ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
9pt
発達障害の観点から小説版ムーミン・シリーズを読み解いた、全く新しいムーミン評論! 登場するキャラクターはみな自分勝手で、てんでバラバラなのに、ムーミン谷ではみんなが仲よく暮らしているのはなぜなのか。はみだしている人たちのために書かれたというムーミン・シリーズの新たな魅力を見いだし、ムーミン谷のように、誰もが住みよい世界をつくるヒントに満ちた1冊。作品の奥深さ、トーベ・ヤンソンの才能の素晴らしさがより多面的にわかる。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「〜これまでよりじぶんらしくあることができるようになった、つまり安心して「自閉」し、思うぞんぶんじぶんの世界を楽しんでいられるようになったということではないでしょうか。」という一文が印象に残った。つまり、『自閉症は津軽弁を話さない』の時に違和感とともに感じた、“自閉的すなわち生きづらい”という前提...続きを読むが、ムーミン谷にはない。 ニューロマイノリティとニューロマジョリティ、ニューロダイバーシティという言葉を初めて知った。「他者にシンクロしづらい」「自分に対する関心の集中」などの「自閉」的な特徴を、ネガティブなものとして語っていない。だってそのように自分が存在してるなら、しかたないものね? ムーミンパパの冒険好きをADHDとして読み解くくだりで、筆者も交流があるという高野秀行さんが登場。そこから派生して、ネット上で読める高野さんと横道さんの対談や、高野さんによる横道さん著書の書評なども読むことができた。高野さんのいう「書くことで混沌が整理される」には共感する。 横道さんの研究スタイルは「当事者研究」と呼ばれるものらしいが、当事者研究じゃない研究ってあるのだろうか。マジョリティがマイノリティを観察して研究したとしても、それは「マジョリティから見るとマイノリティはこう見える」という当事者研究なのではないか。発達特性はグラデーションだとすると、マジョリティとマイノリティという概念は本当に成立するのだろうか。マジョリティなんて本当にいるのか。何が何だかわからなくなってきた。とりあえずムーミンシリーズ読破も途中で止まっているので再開しないと。読むべき本が多すぎて、生活してる場合じゃない(?)。
▼ムーミンシリーズを紹介しつつ。ムーミンの世界観が「発達障害」の人たちの感性世界観に近似値だということを触れていきます。 根っこには、 「発達障害的な現実社会との不適合感というのは、個人のシアワセとか生き様の豊かさを考えると、実は人間的で魅力的なのでは。少なくとも悪くはないよね。だってほら、みん...続きを読むなムーミンの特色ある世界観が好きでしょう?」 という通底音が流れている・・・というような本だったかと思います。 ▼発達障害については、当方は不勉強であまり分かりません。ただ、かつて芥川龍之介さんは 「人生は狂人のオリンピックだ。その競技に疲弊したら、人生を降りるしかない」 みたいなことを言ってました。侏儒の言葉だったかと。 つまりまあ、世俗現実の中で十分泳いでいるように見える人だって、みんな顕微鏡で拡大したらどこかしらかオカシイ。というかオカシかったり、残酷だったり、鈍感だったり、そういう偶然的な条件が無いと、浮世を疲れずに渡れるはずがない、ということかと。どこかオカシイ人たちのマラソン競技みたいなもの。それは全くその通りかと。 だから浮世でうまくやれているから、「正常=善=正義」だなんてことはあるわゃあありません。むしろどっちかというと逆。 浮世の我慢比べみたいな競争に、「いちおりた」と開き直ってしまった方が健康にいいことは多々あるでしょう。 ▼ムーミンシリーズの世界観は、そんなことを、 「何かをあからさまに批判するのではなく、ファンタジーの仕掛けで楽しく豊かに歌いあげている」 という要素があると思います。だから、時代と国境と言語を超えて愛されるのでしょうね。 もちろん、コミックス化に成功して、テレビアニメ化に成功した、というのが直接な原因なんでしょうが。でもどうしてそうなったのかというと、物語全体の特色はきっとそうなんだろうな、と思います。 ▼キーワードはキャラクターたちの織り成す世界観なんでしょう。だって、(全部は読んでないですが)物語ひとつひとつが、こよなくエンタメでオモシロイ!ということはあまり無いと思うので。 ▼ムーミンシリーズの原作は、2つくらい読んだと思います。ほかもいずれ読みたいな、とずーーーーっと思って果たしていないので、この本はムーミンシリーズの「100分de名著」的なダイジェスト解説みたいな魅力がありました。「ああ、読んでみたいな」と思わせる。愉しんだ読書でした。 しかしまあ、トーベ・ヤンソンさんの作品の世界観っていうのは、確かに際立って持ち味の輪郭があって、尽きせぬ興味がありますね。経済成長の狂騒曲幻想が終わって、低成長・マイペース・肯定感溢れる癒し、、、みたいなキーワードが浮上している世相では、特にそうなんぢゃないかと思います。
発達障害の立場からムーミンを見るとこう読み解けるのかと納得する面と、うーんの部分があった。 確かに子供の頃に読んだ本の中で、ムーミン谷のメンバーはだいぶ個性的で、自由気ままに生きているように見えて、そこもまた魅力だった。アニメのムーミンも見ていたけど、なんか別の物としてみていたような、、、。どっちも...続きを読む好きだった。子供としては面白ければあり。 この本の内容を頭の片隅に置いておきながら、シリーズを再読してみようと思う。違う景色が見えるか?
ムーミン谷での出来事ならば、「そういうもんか」とすんなり受け入れちゃうな。私はヘムレンさんが好きだ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
なぜスナフキンは旅をし、ミイは他人を気にせず、ムーミン一家は水辺を好むのか
新刊情報をお知らせします。
横道誠
フォロー機能について
「ホーム社」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
アダルトチルドレンの教科書
あなたも狂信する 宗教1世と宗教2世の世界に迫る共事者研究
ある大学教員の日常と非日常
京都の人ってなんであんな感じなんですか?
〈逆上がり〉ができない人々――発達性協調運動症(DCD)のディストピア
空気が読めない大学教員と自己嫌悪のYouTuberはみずからのコミュニケーション困難にどう向きあってきたか チームワークが苦手な人へ
ケアする対話 この世界を自由にするポリフォニック・ダイアローグ
試し読み
「心のない人」は、どうやって人の心を理解しているか――自閉スペクトラム症者の生活史
「横道誠」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲なぜスナフキンは旅をし、ミイは他人を気にせず、ムーミン一家は水辺を好むのか ページトップヘ