【感想・ネタバレ】小さき者へ・生れ出づる悩みのレビュー

ユーザーレビュー

たろり 2018年07月11日

一木けいさんの「1ミリも後悔しない、はずがない」から読みに来ました。

中高生の時にじっくり読みたかったな。
生きる指標になる一冊。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年12月18日

ひょんなことから読んでみたんだけど正解だった。芸術について、家族についてそれぞれ作者視点から描かれている。しんみりと読んだが良かったと思う。思ってることが小説に書いてあると励まされるような気がする。そういう感じのしたいい作品だったかな。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2012年11月01日

大正時代に書かれたハナシ。
人間愛、自然愛に溢れた2つの作品。
私には子供がいないので想像でしか分からないが、子供がいる人には心を締め付けられる話かもしれない。小さき者へ。
もう一つの生まれ出づる悩みの方が私にはツボ。
絵を書く人、芸術に携わる人にはグッとくる場面がかなりあるはず。
主人公がどうなる...続きを読むのか、半ば心配しながら読み進めていった。
君と問いかけるように紡ぐ文が素敵。

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年06月14日

青空文庫。
Eテレの「にほんごであそぼ」の「小さき者よ」の歌に心を打たれ、これが出典だと知って読んでみました。まず、自分の親に感謝の念がわき、そして自分はその親の子として、またわが子の親としてしっかりしなくてはいけないと思いました。一生懸命働こうと。
「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの...続きを読む父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れないものの前に道は開ける。 行け。勇んで。小さき者よ。」
「小さき者へ 十分人世は淋しい。私たちは唯そういって澄ましている事が出来るだろうか。お前達と私とは、血を味った獣のように、愛を味った。行こう、そして出来るだけ私たちの周囲を淋しさから救うために働こう。私はお前たちを愛した。そして永遠に愛する。」

このレビューは参考になりましたか?
ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年01月31日

『小さき者へ』は、妻を失った子供へ書かれた、筆者の複雑な心境が描かれている。
『生れ出づる悩み』は、芸術家として生きる決心がつかず、遂にはその夢を諦めたある漁師の、芸術に対する苦悩が描かれている。

どちらも中々暗いテーマを掲げているにも関わらず、文章に悲痛さを感じない。悩みや苦しみの中から、ほんの...続きを読む少しの希望を見出そうとする姿勢。人間が、自分の弱さの中から強さを見出す瞬間の苦悩が鮮やかに描写された作品であると感じた。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年10月05日

[小さき者へ]親というものがどれほど子供を愛しているか痛いほど分かる本。自分のオヤジもこう思っているのかと思ったら、一晩泣けた。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年11月08日

有島武郎は有名な作家だけど作品を読んだことがなかったので、ページ数も少ないし購入。
「小さき者へ」から窺えるような父としての有島武郎像と、他人の妻に手を出してしまった有島武郎像がまったく僕の中で結び付かない。僕にとって、作品を読んで作家に興味が向くことは珍しいことなので、有島武郎についてもうちょっと...続きを読む勉強してみようかと思う。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年10月24日

表題作:「愛」は与えること。見返りを求めない。無償の愛の素晴らしさ。
生まれ出づる悩み:モデルとなった木田金次郎は、同じ道産子。彼の葛藤・そして強さ。絵を一緒に見ると思いが尚更伝わる。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年10月12日

子どもの頃に読んで心がざわついた1冊。
「小さき者へ」の父親の目線から自分の子どもたちに宛てて書いた
手紙のようなお話しがとても切なく、
しかし強く背中を押してくれているのを自分の両親と重ね合わせて、
子どもの時でも親に対する暖かい気持ちと
切なさとが混ざり合った気持ちになって、
長らく個人的なベス...続きを読むト1になっていた大切な本です。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2020年06月30日

友人に勧めてもらって読みました。

美しい文章を読みたい時にうってつけの本です。作者がかつて住んでいた北海道の情景は、さながら風景画を鑑賞するような感慨深さがあります。
また、当時の時代背景をもってしても、作者の女性や弱き者に対する優しさが読んでいて心地いいです。一見独りよがりなようで、そうでない話...続きを読むの内容からも、彼の人としての魅力が溢れんばかりに表現されています。
非常に著名な方であるのに、恥ずかしながら私は今まで知らなかったのですが、その人生の山谷にも引き込まれました。本作のような繊細さと周りへの尊敬を忘れない作者が、最後は不倫相手と心中してしまうというそのギャップにも目を向けざるをえません。有島武郎という人物についても、本書に書かれていますので、彼の繊細さ溢れるお話を読みつつ、大胆にも感じるその人生を考えながら読むことをお勧めします。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2017年03月23日

