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人気シリーズ「乙女の本棚」第19弾は横光利一×イラストレーター・いとうあつきのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
もうあたし、これでいつ死んだっていいわ。
海のそばにある家。そこで彼は、日に日に弱っていく妻を一人看病し続けていた。
横光利一の『春は馬車に乗って』が、『26文字のラブレター』などで知られる人気イラストレーター・いとうあつきによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
Posted by ブクログ 2024年01月28日
横光利一さん、縁がないけど気になってたので手に取った乙女の本棚シリーズ。
死の淵にある妻とそれを看病する夫を描写した物語。
美しく柔らかなイラストのおかげで、文章だけだとどんどん暗く重たくなるストーリーが、一定の愛情と美しさを保って捉えられます。
本人ではどうしようもなく、病による不安や理不尽さか...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月30日
1898/3/17〜1947/12/30 利一忌
1926年作
病気で自由にならないその身の悔しさと最期が近づく苦悩。その病気が言わせるワガママを夫に放つ事ができる素敵なカップルだなあと思うのです。
それでも 看病と経済に疲れを感じつつある夫。
医者から、いよいよ現実的な最期を知らされた夫は死に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月13日
病の苦しみ、やがて訪れる死を前に揺れ動き、苦悩し、そして鎮まっていく二人。
2人のやり取りが、のたうちまわり、苦しみながらも、澄みきっていく過程が丁寧。
イラストも、秋から、苦悩に満ちた冬、春への移り変わりが描かれていてどこを開いても美しい。
文字色も工夫してあるのかな?
終わりと春にむかううつろい...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月21日
乙女の本棚シリーズから、横光利一さんといとうあつきさんのコラボ作品「春は馬車に乗って」です。なんともきれいな色使いのいとうあつきさんのイラストは、とってもステキです!
内容は、肺の病に侵され余命わずかな妻を看取る夫のお話です。病に苦しみ、夫にあたるしかない妻…夫も妻に振り回されながらも妻に寄り...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月13日
はい、20オネエです
『乙女の本棚シリーズ』も、もはやベテランの域です
乙女の本棚プロと言ってもどこからも異論は出ないと思われます
そんなプロからこれから『乙女の本棚シリーズ』を読もうとしている皆さんに貴重なアドバイスをしましょう
先に解説みたいなん読んじゃダメです絶対
そっちに引っ張られちゃ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月01日
イラストが綺麗。
文章がキレイだからなのか。
美しい死の話。
肺の病気で寝ている妻を看病する夫とのやりとり。
妻は辛そうで、わがままを言うが、それを必死で受け止めようとする夫の献身。
病状が悪化してゆき、夫も辛い。
ダメになりそう。
冬を越せて良かった。
素敵な花咲く春まで生きていられて
良かった。...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月21日
横光利一 × いとうあつきさんコラボ作品
「春は馬車に乗って」読みました。
肺結核で衰弱していく妻を献身的に看病する夫。
庭に池があって寝室からは海が見える家で
若い夫婦ふたりで暮らしている…。
そんな夫婦の儚くも美しい愛の物語。
人は死ということに向き合う時に
「否認、怒り、取り引き、抑うつ、...続きを読む
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