有島武郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
友人に勧めてもらって読みました。
美しい文章を読みたい時にうってつけの本です。作者がかつて住んでいた北海道の情景は、さながら風景画を鑑賞するような感慨深さがあります。
また、当時の時代背景をもってしても、作者の女性や弱き者に対する優しさが読んでいて心地いいです。一見独りよがりなようで、そうでない話の内容からも、彼の人としての魅力が溢れんばかりに表現されています。
非常に著名な方であるのに、恥ずかしながら私は今まで知らなかったのですが、その人生の山谷にも引き込まれました。本作のような繊細さと周りへの尊敬を忘れない作者が、最後は不倫相手と心中してしまうというそのギャップにも目を向けざるをえません -
Posted by ブクログ
有島武郎文学忌 星座忌
雑誌『白樺』(1910年4月-1923年8月)の同人。白樺派で博愛主義と言われています。が、たしか「らんたん」作中で 案外嫌われていた記憶があります。
「小さき者へ」
1918年(大正7年) 雑誌『新潮』
1917年妻を結核で失った著者が、幼い子らへ残した手記。
男の子が三人おり 長男さんが1911年生まれなので 6歳、5歳、2歳くらいのお子さんを残した母親はどんなにか心配でしたでしょうか。
この手記では、息子たちの将来を案じながら、父として誠実であろうとする言葉が綴られています。それなのに 有島は、わずか5年後の1923年、女性との情死を選びます。
子供たち -
Posted by ブクログ
この作品は 有島武郎さんの創作童話にあたる
主人公の僕は
幼い頃から絵を描くことが大好きだった
級友のジルが持っている上質な絵の具で
描いてみたくなり
衝動にかられて ジルの絵の具を盗んでしまう…
しかしすぐに…
大好きな先生に盗んだことがバレてしまい…
じわじわと 盗んだことへの恥ずかしさや
後悔が襲ってきて
大好きな先生の前で 泣き続けてしまう…
あのとき絵の具を盗まなかったら…
あのとき盗んだことが露呈しなかったら…
後悔の波が押し寄せる僕に
先生は優しく許してくれて
一房の葡萄を分けてくれる
盗んだ事実を叱るのではなく
どうして盗んだのか…
ど