読んだことがなかったので、ページ数も少ないし購入。
    「小さき者へ」から窺えるような父としての有島武郎像と、他人の妻に手を出してしまった有島武郎像がまったく僕の中で結び付かない。僕にとって、作品を読んで作家に興味が向くことは珍しいことなので、有島武郎についてもうちょっと...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    表題作:「愛」は与えること。見返りを求めない。無償の愛の素晴らしさ。
    生まれ出づる悩み:モデルとなった木田金次郎は、同じ道産子。彼の葛藤・そして強さ。絵を一緒に見ると思いが尚更伝わる。
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    子どもの頃に読んで心がざわついた1冊。
    「小さき者へ」の父親の目線から自分の子どもたちに宛てて書いた
    手紙のようなお話しがとても切なく、
    しかし強く背中を押してくれているのを自分の両親と重ね合わせて、
    子どもの時でも親に対する暖かい気持ちと
    切なさとが混ざり合った気持ちになって、
    長らく個人的なベス...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    友人に勧めてもらって読みました。

    美しい文章を読みたい時にうってつけの本です。作者がかつて住んでいた北海道の情景は、さながら風景画を鑑賞するような感慨深さがあります。
    また、当時の時代背景をもってしても、作者の女性や弱き者に対する優しさが読んでいて心地いいです。一見独りよがりなようで、そうでない話...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    明治から大正時代の作家である有島武郎さんの短編小説。初めてこの作家の小説を読みましたが、父親の子どもに対する愛の溢れる「小さき者へ」も、芸術家の苦悩を描いた「生まれ出づる悩み」も、どちらもよかったです。
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    古典文学の有島武郎の著書である。
    小さき者へ、は、我が子たちへあてた手紙であり、その昔の様子を想像するに難くない。
    いつの世も、夢半ばにして諦めることを選択せざるを得ない人がいる。生まれ出ずる悩みとはまさにそれを物語っている。
    明治文学の真髄であり、難解ではあるが、奥深く味わいある内容である。
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
    行け。勇んで。小さき者よ。」
  • 一房の葡萄
    童話にカテゴライズされるようだが、子供を題材とした短編の趣を感じた。登場人物に向けられる眼差しは温かく繊細。
    (2012.1)
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    「小さき者へ」
    我が子への愛や願いがひしひしと伝わってくる、のにな・・・

    「生まれ出づる悩み」
    野心を抱き、他を犠牲にするには、あまりにも優しすぎる「君」。
    才能あるよ、諦めないで、などと言うのは簡単だ。背中を押してやった、なんて自己満足に浸ることもできる。
    それをしない「僕」も、やはり自分の生き...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    小さきものへの感想
    失いそうになって初めて、大切なものに気づき、守ろうとした。しかし、その失われそうになっていたものは、自分にこれから守るべきものを与えてくれていたことに気がついた。それらをこれから守るという自分自身への決意表明のようなお話。
    生まれ出づる悩みの感想
    自分の希望する道へ進むことができ...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    有島武郎の顔と作品とのギャップがよく顕れた文庫でした。
    小さき者へは、イメージ通りのインテリなパパ。他人の娘の立場からすると、どんな感想も陳腐というか安くなるというか。
    生れ出づる悩みはカインの末裔寄り。北海道の冬の描写の真に迫ることよ、こんなキレイな顔して…って感じ。
    私はこの作品をひたすら「芸術...続きを読む
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    実家にある亡き父の本棚から、何となく持ち出してきた1冊。
    偶然にも父の命日に読んでしまい「はっ」とさせられた。
    父さんの子として生まれてこれたことに感謝。
    私のために必要なものをたくさん遺してくれてありがとう♪
  • 小さき者へ・生れ出づる悩み
    これを読んで、また一層有島武郎を好きになった。
    自然の逞しさや優美さを描き出すと同時に、人の心のこころもとない揺れ動きも捉えているからだ。
    世界と自分を結びつける共感のあり方、これについての彼の表現が心にすとんと落ちてくる。

    彼がアメリカ留学から帰国する際の愛読書が「アンナ・カレーニナ」だったこと...続きを読む