明治から大正時代の作家である有島武郎さんの短編小説。初めてこの作家の小説を読みましたが、父親の子どもに対する愛の溢れる「小さき者へ」も、芸術家の苦悩を描いた「生まれ出づる悩み」も、どちらもよかったです。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2016年01月04日

古典文学の有島武郎の著書である。
小さき者へ、は、我が子たちへあてた手紙であり、その昔の様子を想像するに難くない。
いつの世も、夢半ばにして諦めることを選択せざるを得ない人がいる。生まれ出ずる悩みとはまさにそれを物語っている。
明治文学の真髄であり、難解ではあるが、奥深く味わいある内容である。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2013年02月06日

「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ。前途は遠い。そして暗い。然し恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。
行け。勇んで。小さき者よ。」

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年12月09日

「小さき者へ」
我が子への愛や願いがひしひしと伝わってくる、のにな・・・

「生まれ出づる悩み」
野心を抱き、他を犠牲にするには、あまりにも優しすぎる「君」。
才能あるよ、諦めないで、などと言うのは簡単だ。背中を押してやった、なんて自己満足に浸ることもできる。
それをしない「僕」も、やはり自分の生き...続きを読む方に自信など持ちあわせておらず、そして優しい人物なのだと思う。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年10月23日

小さきものへの感想
失いそうになって初めて、大切なものに気づき、守ろうとした。しかし、その失われそうになっていたものは、自分にこれから守るべきものを与えてくれていたことに気がついた。それらをこれから守るという自分自身への決意表明のようなお話。
生まれ出づる悩みの感想
自分の希望する道へ進むことができ...続きを読むず、家族のためについた仕事で不本意ながら汗をかく。生きるということはこういうことが大概あるのではないだろうか。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年09月21日

有島武郎の顔と作品とのギャップがよく顕れた文庫でした。
小さき者へは、イメージ通りのインテリなパパ。他人の娘の立場からすると、どんな感想も陳腐というか安くなるというか。
生れ出づる悩みはカインの末裔寄り。北海道の冬の描写の真に迫ることよ、こんなキレイな顔して…って感じ。
私はこの作品をひたすら「芸術...続きを読むと生活」というテーマに注目して読んだけど、それを一段引いたところから見ているのが太宰なんかとは違うなぁと感じた。芸術も生活も手に入れた者の余裕というかw
解説には後ろめたさ、という言葉が出てきていたけれど、労働者と芸術家のギャップという点に絞れば、この2作品はけっこう近いところにあると思う。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年08月13日

実家にある亡き父の本棚から、何となく持ち出してきた1冊。
偶然にも父の命日に読んでしまい「はっ」とさせられた。
父さんの子として生まれてこれたことに感謝。
私のために必要なものをたくさん遺してくれてありがとう♪

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2011年05月10日

これを読んで、また一層有島武郎を好きになった。
自然の逞しさや優美さを描き出すと同時に、人の心のこころもとない揺れ動きも捉えているからだ。
世界と自分を結びつける共感のあり方、これについての彼の表現が心にすとんと落ちてくる。

彼がアメリカ留学から帰国する際の愛読書が「アンナ・カレーニナ」だったこと...続きを読むは興味深いなぁ。彼の短編「親子」も読んでみたい。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年12月31日

正直自分の読解力では読むのが辛かった。
それでも有島武朗が作中で語る子供への愛や、生きることへの慰めには涙を滲ませた。

ぜひ、また読み直してみたいと思う。

このレビューは参考になりましたか?

Posted by ブクログ 2010年11月08日

父の、子への希い。

母のことを伝える、痛切な言葉。

成長し、そして自らを越えて欲しい。そのために足跡を残す。

忠義をするが、ゆえあって話せないゆえにひどい誤解を受ける例。

心に沁み入る文章。

このレビューは参考になりましたか?