肝臓先生

肝臓先生

小説・文芸
671円 (税込)

3pt

町医者というものは、風ニモマケズ、雨ニモマケズ、常に歩いて疲れを知らぬ足そのものでなければならぬ――どんな患者も肝臓病に診たてたことから“肝臓先生”とあだ名された伊東の開業医・赤城風雲。戦争まっただなか、赤城は、蔓延する肝臓炎を撲滅せんと、寝食を忘れて研究に没頭、患者のために今日も走りまわっていた……。滑稽にして実直な、忘れ得ぬ人間像を描き出した感動の表題作のほか、「魔の退屈」「私は海をだきしめていたい」「ジロリの女」「行雲流水」を収録。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    肝臓先生
  • タイトルID
    :
    284458
  • 電子版発売日
    :
    2014年10月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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肝臓先生 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ジロリの女って、令和でゆうと、金ない男が、エスカレート昇進する超しごでき女に目をつけて(しかも複数)、でもそんな金なしプライド高杉男になんて微塵も興味ない女たちで、高尚な言葉テクニックで気があるように見せかけておき、最後にどん底へ突き落とす、爽快な物語って感じで、「オレはあ、お前しかいないんだもん、まじで会社の飲み会で男いるなら絶対行かんといて…」って恋人でもない分際で言ってくるやつって感じがして超おもしろかったなあ、個人的には魔の退屈が文体好きだったよん

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    『だれかが迷ってくれて、足で歩いて道を作ってくれたから、僕ら迷わず歩いて行けるよ』

    安吾、凄まじい。
    よかった。
    僕が迷うて苦悶してなにかを見つけらたり、なにも見つけられない道だと証明して、後の誰かの道になれば良いと思った。

    大先輩に敬愛を捧ぐ。

    0
    2014年05月25日

    Posted by ブクログ

    結構えげつない部分もあるはずなのに、そんなものは些末なことだと思わせるのが坂口安吾、という印象がある。
    どこかしらに散りばめられた「戦争」にはいつも深く感じ入るのだが、『肝臓先生』はこれまでに読んできたものとは何か違った、一種の感動さえあった。
    しかし、短いせいなのか、何度読んでも『私は海をだきしめていたい』が記憶に残らないのはなぜだろう。
    「毎回新しい気持ちで読める」と言えば聞こえは良いけれど…

    0
    2014年03月01日

    Posted by ブクログ

    「私はあなたから、人の子の罪の切なさを知りました。罪の持つ清純なものを教わりました。」――『ジロリの女』

    私が安吾の文章を読んで、たまらなく悲しく、どうしようもなく切なく、そして苦しいほど何かに向かって声の限りに叫びたくなるのは、たぶん、安吾が優しくて潔癖で、強靭で狂人だからだろう。

    「私はいつも神様の国へ行こうとしながら地獄の門を潜ってしまう人間だ。ともかく私は始めから地獄の門を目指して出かける時でも、神様の国へ行こうということを忘れたことのない甘ったるい人間だった。」――『私は海をだきしめていたい』

    安吾は自分の弱さを認めている。自分の無知さも認めている。そして彼は、自分の恥も認めている。
    それがどれほど絶望的なことかを、安吾は知っているのだと思う。それでいて、いやそれなのに、彼は人間を信じている。人間である自分を信じている。それはもう、驚くくらい一途に信じているのだ。

    私は安吾が好きかというと、よくわからない。
    しかし、安吾を愛している。
    こんなに潔癖で狂人で、強靭で優しい人がいたらと思うと怖い。でも、そんな彼を、とても愛しく思うのだ。

    0
    2012年02月03日

    Posted by ブクログ

    同出版社の『白痴・二流の人』がかなり面白かったので購入。見事期待に応えてくれた一冊だった。
    今回思ったのは、安吾特有の肉体が前景化される作品よりも、「魔の退屈」のようなエッセイや「肝臓先生」のような作品の方が僕は好きだ。もちろん、肉体・精神を描いた作品も好きだし、安吾の思想を知るためにはそっちを読まなければいけないのはわかっているけれども。
    とにかく、安吾は面白い。好きな作家が増えて嬉しい。

    0
    2011年05月05日

    Posted by ブクログ

    やっぱ坂口のあんちゃん最高やわ 笑
    肝臓先生の感動ストーリー?もさることながら、あんちゃんの女論はオレを強くする。見習うしかないかな。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    幾つか短編が入ってる中「私は海を抱きしめていたい」が特に好き。満足ができない人間の侘びしさと、女性の美しさの表現が素敵すぎて参りました。「魂の姿態」が美しいという惚け方は、なんかイイですよね。「ジロリの女」のラストも愚かで綺麗で好き。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    坂口安吾は無頼派と呼ばれているが、作品を読むと、ものすごく繊細な人だったのではないかと感じる。人の心の底を覗き込むような、読む人をドキリとさせるような。坂口安吾は、やっぱり面白い。

    0
    2022年11月18日

    Posted by ブクログ

    流行性肝臓炎との闘いは、ある意味戦争との闘い。それでも患者と向き合い、そして戦争の犠牲となってこの世を去る。短編の中に偉大な人物像が凝縮されている。

    0
    2015年08月12日

    Posted by ブクログ

    短編集。出始めは読み方が良く分からなく、読みのペースがつかめなかった。無頼派とのことだが、何が無頼なのか小説からは、分からないが、思い出せない漢字はひらがなのままでいいという、この当時の小説家ではあまり言いそうもないことが無頼派か。もっとも無頼派とは私生活のことであろう。表題は、ずいぶん前に映画で見たが、小説の方も正体不明の迫力が映画同様であり、読み返してしまった。

    0
    2015年03月09日

肝臓先生 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    肝臓先生
  • タイトルID
    :
    284458
  • 電子版発売日
    :
    2014年10月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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